US Labシリーズ4 今日から読める!皮膚エコー [動画付き]

  • ページ数 : 280頁
  • 書籍発行日 : 2018年4月
  • 電子版発売日 : 2019年2月13日
¥5,060(税込)
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商品情報

内容

検査依頼がきても困らない!読影にも自信がもてる!

皮膚エコーの、基本手技と症例の読影のしかたをまとめた。充実の約40症例は、疾患のタイプによる画像の違いや、病理標本、CT、MRIなども掲載。読影の訓練にも使える。シェーマを用いた超音波画像の解説により、腫瘤や病変の存在部位などがわかりやすい。

>『 US Lab』シリーズ

序文

はじめに

「いつか皮膚エコーの本を出そう!」を目標に、放射線科医平井と皮膚科医として歩みだした正畠の2人で皮膚科領域の超音波を本格的に始めてから早いものでもうすぐ10年になる。当時、皮膚エコーのまとまった教科書はほとんどなく、手探りの状態であった。どうしたら超音波で病変の特徴を示す情報を、より正確に多く引き出せるかを平井が担当し、どのような情報が臨床で役立つかを正畠が実践した。症例が蓄積されるにつれ、次第にさまざまな疾患の超音波所見の特徴がわかるようになり、「境界明瞭で平滑な腫瘤で、外側陰影を認める」と記載してあれば、「被膜を持つような病理像を考える」というように、超音波所見を病理像に置き換えて正畠が医局の皮膚科医達に説明した結果、現在、奈良県立医科大学では多くの皮膚科や形成外科の医師が超音波に興味を持ち、皮膚科の外来にも超音波装置が置かれるようになった。

最近、表在領域の超音波の需要が高まってきているが、超音波検査をする側はどのように検査結果を伝えたらよいのか解らず、依頼する側は記載されている超音波所見の意味が解らない。この溝を埋めるためには、超音波画像と病理像を対比し、画像をどうよみ、どのような病理像を想定するか、超音波で陥りやすいピットフォールは何かをお互いに認識することが重要である。この本は臨床で遭遇することの多い疾患について、まず臨床像と超音波画像を示し、次のページに画像の読み方と病理像や疾患の解説を入れている。また、必要なものについては疾患概論、いくつかの画像にはARアプリを利用すれば動画を見られるようにしている。

この本が検査する側と依頼する側との溝を埋め、皮膚エコーが臨床に本当に役立つツールとなる一助になってくれればと願っている。とは言っても皮膚科の病気は多く、また同じ疾患でもバリエーションが豊富なため一筋縄ではいかず、診断に苦慮することもしばしばで毎日が新しい発見の連続である。本書が皮膚エコーを行うきっかけとなって多くの皆さんに広がり、皮膚エコーがさらに発展することを期待している。

リンパ節の項では日本バプテスト病院病理医の中峯寛和先生にお世話になりました。またこれまで温かくご指導いただいた浅田秀夫教授、皮膚科病理医の福本隆也先生、奈良県立医科大学皮膚科学教室・形成外科センターの皆様、超音波検査室の方々に心より感謝致します。

最後に、目標であった皮膚エコーの本を完成させていただいた中島亜衣様をはじめメディカ出版の方々に厚く御礼申し上げます。


2018年2月

著者 平井 都始子、正畠 千夏

目次

はじめに

【1章 皮膚エコーの基礎】

診断の基礎 どんなときにエコーが役立つか?

基本手技 皮膚エコーの手技と注意点

画像と解剖 正常のエコー像を知る!

評価のコツ エコーでみるべきポイント

【2章 このエコーが読めますか(1) 日常よく遭遇する疾患】

1 表皮嚢腫および鑑別を要する疾患

2 脂肪関連疾患

3 石灰化上皮腫

【3章 このエコーが読めますか(2) 代表的な疾患】

1 神経系腫瘍

2 線維性腫瘍

3 筋肉・骨格系腫瘍

4 血管性病変

5 汗腺系腫瘍

6 炎症性病変

7 リンパ節

8 悪性腫瘍

9 その他

【4章 このエコーが読めますか(3) 皮膚科領域以外の疾患】

1 整形外科疾患

2 消化器外科疾患

3 乳腺科疾患


付録 症状・年齢・部位から考える主な皮膚疾患

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書籍情報

  • ISBN:9784840465090
  • ページ数:280頁
  • 書籍発行日:2018年4月
  • 電子版発売日:2019年2月13日
  • 判:B6変型
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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