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臨床実践 動きのとらえかた

  • ISBN : 9784830643910
  • ページ数 : 248頁
  • 書籍発行日 : 2012年5月
  • 電子版発売日 : 2019年11月20日
  • 判 : B5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
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¥7,150 (税込)
ポイント : 130 pt (2%)

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商品情報

基本動作において臨床に直結する動作分析書を目指し,臨床に即した形で動作分析の必要性および動作を見るポイントや手順を解説.第1部:動きを観るわけ,第2部:観察のポイント,第3部:動きを診る-動作分析の流れと解釈-,第4部:動きを観る前に-動きの相と機能的意味-,第5部:動きを診るための基礎知識の5部からなる.具体例を示しながら,写真・図・チャートなどを多用して視覚的に訴える構成となっている.

■ 序文

この地球上で運動を制御するためには,最低限度課題達成に必要な力学的法則に従う必要がある.ロボットは徐々にヒトの動きに近づきつつあるものの,依然としてヒトのような滑らかな動作をすることはできていない.滑らかな動作を行うためには,そのための力学的な難易度は当然高くなるが,ロボットではまだその難易度には太刀打ちできないようである.しかしもしロボットが,弾性をもった組織によって非常に多くの分節的構造をなし,それを全体的に覆う筋膜を有し,必要に応じて時に単純に時に複雑に振る舞う神経制御が可能になれば.......恐らく非常に滑らかな動作が可能になるのではないだろうか?

逆説的に,ヒトはロボットにはない非常にすばらしい構造および神経系をもち合わせているといえる.われわれヒトは非常にすばらしい構造や機能を有していながら,その機能(特に神経系)のメカニズムに関して十分理解できているとはいえず,未だ解明されていないことが多くある.

そのようななか,既知の知識に加え感性・臨床経験などを活用して,ヒトにおける法則性を発見し,それを応用しながら理学療法を展開していかなければいけない段階に現在はまだあるように思う.「理学」には自然科学の意味合いがある.自然科学とは自然のなかでの法則性を見つけたり応用したりする学問であり,物理学なども自然科学に属する.われわれが理学療法士である以上,ヒトの動作における法則性を見つけ治療に応用しようとする姿勢を何ら恥じる必要はないと考える.しかしながら,学問としての発展とクライアントへの説明責任から,法則性のメカニズムに関して,既知の知識を用いて精一杯説明すること,さらにはメカニズムを研究によって解明しようとする取り組みもまた重要である.

本書では臨床的な動作における法則性を恐れず盛り込み,それを動作分析に生かす方法の一端を紹介している.これが唯一正しい動作分析であるとは考えていないし,今後さらに発展していくと考えているが,読者の方々の臨床応用や創造に貢献できることがあれば幸いである.さらに既知のメカニズムに関して,第一線でご活躍されている臨床家の先生方にご寄稿いただいた.私とご寄稿いただいたすべての先生方の間で,メールや電話で意見交換をしながらの執筆活動であったため,非常にご苦労をおかけしたことになるが,丁寧にご執筆をいただき心から感謝している.

高度な内容をわかりやすくまとめられたすべての執筆者の先生方に,そしていつも支えてくれる妻に,尊敬と感謝を込めて序文とする.


2012年5月

山岸 茂則

■ 目次

第1部 動きを観るわけ

第1章 動きを観るわけ

1.原因あっての結果である

2.疼痛の回避か疼痛の助長か?

3.自覚しにくい動作の不具合

4.誰でも備わっている動作を捉える能力を活用する

第2部 観察のポイント

第1章 何を観るのか

第1節 動作遂行に関して

1.はじめに

2.動作を観る,環境を観る

3.動作を観ていくための考え方

4.終わりに

第2節 動作方略に関して

1.運動性と安定性

2.関節モーメント

3.動作方略─肢節連動のタイミング

第2章 どのように観るのか

第1節 共通する観かたとコツ

1.ボーッと観て探る(固定部位・過剰運動部位)

2.動きのリズムはよいか

3.軽やかな動きか

4.球関節は機能しているか

5.始まりと終わりを注意深く観察する

第2節 動作別の観かた:寝返り

1.ボーッと観て探る(固定部位・過剰運動部位)

2.動きのリズムはよいか

3.軽やかな動きか

4.球関節は機能しているか

5.始まりと終わりを注意深く観察する

第3節 動作別の観かた:起き上がり

1.ボーッと観て探る(固定部位・過剰運動部位)

2.動きのリズムはよいか

3.軽やかな動きか

4.球関節は機能しているか

5.始まりと終わりを注意深く観察する

第4節 動作別の観かた:立ち上がり

1.ボーッと観て探る(固定部位・過剰運動部位)

2.動きのリズムはよいか

3.軽やかな動きか

4.球関節は機能しているか

5.始まりと終わりを注意深く観察する

第5節 動作別の観かた:歩行

1.ボーっと観て探る(固定部位・過剰運動部位)

2.動きのリズムはよいか

3.軽やかな動きか

4.球関節は機能しているか

5.始まりと終わりを注意深く観察する

第3章 ビデオカメラ撮影の注意点

1.ビデオカメラ撮影による視覚的フィードバックの効果

2.撮影時の実際することの注意点

第3部 動き

3.画像章上で数値測定を診る―動作分析の流れと解釈―

第1 動作障害編

1.動作分析にいたる経緯

2.治療ターゲットとなる方略(動作様式)の特定

3.仮説構築

4.仮説検証循環

5.動作分析ステップのまとめ(動作障害編)

第2章 関節障害編

1.動作分析にいたる経緯

2.治療ターゲットとなる方略の特定

3.仮説構築

4.仮説検証循環

5.動作分析ステップのまとめ(関節障害編)

第4部 動きを観る前に―動きの相と機能的意味―

第1章 寝返り

第1節 バイオメカニカルな視点から

1.概要

2.バイオメカニカルな視点に必要な解釈

3.寝返り動作のメカニズム

第2節 神経学的視点から

1.寝返りとは?

2.寝返りの各相

3.動きの相と神経機能的意味

4.ベッド上での寝返り・布団のなかでの寝返り

第2章 起き上がり

第1節 バイオメカニカルな視点から

1.第一相:背臥位〜頭部挙上

2.第二相:頭部挙上〜on shoulder

3.第三相:on shoulder〜on elbow

4.第四相:on elbow〜on hand

第2節 神経学的視点から

1.起き上がりとは

2.重力と支持基底面(BOS)

3.起き上がりの各相

4.動きの相と神経機能的意味

第3章 立ち上がり

第1節 立ち上がり動作のシークエンスとクリニカルイベント

1.概要

2.立ち上がり動作のメカニズム(バイオメカニカルな視点)

第2節 立ち上がりの運動方略

1.力制御方略

2.運動量方略

3.臨床例(バイオメカニカルな視点からの考察)

第3節 神経学的視点から

1.情報という視点からの立ち上がり

2.立ち上がり動作各相における機能的要素

第4章 歩行

第1節 歩行バイオメカニクス概説

1.はじめに

2.動歩行の特性

3.歩行の推進力とロッカー機能

4.歩行中の左右への体重移動

5.歩行中の床反力

第2節 歩行における相別の機能

1.はじめに

2.各相における下肢の役割とメカニズム

第3節 神経学的視点から

1.はじめに

2.歩行とは

3.歩行の神経機構

4.歩行における随意的側面と自動的側面

5.視覚と歩行

6.歩行の神経学的メカニズム

第5部 動きを診るための基礎知識

第1章 足の基礎的バイオメカニクス

1.はじめに

2.足部バイオメカニクスの特異性

3.足部の機能解剖─距骨下関節と横足根関節

4.歩行

5.終わりに

第2章 コアスタビリティ

1.コアとは?

2.どのように補償する? 補償で保障?

3.コアスタビリティに欠かせない姿勢制御システム

4.コアユニット─脊柱の安定と骨盤帯の安定

5.コアスタビリティの役割

6.終わりに

第3章 姿勢調節の話

1.姿勢は影のように運動に寄り添う〜シェリントン

2.手足を自由に動かしてもバランスが崩れないでいられるのは何が保障されているからなのか?

3.バランスとしての姿勢安定性について

4.構えとしての姿勢定位

5.姿勢筋緊張とアライメント

6.運動を上手に行うために無数にある筋骨格系の自由度のなかから,神経系はどのようにして最適な運動を導き出しているか

7.姿勢調節全体の流れ

8.中枢神経系の運動プログラミングと実行は階層的に制御されている

9.小脳・基底核ループ

10.運動・姿勢制御は多数の部位と対話をしながら成り立っている

11.視覚情報とスタビリティ

12.参考資料:代表的な神経経路と主な機能

第4章 筋活動バランス

1.優劣つけがたい関係

2.中枢側の安定が末梢側の運動を保障するというけれど...

3.終わりに

第5章 動作に影響を与えるエッセンス

1.はじめに

2.「見る」と動作の関係

3.「意識」と動作の関係

4.理学療法士が与える感覚で動作が変わる

第6章 筋の遊び(muscle play)

1.筋は滑っている!

2.筋の遊び(滑り)運動をイメージ!

3.筋の滑り運動の検査と治療


索引

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