日経DIクイズ 精神・神経疾患篇

  • ページ数 : 224頁
  • 書籍発行日 : 2017年6月
  • 電子版発売日 : 2017年8月4日
¥5,830(税込)
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商品情報

内容

精神・神経疾患のクイズ50題を厳選。理解が深まる!患者対応に強くなる!

『うつ病、不眠症、統合失調症、認知症、パーキンソン病、てんかん、頭痛』の7疾患の治療方針を第一線の臨床医が詳しく解説。服薬指導や疑義照会のコツを、クイズ形式で理解を深めていきます。

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序文

監修に当たって

日経ドラッグインフォメーション創刊準備号に、最初の日経DIクイズを執筆したのが1997年です。その後、多数の読者の方に応援していただき、また多数の方に執筆をご協力いただき、今年で20年を迎えます。

今回のテーマとなった精神・神経疾患は、近年、新薬が多数登場した領域であり、それに伴い治療方針は以前とはかなり変化しています。特にてんかんの領域は、長年新薬が発売されていませんでしたが、2006年以降多数の新薬が発売され、かつ新薬の併用療法から単独療法へと処方が変化してきています。しかし現状では、古い処方と新しい処方が混在しており、日本人でのエビデンスもまだ十分とは言えない状況なのではないでしょうか。各疾患の診療ガイドラインも、この書籍を編集中の2017年5月時点では、新薬発売前から改訂されていないものが多いようです。

そのような状況ですので、今回のDIクイズは、(1)最近ではあまり見掛けなくなってきたが、過去は非常によく処方されていた事例、(2)エビデンスは不十分ながらも、適応外などで比較的頻繁に処方される事例、(3)新薬発売に伴い、処方全般に変化が見られてきた最近の処方事例、(4)新薬の特徴を把握するための事例、(5)同一成分薬でも実は異なる点がある─など、時代とともに変化してきた薬剤の特徴を把握するための事例を中心に取り上げました。服薬指導のベースとして、幅広い層の薬剤師に活用していただけるものと思います。

近い将来、ガイドラインの改訂によって処方内容が変更になる可能性もあります。精神・神経疾患の領域に限ったことではありませんが、情報は常にアップデートしていく必要があると思います。

最後になりますが、本書の発行にご尽力いただいた執筆陣の先生方、日経ドラッグインフォメーション編集部の皆さまに深謝いたします。


2017年 6月
株式会社ファーコス
笹嶋 勝

目次

精神・神経疾患の基礎知識と処方の実際

うつ病

不眠症

統合失調症

認知症

パーキンソン病

てんかん

頭痛

日経DIクイズ 服薬指導と疑義照会

Q-01 ミルタザピンの睡眠への影響とは

Q-02 抗うつ薬の量が増えたことを心配する会社員

Q-03 デパス錠が飲み込みづらい場合の代替薬

Q-04 うつ病にリーマスが追加された理由

Q-05 うつ病患者に処方されたチラーヂンS

Q-06 SSRI の増量後に出現した焦燥感

Q-07 前立腺肥大症患者とSNRI

Q-08 抗不安薬の処方変更は妥当か

Q-09 一包化で変更が必要な薬剤とは

Q-10 時差ぼけを防ぐための処方とは

Q-11 むずむず脚症候群の治療用に作り変えた薬

Q-12 ベルソムラが処方された不眠症患者

Q-13 海外に睡眠薬を携行する場合の注意点

Q-14 不眠を訴える睡眠時無呼吸症候群患者

Q-15 抗精神病薬の安全な減量法

Q-16 ジプレキサによる体重増加を気にする患者

Q-17 シクレスト舌下投与後の飲食不可時間

Q-18 抗精神病薬による体重増加にトピラマート

Q-19 マイスリーを統合失調症に使えない理由

Q-20 認知症患者に追加予定の薬剤とは

Q-21 イクセロンパッチによるかぶれを防ぐには

Q-22 認知症にプレタールが処方された理由

Q-23 リスペリドン内用液と混ぜてはいけない飲み物とは

Q-24 抑肝散と利尿薬併用時の注意点

Q-25 せん妄症状により変更された内服薬

Q-26 認知症にてんかんを合併していた患者

Q-27 パーキンソン病のウェアリング・オフ時の薬

Q-28 ビ・シフロールの一包化を求められたら

Q-29 早期パーキンソン病と診断された患者

Q-30 パーキンソン病患者の重症度分類

Q-31 歯の黒ずみと下剤を気にする患者

Q-32 パーキンソン病治療薬が変更された患者

Q-33 SNRI 中止後に処方されたMAO阻害薬

Q-34 パーキンソン病患者に行われた嗅覚検査

Q-35 MRI 検査前に剥がすべきパッチ剤は?

Q-36 夏季に注意すべきエクセグランの副作用

Q-37 便に錠剤が混じっていた患者

Q-38 トピナ服用時に水分摂取が必要な理由

Q-39 てんかんの女性に葉酸が処方された理由

Q-40 点頭てんかんの治療とビタミンB6 製剤

Q-41 イミグランの内用液を希望されたら

Q-42 小児の頭痛と吐き気に出された抗アレルギー薬

Q-43 群発頭痛と片頭痛合併例の治療上の注意点

Q-44 頭痛患者に4 種類の経口薬が処方された理由

Q-45 発作時の薬が変更された片頭痛患者

Q-46 妊娠に気付かず片頭痛治療薬を服用した女性

Q-47 自閉症の5 歳児に処方された睡眠薬

Q-48 自閉症患者にSSRI が処方された理由

Q-49 テグレトール服用中に起きた聴覚異常

Q-50 気分が悪くならない断酒補助薬

医師が語る 処方箋の裏側

BZ系薬の長期投与例は粉砕して0.1 錠ずつ減量

抗うつ薬と抗不安薬を使ううつ病以外の精神疾患とは

あえて妊婦にSSRI を処方した理由

ビ・シフロールと鉄剤を併用する意外な疾患

抗てんかん薬クロナゼパムが著効する睡眠障害とは

透析患者に処方するプレガバリンの狙い

ロヒプノールは減らさずハルシオンを半減する理由

患者の状態を頻繁に確認しアリセプト細粒でさじ加減

高齢者の妄想を少量のジプレキサで抑える

認知症患者の夜間せん妄にミアンセリンが著効

ミラペックスをニュープロに切り替える理由

極少量のマイスタンでも確実に効果が得られる理由

「片頭痛+月経痛」には鎮痛薬より低用量ピル

片頭痛歴があるめまい患者にトリプタノールとリボトリール

難治性片頭痛にカンデサルタンを少量処方

特別収録

精神科薬物療法認定薬剤師に聞く精神疾患患者とのコミュニケーションのコツ

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書籍情報

  • ISBN:9784822259044
  • ページ数:224頁
  • 書籍発行日:2017年6月
  • 電子版発売日:2017年8月4日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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