• m3.com 電子書籍
  • 主治医力がすごい!プロブレム別診療マネジメントチャート50

主治医力がすごい!プロブレム別診療マネジメントチャート50

  • ページ数 : 244頁
  • 書籍発行日 : 2015年11月
  • 電子版発売日 : 2016年1月8日
¥5,060(税込)
ポイント : 92 pt (2%)
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

天理よろづ相談所病院の研修医のプラクティスをここに再現!

初期研修で人気の天理よろづ相談所病院のレジデント・プログラムの特徴は、主治医として意見を持てるようになること。
診療マネジメントから医師としてのマインドセットまで、実際に総合病棟で研修を受けているジュニアレジデント、指導にあたっているシニアレジデントが中心となり執筆。研修医が総合病棟で困ったとき、まず一瞥するべき一冊に。

序文

監修の中川義久先生から「天理よろづ相談所病院のレジデントマニュアルを編集しないか」とのお話をいただいたとき、これはとてもたいへんな仕事だと感じた。世の中には「レジデントマニュアル」と銘打った書籍は数多く存在しており、そのなかで際立った、当院オリジナルのものをまとめなければならないと感じたからである。

 1976 年、全国に先駆けて総合病棟方式を活用した当院独自のレジデント制度が開始されて以来、当院のレジデント教育の主眼は、「医師としての根幹」を涵養することにあった。われわれは、医師としての根幹は、「態度」「ていねいな診察」「問題解決能力」であると考えている。これらは主治医として、客観的に診断や治療を行うとともに、患者さんに人間的な態度でかかわるために必要不可欠であり、医師として生涯大切にすべきものである。本書では、なかでも問題解決能力に焦点をあてた。

 当院の研修が行われる総合病棟は、総合診療の良さを生かしながら、どの科にも該当しない疾病や複数の科にまたがる患者を受け入れている。総合病棟では、いかなる場でも通用する問題解決能力の習得を目指している。本書は、実際に総合病棟で研修を受けているジュニアレジデント、指導にあたっているシニアレジデントを中心に執筆を依頼した。今、まさに総合病棟で問題解決にぶちあたっているレジデントの生の声が随所に散りばめられている。プロフェッショナルである医師としてのマインドセット(態度)についても、言及している。単なるマニュアルや解説書にはない、悩める若手医師の琴線に触れるものになったと自負している。

 また、編集に際しては、プロブレム別にマネジメントチャートを示すことで、病棟でプロブレムに対峙したときに、パッとみて、まずその場を切り抜け、さらにその後のプランも最低限立てられる、そういった内容を意識した。手にとってくれたレジデントのみなさんが病棟で困ったとき、まず一瞥するのは本書という内容に仕上がっていれば、本望である。

 本書を監修いただいた中川義久先生、八田和大先生をはじめ、執筆に際してご指導いただいた多くの先生方に感謝します。本書が多くの医師や患者さんのお役に立つことを祈っています。


2015年 8月

天理よろづ相談所病院2013 年度チーフレジデント 田中寛大



目次

・序

・執筆者一覧

・本書で使われる略語一覧

【1章 プロブレム別 診療マネジメントチャート】

◆A.........よく遭遇するプロブレム

(1)発 熱

(2)SpO2低下・呼吸困難

(3)意識障害

(4)不 眠

(5)せん妄

(6)貧 血


◆B.........痛みのプロブレム

(7)頭 痛

(8)胸 痛

(9)腹 痛

(10)腰背部痛

(11)関節痛


◆C.........呼吸器のプロブレム

(12)喘 鳴

(13)咳 嗽

(14)喀痰検査で結核菌陽性

(15)咽頭痛

(16)血痰・喀血


◆D.........消化器のプロブレム

(17)便 秘

(18)下 痢

(19)嘔気・嘔吐

(20)吐 血

(21)下 血


◆E.........循環器のプロブレム

(22)失 神

(23)頻 脈

(24)徐 脈

(25)低血圧・ショック

(26)高血圧

(27)循環作動薬


◆F.........腎・泌尿器のプロブレム

(28)尿閉・頻尿

(29)浮 腫

(30)乏尿・無尿


◆G.........神経・筋のプロブレム

(31)筋力低下

(32)めまい

(33)けいれん


◆H.........代謝・内分泌のプロブレム

(34)血液ガス分析

(35)高Na血症

(36)低Na血症

(37)高K血症

(38)低K血症

(39)高Ca血症

(40)高血糖

(41)低血糖


◆I.........薬剤使用などのプロブレム

(42)輸 液

(43)栄養療法

(44)鎮 痛

(45)輸 血

(46)処置前の抗血栓療法

(47)ステロイド薬

【2章 マインドセットのプロブレム】

(48)プロフェッショナルとしての医師

(49)病棟における患者マネジメント

(50)クリニカル・リーズニング

【3章 診断・治療リファレンス】

◆感染性心内膜炎(IE)のDuke 臨床診断基準改訂版

◆systemic inflammatory response syndrome(SIRS)

◆敗血症診断のための補助的指標(敗血症=infection-induced SIRS)

◆敗血症初期蘇生:early goal-directed therapy(EGDT)

◆敗血症における疑わしい感染症別の経験的治療薬

◆敗血症における代表的な抗菌薬の保険適用量とPK/PDに基づく推奨量

◆敗血症で感染巣の診断のために必要な画像診断

◆急性期DIC診断基準

◆D-dimer/FDP換算表(急性期DIC診断基準)

◆DICの基礎疾患(急性期DIC診断基準)

◆DICにおいて鑑別すべき疾患および病態(急性期DIC診断基準)

◆A-DROP 成人市中肺炎重症度分類

◆成人市中肺炎における、細菌性肺炎と非定型肺炎の鑑別項目と鑑別基準

◆成人市中肺炎のエンピリック治療

◆医療・介護関連肺炎 NHCAP

◆入院早期における急性心不全患者の管理アルゴリズム(クリニカルシナリオ)

◆modified Wellsスコアとスコア別対応方法

◆グラスゴーコーマスケール(GCS)

◆ジャパンコーマスケール(JCS)

◆Richmond agitation-sedation scale(RASS)

◆ECOG performance status(PS)

◆肝硬変の重症度分類:Child-Pughスコア

◆栄養評価:SGA(主観的包括的評価)


・索引

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 10.0 以降

    外部メモリ:81.9MB以上(インストール時:178.1MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:327.6MB以上

  • android icon

    AndroidOS 5.0 以降

    外部メモリ:17.8MB以上(インストール時:44.4MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:71.2MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784840454506
  • ページ数:244頁
  • 書籍発行日:2015年11月
  • 電子版発売日:2016年1月8日
  • 判:B6判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※今日リンク、YNリンク、南山リンクについて、AndroidOSは今後一部製品から順次対応予定です。製品毎の対応/非対応は上の「便利機能」のアイコンをご確認下さいませ。


※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。


※コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcher(iOS/iPhoneOS/AndroidOS)が必要です。


※書籍の体裁そのままで表示しますため、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。