土浦式ステップワイズ・アブレーション・ケーススタディ [動画付き]

  • ページ数 : 328頁
  • 書籍発行日 : 2015年5月
  • 電子版発売日 : 2015年9月11日
¥15,400(税込)
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商品情報

内容

厳選61ケースでわかるアブレーション治療

症例に対応した電気生理学的検査の無駄のない実践的な運用、確実なアブレーション・ターゲットへのアプローチ、最後に安全確実なアブレーション・エンドポイントの達成へのストーリーが、動画とナレーションにより展開されています。
書籍内には、native speakerによって作成された英文も併記されており、本領域における英語表現を身に付ける目的にも活用できます。
電子版では、本文を読みながらその場で該当の動画・音声を視聴できます。

序文

序 文

土浦協同病院においてカテーテルアブレーション(CA)治療の歴史は1984 年に遡る.第1 例目は,発作性頻脈性心房細動と洞停止を繰り返す高齢者に実施された,直流通電(DC)法によるAblate & Pace 治療であった.1991 年から高周波カテーテルアブレーション(RFCA)へ移行したが,それまでに器質的心疾患に基づくまたは特発性持続性VT,症候性WPW 症候群を主な対象として,約300 例のDCCA を実施した.1991 年からRFCA を開始して今日に至るまで,当院で実施されたRFCA は9,000 例に達した.

1996 年に出版した自著『心カテーテルアブレーションの実際』は,諸頻拍の発作時心電図・心内電位記録・アブレーション成功部位電位などを集め,必要な図説を加えて症例集としての体裁に仕上げたものであった.本症例集は巷では,グリーン表紙の装丁であったため"緑本(みどりぼん)"と呼ばれ,電気生理診断やアブレーション部位決定の虎の巻として活用されていたと耳にしていた.しかしながら同書は第1 版で絶版となり消滅の運命を辿った.

今回の『土浦式ステップワイズ・アブレーション・ケーススタディ』は,消え去った"緑本"の魂を受け継ぎ,症例に対応した電気生理学的検査の無駄のない実践的運用,確実なアブレーション・ターゲットへのアプローチ,最後に安全確実なアブレーション・エンドポイントの達成へのストーリーが,web 上での動画とナレーションにより展開されている.いわば全く斬新な企画で制作された,種々の頻脈性不整脈アブレーションのビデオライブ集である.ラボ画面では電位記録が通常のスピードで流れ,3D マップの構築過程の記録も動画で見ることができ,カテ室内でアブレーションに参加している気分も味わえる.画面上に映し出されるデータにはすべて音声解説が加わり,術者達の歓声までが聞こえる臨場感も盛り込まれている.書籍内にはnative speaker によって作成された英文を並記しているので,本領域における英語表現力を身につける目的にも活用していただきたい.

最後に,常にベストのアブレーション治療を展開している当院の不整脈グループ医師の精鋭達:蜂谷 仁,谷口宏史,宮崎晋介,中村浩章,岩澤 仁,黒井章央,高木崇光,市原 登,久佐茂樹の各先生方,およびカテ室ナース,臨床工学技士,放射線技師の方々へ大いなる感謝を捧げます.また,実際の動画作製を全面的にサポートしていただいたディーブイエックス株式会社の古川雄才,林 昌樹,陳 俊傑,山尾耕己,谷貝明寿,江原圭司,若林 誠の諸氏に大いなる感謝を捧げます.本書の企画・編集にご尽力いただいたメディカ出版編集局の野口晴美氏に感謝致します.


家坂 義人

目次

・序 文

【第1章 高周波カテーテルアブレーションのbiophysics】

<1> 高周波カテーテルアブレーションのbiophysics(biophysics of radiofrequency catheter ablation)

【第2章 発作性上室頻拍】

<1> 発作性上室頻拍/WPW症候群(paroxysmal supra-ventricular tachycardia:PSVT/Wolff-Parkinson-White syndrome)


<2> Case Study(PSVT)

◆Case 01 AVNRT(通常型)

◆Case 02 AVNRT(通常型)

◆Case 03 AVNRT(通常型 : lower common pathway)

◆Case 04 AVNRT(非通常型 : fast-slow type)

◆Case 05 AVRT(左側潜在性副伝導路)

◆Case 06 AVRT(左側潜在性副伝導路)

◆Case 07 AVRT(左側潜在性副伝導路)

◆Case 08 AVRT(右側潜在性副伝導路)

◆Case 09 AVRT(左側顕性副伝導路)

◆Case 10 AVRT(左側顕性副伝導路)

◆Case 11 AVRT(右側顕性副伝導路)

◆Case 12 AVRT(右側顕性副伝導路)

◆Case 13 AVRT(左側後中隔顕性副伝導路)

◆Case 14 AVRT(右側前中隔顕性副伝導路)

◆Case 15 AVNRT(通常型)& AVRT(左側潜在性副伝導路)

【第3章 心房頻拍】

<1> 心房頻拍(atrial tachycardia:AT)


<2> Case Study(AT)

◆Case 16 focal reentry AT(CS 入口部)

◆Case 17 focal reentry AT(RA 後中隔)

◆Case 18 SART

◆Case 19 IESAKA AT

◆Case 20 AT post AF ablation(RSPV 前壁 & RA 後中隔)

◆Case 21 AT post AF ablation(peri-mitraI reentry)

◆Case 22 AT post AF ablation(roof dependent reentry & LA後壁)

【第4章 心房細動】

<1> 心房細動(atrial fibrillation:AF)


<2> Case Study(paroxysmal AF)

◆Case 23 PAF

◆Case 24 PAF(intra-PV tachycardia)

◆Case 25 PAF(intra-PV tachycardia)

◆Case 26 PAF(PLSVC isolation)

◆Case 27 PAF(cryoballon ablation)

◆Case 28 PAF(cryoballon ablation)

◆Case 29 PAF 2nd session(SVC tachycardia)

◆Case 30 PAF 2nd session(LA bottom)


<3> Case Study(persistent AF & chronic AF)

◆Case 31 PsAF(RA中隔)

◆Case 32 PsAF(peri-mitral reentry)

◆Case 33 CAF(LA localized reentry)

◆Case 34 CAF(CTI dependent reentry)

◆Case 35 CAF(roof dependent reentry)

◆Case 36 CAF(PLSVC)

【第5章 心室頻拍 & 心室細動】

<1> 特発性心室期外収縮, 特発性心室頻拍(idiopathic ventricular premature beat:idiopathic VPB,idiopathic ventricular tachycardia:IVT)


<2> マクロリエントリー機序による再発性持続性心室頻拍(recurrent sustained VT due to macro-reentry mechanism)


<3> Case Study(VPB)

◆Case 37 RVOT(前中隔)

◆Case 38 RVOT(中中隔)

◆Case 39 RVOT(後中隔)

◆Case 40 RVOT(後中隔)

◆Case 41 RVOT(自由壁)

◆Case 42 PA

◆Case 43 RCC & RVOT

◆Case 44 RCC

◆Case 45 RCC

◆Case 46 RCC

◆Case 47 LCC

◆Case 48 LCC

◆Case 49 LCC

◆Case 50 LVOT(intra-CS)

◆Case 51 AMC

◆Case 52 LV(前壁僧帽弁輪部)

◆Case 53 LV(中中隔)

◆Case 54 LV(下壁傍中隔)

◆Case 55 LV(後中隔)

◆Case 56 LV(基部後中隔)

◆Case 57 LV(後下壁側壁)

◆Case 58 LV(前乳頭筋)

◆Case 59 LV(後乳頭筋)


<4> Case Study(VT)

◆Case 60 RVOT

◆Case 61 ILVT(左脚後枝)


・索 引

・著者紹介

・Web動画の視聴方法(01 ~ 61)

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書籍情報

  • ISBN:9784840453738
  • ページ数:328頁
  • 書籍発行日:2015年5月
  • 電子版発売日:2015年9月11日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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特記事項

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