そのまま使える がん化学療法 患者説明ガイド

  • ページ数 : 224頁
  • 書籍発行日 : 2015年2月
  • 電子版発売日 : 2015年4月24日
¥4,400(税込)
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商品情報

内容

WEBからダウンロードしてそのまま使える「患者説明シート」つきで、説明スキルがぐ~んとアップすること間違いなし!

薬の写真もオールカラーで掲載。患者さんにとってわかりやすく、短時間でイメージできるようにイラストもふんだんに盛り込んでいます。
電子版なら、文中の薬剤名からお手持ちの今日の治療薬を参照することもで可能です。

序文

はじめに

抗がん薬を使う化学療法は、以前のように専門病院で行なう特殊な治療ではなく、いまや一般病院で行なう普通の治療となりました。従来の殺細胞薬(いわゆる抗がん剤)だけでなく、分子標的薬や免疫賦活薬が開発され、がん化学療法には膨大な種類の薬が使われています。すべての薬のメカニズムや、副作用の知識を得るのは大変なことです。また、治療について医師から患者さんに説明する時間は限られているため、実際に説明の多くの部分を担うのは、がん看護に携わる看護師や薬剤師です。そこで、がん専門病院ではなく、一般病院で看護師や薬剤師が説明するときにそのまま使うことを想定して、本書を企画しました。

 

まず、患者さんにとってわかりにくい化学療法を、短時間でイメージできるように、イラストをふんだんに盛り込んだ『そのまま使える患者説明シート』を全項目に掲載しています。患者説明だけでなく、自己学習、スタッフ指導にあたる教育担当者、医療チーム内のカンファレンスや院内勉強会の資料としても応用できると思います。

 

薬剤については、メカニズムや投与方法、有害事象だけでなく、薬価(価格)や後発品の有無なども記載し、説明時に高額療養費制度などへ話を広げやすいようにしました。また、日常遭遇する頻度の高い副作用を患者さんに説明する場面を想定した患者説明シートと、効果的に説明するための看護ポイントも付け加えました。患者説明シートはそのままダウンロードできるようになっていますので、ぜひご活用ください。本書が手元にあれば、患者さんからの質問にも答えやすいと思います。

 

化学療法を開始するときは、本人だけでなく家族も不安がいっぱいです。あなたの説明を受けた患者さんと家族が、化学療法に対する不安を少しでも和らげて、前向きな気持ちで治療と向き合っていくことを期待しています。


愛知医科大学病院 臨床腫瘍センター 教授 三嶋秀行

目次

・はじめに

・「患者説明シート」ダウンロード方法

・監修・共同編集・執筆者一覧

【CHAP. 1 総論 がん化学療法を受ける患者さんへの説明】

◆化学療法の治療効果と副作用

【CHAP. 2 キードラッグの患者説明 これだけ46薬剤】

<殺細胞性抗がん剤>

◆1 アルキル化薬:シクロホスファミド

◆2 アルキル化薬:ダカルバジン

◆3 アルキル化薬:イホスファミド

◆4 抗がん性抗生物質:ドキソルビシン

◆5 抗がん性抗生物質:エピルビシン

◆6 抗がん性抗生物質:ブレオマイシン

◆7 抗がん性抗生物質:マイトマイシンC

◆8 プラチナ製剤:シスプラチン

◆9 プラチナ製剤:カルボプラチン

◆10 プラチナ製剤:オキサリプラチン

◆11 代謝拮抗薬:5-FU/S-1/カペシタビン/UFT

◆12 代謝拮抗薬:ゲムシタビン

◆13 代謝拮抗薬:メトトレキサート

◆14 代謝拮抗薬:トリフルリジン・チピラシル

◆15 トポイソメラーゼ阻害薬:イリノテカン

◆16 トポイソメラーゼ阻害薬:エトポシド

◆17 微小管阻害薬:パクリタキセル

◆18 微小管阻害薬:ドセタキセル

◆19 微小管阻害薬:カバジタキセル

◆20 微小管阻害薬:ビノレルビン

◆21 微小管阻害薬:ビンクリスチン

◆22 微小管阻害薬:エリブリン

<分子標的薬>

◆23 チロシンキナーゼ阻害薬:イマチニブ

◆24 マルチキナーゼ阻害薬:ダサチニブ

◆25 チロシンキナーゼ阻害薬:ゲフィチニブ/エルロチニブ/アファチニブ

◆26 マルチキナーゼ阻害薬:ソラフェニブ

◆27 マルチキナーゼ阻害薬:レゴラフェニブ

◆28 マルチキナーゼ阻害薬:パゾパニブ

◆29 マルチキナーゼ阻害薬:スニチニブ

◆30 チロシンキナーゼ阻害薬:ニロチニブ

◆31 mTOR阻害薬:テムシロリムス

◆32 mTOR阻害薬:エベロリムス

◆33 抗体薬:セツキシマブ/パニツムマブ

◆34 抗体薬:ベバシズマブ

◆35 抗体薬:リツキシマブ

◆36 抗体薬:トラスツズマブ

◆37 抗体薬:ペルツズマブ

◆38 その他:トラスツズマブ エムタンシン

◆39 抗体薬:ニボルマブ

◆40 ヒストン脱アセチル化酵素阻害薬:ボリノスタット

【CHAP. 3 副作用の患者説明】

◆1 悪心・嘔吐

◆2 下痢

◆3 便秘

◆4 口内炎

◆5 脱毛

◆6 骨髄抑制

◆7 EGFR阻害薬の皮膚症状

◆8 手足症候群

◆9 末梢神経障害

◆10 過敏症/インフュージョンリアクション

◆11 血管外漏出

◆12 肝機能障害

◆13 腎機能障害

◆14 心機能障害

◆15 性機能障害

◆16 間質性肺炎

◆17 高血圧/出血/消化管穿孔/血栓症(ベバシズマブの副作用)

◆18 眼障害

◆19 味覚障害

◆20 浮腫

◆21 倦怠感


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書籍情報

  • ISBN:9784840453431
  • ページ数:224頁
  • 書籍発行日:2015年2月
  • 電子版発売日:2015年4月24日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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