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- CIRCULATION VISUAL BEST 心臓血管外科テクニック Ⅲ 冠動脈・心筋疾患編 [動画付き]
商品情報
内容
研修医・専門医の個人学習用としても、患者説明やコメディカルスタッフへの教育ツールとしても活用できる一冊！
電子版では、付属のDVD動画が本文中の[DVD]と書かれた箇所からリンク再生可能です。オフライン状態で動画を再生しながら本文の閲覧もできます。
※動画付き製品のため、ご利用の環境によってはダウンロードにお時間がかかる場合がございます。
序文
心臓外科における虚血性心疾患は，最も頻度の高い基本的な分野である．特に冠動脈バイパス術は，現在多くの施設でoff-pump bypass手術が主流であるが，低心機能例などon-pump bypass手術が有利であるとされることもあり，それぞれの特徴をつかんだ適応が必要と思われる．また，心筋梗塞後合併症に対する手術も比較的頻度が少ないこともあり，絶対的な標準術式がないことも多い．本書では，虚血性心疾患について疾患に対する深い理解と豊富な経験を有する先生方に，病態と治療戦略，さらにDVD動画による手術解説をお願いした．また，虚血性心筋症と同様なコンセプトを有する非虚血性拡張型心筋症に対する左室形成術など，いまだ標準術式とされていない手術に関しても追加させていただいた．
心臓外科においては緻密な理論とそれに伴う手術術式に対する理解が最も重要であるが，外科手術である以上，実際の手術を見学し批評することは非常に大切である．実際の施設での見学には時間の制約もあり，また，見学したい手術が都合のよい時期にあるとも限らない．DVDを駆使したこのCIRCULATIONVISUAL BESTシリーズは，AV機器の進歩が著しい現代に最もふさわしい企画である．特に若い心臓外科医には，疾患に対する基本的な知識を習得するとともに，気鋭の先生方の実際の手術を学び，あるいは疑問を持つことで，さらに日本の心臓外科の進歩に役立てていただきたい．
最後に，浅学非才の私に監修の機会を与えていただいた四津良平先生とメディカ出版，また無理な注文に答えていただいた執筆者の諸先生に深謝いたします．
北海道大学医学部循環器外科教授 松居 喜郎
2008年11月
目次
第１章 冠動脈・心筋疾患の病態と治療戦略
1．冠動脈硬化－バイパス手術とPCI－
1） バイパス手術とPCI－病変による成績・適応の違い－
2） 高リスク症例（糖尿病，透析患者，再手術，COPDなど）に対する
治療戦略
2．狭心症に対する冠動脈バイパス術
1） グラフト選択（ITA，RA，GEA，SV）と取り回し
－性状の違いと採取法－
2） 心筋バイアビリティー評価
3） 病変による適応
－多発性病変をどこまでやるか，内膜摘除術は必要か－
3．急性冠症候群－ショック状態での外科治療の考え方－
4．心筋梗塞後の合併症
1） 心室中隔穿孔
2） 乳頭筋断裂
3） 心室瘤
4） 虚血性僧帽弁閉鎖不全症
5．心筋症
1） 虚血性心筋症
2） 非虚血性心筋症
6．重症心不全－補助人工心臓，心臓移植－
第２章 冠動脈・心筋疾患の手術
1．冠動脈バイパス術－on-pump CABG－
2．心拍動下冠動脈バイパス術－off-pump CABG－
1） off-pump CABG ①
2） off-pump CABG ②
3．心室中隔穿孔，左室自由壁破裂
4．乳頭筋断裂
5．左室瘤に対する左室形成術
6．不整脈手術－心室頻拍手術－
7．機能性僧帽弁逆流に対する弁形成術
8．虚血性心筋症に対する左室形成術
9．非虚血性心筋症に対する左室形成術
10．補助人工心臓，心臓移植
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書籍情報
- ISBN：9784840428583
- ページ数：232頁
- 書籍発行日：2009年2月
- 電子版発売日：2016年3月11日
- 判：B5判
- 種別：eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数：3
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