日経DIクイズ 服薬指導・実践篇6

  • ページ数 : 152頁
  • 書籍発行日 : 2004年10月
  • 電子版発売日 : 2012年3月1日
¥5,028(税込)
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商品情報

内容

大好評「日経DI」2003年9月号から2004年8月号までに掲載された41題と、新たに書き下ろした9題を加えた計50題を収載!薬剤師が服薬指導の実践力を身につけられる一冊です。

電子書籍版では、収録薬剤名からの今日の治療薬へのリンク参照、目次・索引リンク、串刺し検索などを搭載し、より立体的に参照いただけます。

序文

今春、学校教育法と薬剤師法の改正案が国会で可決・成立し、薬剤師の悲願とされてきた「薬学教育6年制」の実現が決まりました。2006年から施行される予定なので、2012年の春に6年の薬学教育を修了した新しい薬剤師が社会に出てくることになります。薬学教育6年制導入の目的は、医療の担い手にふさわしい高い資質を備えた薬剤師を養成することです。すでに医療現場で活躍されている薬剤師の方々はこの法改正の趣旨をくんで、より一層自己研鑽に励む必要があるでしょう。本書は、そのような薬剤師に打ってつけの服薬指導の学習書です。薬局での薬剤師と患者の対話を題材としてクイズを解きながら、自然に"服薬指導力"が身に付くように編集されています。

「日経DIクイズ」シリーズは、お陰様で6巻を数えるまでになりました。過去5巻の累計販売部数はおよそ12万部に達しており、すでにお手元に何冊かの「日経DIクイズ」をお持ちの薬剤師の方もたくさんいらっしゃると思います。そうした方々はもちろん、今回初めて「日経DIクイズ」を手に取られた方も、現場の薬剤師に支持されてきた本書を、日々の業務にぜひお役立ていただければと思います。

本書に収められているクイズは、薬局・薬剤師向けの月刊誌「日経ドラッグインフォメーション」の2003年9月号から2004年9月号までに掲載された41題に、本書用に新たに書き下ろした9題を加えた計50題です。この中には、服薬指導と並ぶ重要な薬剤師業務である疑義照会を扱ったクイズも5題含まれています。

今回はクイズのほかに、「『指導が難しい薬』の服薬指導」についての解説記事を収載しました。抗癌剤、抗不整脈剤、抗精神病剤、糖尿病用剤について、それぞれの服薬指導の勘所をベテラン薬剤師が解説しています。「医師が処方を決めるまで」では、4人の専門医の方々に四つの疾患・病態について書き下ろしていただきました。これらは高度な内容が平明な文章で書かれているのが類書にない特徴だと思います。

「日経DIクイズ」の新作が発売されるたびに、過去の巻をほしいという声が編集部に寄せられますが、「1」および「2」はすでに絶版であることをお伝えしなければなりません。これは、時の経過に伴う治療体系の変化、薬剤の適応の変更、新たな副作用報告、新薬の登場などで、一部のクイズがクイズとして成立しなくなったことによるものです。ご理解いただけますようお願いします。なお、「3」は在庫に限り、「4」および「5」はしばらくの間、販売を続ける予定です。

本書の編集は、日経ドラッグインフォメーション編集部の大滝隆行、出版開発部の田島健などが行いました。最後になりましたが、日ごろより多大なるご協力をいただいている「日経DIクイズ」執筆陣、および「医師が処方を決めるまで」を快くご執筆いただいた専門医の方々に厚く御礼申し上げます。


2004年 10月

日経ドラッグインフォメーション編集長
風間 浩

目次

どう話す? どこまで話す?「指導が難しい薬」の服薬指導

1 抗癌剤 副作用発現時期を予測し早めに対策を講じる

2 抗不整脈剤 治療目的や副作用を説明し用法・用量の順守を徹底する

3 抗精神病剤 服薬継続の必要性を繰り返し説明する

4 糖尿病用剤 低血糖の説明・対策は薬局薬剤師の責務

症例に学ぶ 医師が処方を決めるまで

1 便秘 大腸刺激性下剤を連用せず塩類下剤や漢方で便意促す

2 水虫 病型や合併症に応じて外用と内服を使い分ける

3 消化性潰瘍 治癒率・安全性・経済性を総合的に判断して薬剤選択

4 関節リウマチ 副作用に注意しながら有効性の高いDMARDsを選択

日経DIクイズ

1 乳幼児嘔吐下痢症に併用された坐剤と経口剤

2 貼付剤の効果を心配する喘息児の母親

3 ADHD児に処方された中枢刺激剤

4 ニキビ患者に処方された抗真菌剤

5 クラミジア感染症の妊婦に処方された抗菌剤

6 重症慢性蕁麻疹とH.ピロリ除菌療法

7 鎮痛剤の副作用を心配する生理痛患者

8 フケ症患者に抗真菌剤が処方された理由

9 挙児を希望する潰瘍性大腸炎患者

10 喘息患者で血中尿酸値が上昇した理由

11 出産後間もなく発症したバセドウ病患者

12 多毛症患者に処方された利尿剤

13 高山病予防に処方された炭酸脱水酵素阻害剤

14 男性不妊患者に排卵誘発剤が処方された理由

15 メトトレキサートの副作用に悩むリウマチ患者

16 喘息治療薬の吸入で刺激を感じた理由

17 飲み忘れが多い患者に処方されたCa拮抗剤

18 タケプロンOD錠服用患者が訴えるブツブツ感

19 外用抗真菌剤の剤形の使い分け

20 大腸癌患者に追加された葉酸製剤

21 ホルモン補充療法で癌発生を心配する患者

22 降圧剤とスタチン系薬剤の相互作用

23 禁煙補助剤と相互作用を起こす薬剤

24 不眠を訴える睡眠時無呼吸症候群患者

25 掌蹠膿疱症患者に処方された経口剤

26 2型糖尿病患者へのインスリン療法の導入

27 相互作用に注意が必要な高脂血症用剤

28 Ca拮抗剤とARBの食事の影響

29 胆嚢摘出手術後の症状を改善する薬剤

30 貼付剤のマークが気になる狭心症患者

31 自律神経失調症治療薬の相互作用

32 狭心症患者に併用されたACE阻害剤

33 糖尿病治療薬が変更された理由

34 抗菌剤が2種類併用された理由

35 速効型インスリン分泌促進剤を食直前に飲む理由

36 高リン血症治療薬が変更された透析患者

37 新しいホルモン剤の副作用を心配する患者

38 心筋梗塞後患者の運動は是か非か

39 乳癌治療薬で注意すべき副作用

40 点眼と涙嚢部圧迫の後に出現するめまい

41 ビタミンK製剤が追加併用された骨粗鬆症患者

42 アスピリン喘息の原因となる解熱鎮痛剤とは

43 頻尿を訴える前立腺肥大患者

44 癌患者に処方されたモルヒネ代替製剤

45 帯状疱疹の後遺症を防ぐための処方

日経DIクイズ 疑義照会

46 整形外科通院中に処方されたSSRI

47 慢性副鼻腔炎患者が注意すべき併用薬

48 シスチン尿症の治療に使用される薬剤

49 高脂血症患者に処方されたNSAIDs貼付剤

50 副鼻腔炎患者に処方された抗菌剤

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書籍情報

  • ISBN:9784822212315
  • ページ数:152頁
  • 書籍発行日:2004年10月
  • 電子版発売日:2012年3月1日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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