日経DIクイズ 服薬指導・実践篇7

  • ページ数 : 148頁
  • 書籍発行日 : 2005年10月
  • 電子版発売日 : 2012年3月1日
¥5,028(税込)
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商品情報

内容

「日経DI」2004年10月号から2005年9月号に掲載したクイズを見直し再編集。新たに書き下ろしを加えた全55題と、第一線の臨床医が薬剤師向けに解説する「症例に学ぶ 医師が処方を決めるまで」を収載!

電子書籍版では、収録薬剤名からの今日の治療薬へのリンク参照、目次・索引リンク、串刺し検索などを搭載し、より立体的に参照いただけます。

序文

発刊に当たって


マスコミでの健康情報の氾濫、医療費の窓口負担増などを背景に、患者さんが薬局の薬剤師に求める知識のレベルはますます高く、さらには広範になっています。来年4月からは、いよいよ薬剤師養成のための薬学教育が6年になります。今ほど「臨床に強い薬剤師」が求められている時代は、かつてなかったと言っても過言ではないでしょう。

本書は、実践に即した臨床薬学知識を身に付けたいと考えている薬剤師に最適な服薬指導の学習書です。薬局での薬剤師と患者の対話を題材としてクイズを解きながら、自然に"服薬指導力"が身に付くように編集されています。

「日経DIクイズ」シリーズは、お陰様で7巻を数えるまでになりました。過去6 巻の累計販売部数は13万部を突破しており、既にお手元に何冊かの「日経DIクイズ」をお持ちの薬剤師の方もたくさんいらっしゃると思います。そうした方々はもちろん、今回初めて「日経DIクイズ」を手に取られた方も、現場の薬剤師に支持されてきた本書を、日々の業務にぜひお役立ていただければと思います。

本書に収められているクイズは、薬局・薬剤師向けの月刊誌「日経ドラッグインフォメーション」の2004年10月号から2005年9月号までに掲載された42題(うち12題は有料版「日経DI Premium」のみに掲載)に、本書用に新たに書き下ろした13題を加えた計55題です。「日経ドラッグインフォメーション」創刊以来、読者の方々に最も喜んでいただいているクイズの本数をより多く掲載するため、今回は思い切って書き下ろし分を増やしました。合計の問題数も前巻までの50題から5題増えています。また、これを機に表紙デザインも一新しました。

今回もクイズのほかに、第一線の専門医が処方を決めるまでの思考の流れを明かす「医師が処方を決めるまで」を収載しています。「アレルギー性鼻炎」「高血圧症」「排尿障害」「うつ病」について、4人の専門医の方々に書き下ろしていただきました。このコーナーも大変評判がよいので、今回は前巻まで以上に多くのページを割いています。

「日経DIクイズ」の新作が発売されるたびに、過去の巻を欲しいという声が編集部に寄せられますが、「1」および「2」は既に絶版であることをお伝えしなければなりません。これは、時の経過に伴う治療体系の変化、薬剤の適応の変更、新たな副作用報告、新薬の登場などで、一部のクイズがクイズとして成立しなくなったことによるものです。ご理解いただけますようお願いします。なお、「3」は在庫限り、「4」「5」「6」はしばらく販売を続ける予定です。

本書の編集は、日経ドラッグインフォメーション編集部の亀甲綾乃、大滝隆行が中心になって行いました、最後になりましたが、日ごろより多大なるご協力をいただいている「日経DIクイズ」執筆陣、および「医師が処方を決めるまで」を快くご執筆いただいた専門医の方々に厚く御礼申し上げます。


2005年 10月

日経ドラッグインフォメーション編集長
風間 浩

目次

症例に学ぶ 医師が処方を決めるまで

1. アレルギー性鼻炎
病型や季節変動を考慮した治療
日記や花粉情報の活用も有用

2. 高血圧症
増える肥満や糖尿病の合併例
病態に応じた降圧剤選択が重要

3. 排尿障害
尿閉、尿意切迫の症状に対し
α遮断剤と抗コリン剤を使い分け

4. うつ病
共存する精神障害に応じて
根拠のある薬剤を選択する

日経DIクイズ

1 小児の下剤と混合可能な飲み物とは

2 マクロライドの味を気にする母親

3 親子で同じ薬が処方された起立性調節障害患者

4 つわりで制吐剤を処方された妊婦

5 ジスロマックの用法・用量は適切か

6 抗ヒスタミン剤による眠気を心配する花粉症患者

7 抗真菌剤のパルス療法と睡眠剤服用のタイミング

8 不妊症治療薬の母乳への影響

9 インフルエンザワクチンの副作用を心配する母親

10 抗リウマチ剤が処方された乾癬患者

11 片頭痛発作薬と予防薬の血圧への影響

12 イソジンうがい薬の正しい使い方

13 口渇の副作用に処方されたかぜ薬

14 胆石のため高脂血症治療が中断された患者

15 高脂血症に脂質低下剤が処方されなかった理由

16 2種類処方されたNSAIDs外用剤

17 正常眼圧緑内障に出された2種類の点眼剤

18 服用していると献血できない薬剤

19 ホルモン補充療法と経口避妊薬の違いを聞く患者

20 RA患者に処方された抗菌剤の効能

21 本態性振戦に処方された抗てんかん剤

22 勃起不全治療薬が変更された理由

23 経皮吸収型の麻薬がはがれそうになったら

24 パニック障害と診断された夫を心配する妻

25 喘息への移行を心配する咳喘息患者

26 高尿酸血症患者に適した降圧剤

27 嗅覚異常に対するステロイド点鼻療法

28 コエンザイムQ10と相性の良い薬剤とは

29 心筋梗塞患者に併用された痛風治療薬

30 経口血糖降下剤服用中のシックデイ対策

31 薬剤性過敏症症候群を引き起こす薬剤とは

32 高尿酸血症治療薬が変更された理由

33 低用量アスピリンとOTC鎮痛剤との相互作用

34 仮面高血圧に処方されたARB

35 肝硬変患者に処方されたPPI

36ビタミンD3製剤服用のタイミング

36 スピリーバの特徴と使用上の注意点

38 慢性腎不全の治療中に生じた便秘

39 皮膚潰瘍治療薬が変更された理由

40 ステロイド剤の副作用を心配する透析患者

41 C型肝炎患者に出されたビタミン剤

42 狭心症のスプレー剤の正しい使用方法

43 肩凝り患者に出現した下痢の副作用

44 ビタミンを投与された骨髄異形成症候群患者

45 硝酸貼付剤使用者にいざというときすべきこと

46 甲状腺摘出手術後に服用が必要な薬剤

47 パーキンソン病に抗精神病剤が追加された理由

48 夜間に喘息様の発作を起こした心不全患者

49 GERDを合併した骨粗鬆症患者

50 むずむず脚症候群に悩む高齢患者

日経DIクイズ 疑義照会

51 小児の急性中耳炎に対する処方の適否

52 抗うつ剤とキサンチン製剤の相互作用

53 整形外科通院中に出されたニューキノロン

54 吸入ステロイド剤使用中に出された抗真菌剤

55 躁うつ病患者に追加されたバルプロ酸の適否


索引(疾患名、薬剤名)

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書籍情報

  • ISBN:9784822212360
  • ページ数:148頁
  • 書籍発行日:2005年10月
  • 電子版発売日:2012年3月1日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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