• ページ数 : 160頁
  • 書籍発行日 : 2012年10月
  • 電子版発売日 : 2016年1月29日
¥5,170(税込)
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商品情報

内容

処方意図の読み解きや服薬指導のコツを、テーマごとにQ&A形式でコンパクトにまとめまた、忙しい薬剤師にぴったりの1冊!

日経DI 2012年10月号から2013年8月号に掲載した「日経DIクイズ」(服薬指導/医薬連携/疑義照会)43題に書き下ろしの12題を追加し、全55題を収録。
実務に直結するさまざまなクイズが盛りだくさん。服薬指導のスキルアップと、最新情報へのアップデートにお役立てください!

>日経DIクイズシリーズは こちら

序文

発刊に当たって

今年も日経ドラッグインフォメーション編集部では、『日経DIクイズ』を発行いたしました。1999年8月に第1巻を発行して以来、本書でシリーズ15冊目となります。

今年は、1998年4月に月刊誌の日経ドラッグインフォメーションを創刊して15周年に当たります。そして創刊以来一貫して読者の高い支持を得て来たコンテンツが、日経DIクイズです。

この15年の間に、保険薬局を取り巻く状況は大きく変化してきました。1998年当時、ちょうど3割を超えたばかりだった医薬分業率は、今や7割近くに達しています。約2兆円だった薬局調剤医療費は、2010年度には6兆円を突破し、薬局に従事する薬剤師の数も、当時の約8万人から、2010年には約15万人にまで増加しました。

つまり保険薬局業界は、1990年代、2000年代を右肩上がりの成長を遂げてきたわけですが、ここへ来て少し風向きが変わりつつあります。医師や病院団体などからは「薬局調剤医療費ばかりが伸び過ぎている」と指弾され、「医薬分業は国民にとってメリットがあるのか」と疑問を呈する声も出ています。

これに対して多くの関係者が口にしているのは、薬局は処方箋に応じて医薬品を交付するだけでなく、地域における医療提供施設として、身近な健康相談から、在宅医療、一般用医薬品(OTC薬)の販売まで多様な役割を発揮するべきということです。そして恐らく、今後、超高齢社会の到来に向けて、在宅における医薬品の管理や指導、OTC薬の適正な使用に関する助言や健康に関する相談、情報提供が、薬局薬剤師の重要な役割として位置付けられていくことでしょう。

ただし、薬局薬剤師を取り巻く環境がどのように変化しようとも、患者に対する服薬指導や、医師、看護師などの医療職種、とりわけ処方医との連携が、薬局薬剤師の重要な役割であり続けることには違いありません。これからも当編集部では執筆陣の先生方のお力添えをいただきながら、本シリーズを通じて皆様のお役に立つ知識・ノウハウをお届けしていきたいと思います。

本書『日経DIクイズ15』には、2012年10月号から2013年8月号までに掲載した「日経DIクイズ」43本と「症例に学ぶ医師が処方を決めるまで」5本を収録するとともに、書き下ろしの「日経DIクイズ」12本を掲載しました。

編集作業は、日経ドラッグインフォメーション編集部の中西奈美記者が中心となって進めました。イラストは、創刊以来おなじみの加賀たえこさんに加え、書き下ろしのクイズでは新たにYABさんに作画いただきました。

最後になりましたが、日頃からご協力いただいている「日経DIクイズ」執筆陣の皆様、および「症例に学ぶ 医師が処方を決めるまで」をご執筆いただいた先生方に、厚く御礼申し上げます。


2013年9月
日経ドラッグインフォメーション編集長
橋本 宗明



目次


表紙

発刊に当たって

目次

執筆者一覧

症例に学ぶ 医師が処方を決めるまで

1 緑内障 PG関連薬の点眼が治療の中心 患者の生活に合った薬剤を選ぶ

2 アレルギー性鼻炎 くしゃみ・鼻漏型は抗ヒスタミン薬 鼻閉型は抗ロイコトリエン薬を選択

3 慢性便秘 塩類下剤で薬効を実感させる 坐薬による排便の習慣付けも有効

4 排尿障害 障害の要因を見極めて 治療はα遮断薬と抗コリン薬が主軸

5 ディスペプシア 症状と原因から治療を組み立て 漢方薬も有効な選択肢の一つに

日経DIクイズ

1 クラバモックスを粉で欲しいと言われたら

② 抗菌薬が処方される日数への疑問

③ 併用薬により処方量が変わる抗てんかん薬

4 喘息児へのホクナリンテープの使い方

5 喘息治療薬でドーピング違反になるか

6 アレルギーではない蕁麻疹に抗アレルギー薬?

7 バセドウ病にチラーヂンSが出された理由

8 膀胱炎にウラリットが処方された理由

9 片頭痛を予防する心臓の薬とは

⑩ 不妊治療にパーキンソン病薬!?

11 ビーソフテンローションが処方された理由

12 風疹にかかりやすい年代は

⑬ 乳汁分泌を促す薬とは

14 オーソライズドジェネリックをどう説明?

15 アコファイドはFDのどの症状に効くか

16 メタボ患者にリピディルが追加された理由

17 GLP1受容体作動薬が追加された糖尿病患者

18 ピロリ検査をすぐに行わない理由

19 二次性高血圧の検査でARBを中止した理由

20 花粉症の季節に喘息が悪化する理由

21 錠剤への変更を希望するメニエール病患者

22 リリカが増量された線維筋痛症の患者

23 アレグラがディレグラに変更された患者

24 ネオーラル服用患者へのスタチンの処方

25 膵石に出された抗てんかん薬

26 急性鼻副鼻腔炎へのステロイド点鼻薬の可否

27 アルコール依存症の新薬の飲み方

28 HbA1cの表記の説明を求める患者

29 抗菌薬とアミティーザの飲み合わせ

30 リウマトレックスの1回量が増えた際の注意点

㉛ 慢性疼痛に出された新しい貼付剤

㉜ ロトリガを食後に服用する理由

33 糖尿病神経障害に抗うつ薬が出た理由

34 新しい糖尿病治療薬に関心がある患者

35 海外旅行に行く膵癌患者

36 パーキンソン病治療薬の変更に戸惑う患者

37 キネダックが食前服用である理由

38 貼付薬が処方されたパーキンソン病患者

㊴ 新しい過活動膀胱の治療薬とは

40 抜歯前のビスホスホネート製剤の休薬基準

㊶ 胃切除した患者に出された抗アレルギー薬

㊷ 食後の服用を避けたい睡眠導入薬

43 心房細動の薬が異なる夫婦

44 軟膏が変更された褥瘡患者

45 インスリンがトレシーバに変更された理由

46 BP製剤服用から朝食までの時間

47 チャンピックス服用後におなかの張りを訴える患者

㊽ 乾癬治療のピラミッド計画とは

49 腰痛患者への降圧薬の選択

50 喘息とCOPDの違いを聞く患者家族

51 褥瘡の再発予防に医師が勧めた健康食品

52 フォルテオが2年しか使えない理由

(53)胃瘻患者にアボルブが処方されたら

(54)アリセプトの少量投与が続けられる理由

55 アマリール錠を指でつまめない高齢患者

特別収録

処方箋記載方法の新ルール

「医師から見た薬剤師」調査結果

疾患名索引

薬剤名索引

奥付

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対応機種

  • ios icon

    iOS 10.0 以降

  • android icon

    AndroidOS 5.0 以降

    外部メモリ:34.2MB以上(インストール時:85.5MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:136.8MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784822231705
  • ページ数:160頁
  • 書籍発行日:2012年10月
  • 電子版発売日:2016年1月29日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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特記事項

※今日リンク、YNリンク、南山リンクについて、AndroidOSは今後一部製品から順次対応予定です。製品毎の対応/非対応は上の「便利機能」のアイコンをご確認下さいませ。


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