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- 眼科グラフィック2019年別冊 眼科スゴ技 OCT・OCTA
商品情報
内容
大きく美しい症例写真を数多く掲載。OCT・OCTAの基礎から応用、一線で活躍する眼科医の読影術まで、すべてが身につく一冊です。まぎらわしい症例を見分けるチャレンジ問題、前眼部・後極部OCT、OCTAのアトラスも掲載。
あわせて読む → 「眼科グラフィック」最新号・バックナンバー
序文
監修にあたって
OCT(光干渉断層計)は1980年代半ばに研究が始まり,1990年に当時山形大学教授の丹野直弘先生が世界初の特許を出願した,日本になじみの深い検査機器です.OCTの登場によって,加齢黄斑変性をはじめとする疾患概念が大きく変わりました.臨床現場でも爆発的に導入が広がり,今や個人開業医から大学病院に至るまで,OCTなしでは標準的な眼科診療ができないと言っても過言ではないレベルに来ていると思います.そして,約5年前に新しいアルゴリズムで血管造影ができるOCTA(OCT Angiography)が登場しました.
しかし,いかにOCTが進化しようとも,画像は画像であって,診断に用いるためには医師がそれを読影しなければなりません.どう読んで,どう判断するか,皆さん悩まれているのではないでしょうか?私自身も専門外は自信がありません.網膜を専門としていても,網膜血管をターゲットとして見ている先生と網膜下の病変を主に専門とする先生はそれぞれにこだわりがあり,注目する点が違ってきます.
そこで本書では,「どこに注目して見たらいいのか」,そのためには「どのように撮影したらいいのか」という基本から,診療への応用の方法,また,似ているが異なる紛らわしい疾患の鑑別法,さらには機種による違いなど,皆さんが知りたいところをエキスパートの執筆陣が痒い所に手が届く解説をしています.
本書は,「『視る』からはじまる眼科臨床専門誌」のコンセプトで2012年の創刊以来6年以上にわたり発刊されている『眼科グラフィック』でこれまでに取り上げたOCT・OCTAの特集から,"スゴ技"と称して,臨床に役立つものを選りすぐりました.パッと見て分かることを重視していますので,3章にはOCT・OCTAアトラスを設けました.前眼部,緑内障から網膜に至るまで各種疾患のOCT・OCTA画像を掲載し,簡単な解説を付けましたので,この病気かなと疑ったときなどに逆引きで確認することもできます.
本書を1冊,診察室に置いておけば,皆様の日常診療の大いなる助けになること請け合いです.
2019年3月 監修者を代表して
愛知医科大学 眼科学講座 教授
瓶井 資弘
目次
・監修にあたって
・執筆者一覧
1章 OCT
(1)疾患別 撮影・読影ポイント
1 網膜血管病変
2 加齢黄斑変性
3 緑内障
(2)黄斑手術とOCT
1 黄斑円孔の手術とOCT
2 黄斑前膜の手術とOCT
3 黄斑浮腫の手術とOCT
4 黄斑下血腫の手術とOCT
5 術中OCTの有用性
(3)画像診断「まぎらわしい症例」にチャレンジ!
1 黄斑部毛細血管拡張症(macular telangiectasia:MacTel Type 1)と陳旧性網膜静脈分枝閉塞症(old BRVO)
2 中心性漿液性脈絡網膜症(CSC)と典型加齢黄斑変性(AMD)
3 ポリープ状脈絡膜血管症(PCV)と中心性漿液性脈絡網膜症(CSC)
4 網膜血管腫状増殖(RAP)とクラシック型脈絡膜新生血管(classic CNV)
5 緑内障と病的近視に伴う変化
2章 OCTA
(1)原理と機種間比較
1 OCTアンギオグラフィーの原理と基礎
2 各画角における私の使い方 ~複数機種使用の経験から~
(2)疾患別 撮影・読影ポイント
1 網膜静脈閉塞症
2 黄斑部毛細血管拡張症/中心性漿液性脈絡網膜症
3 増殖糖尿病網膜症
4 加齢黄斑変性/ポリープ状脈絡膜血管症
(3)画像診断にチャレンジ!
1 糖尿病網膜症
2 網膜静脈閉塞症
3 加齢黄斑変性/ポリープ状脈絡膜血管症
4 近視
5 緑内障
3章 OCT・OCTA アトラス
(1)OCT(前眼部)
1 角膜疾患と角膜移植
2 角膜形状の評価
3 角膜不正乱視
4 前眼部偏光OCT
(2)OCT(後極部)
1 加齢黄斑変性
2 強度近視
3 黄斑浮腫
4 黄斑手術
5 緑内障
(3)OCTA
1 糖尿病網膜症
2 網膜静脈閉塞症
3 加齢黄斑変性
4 緑内障
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書籍情報
- ISBN:9784840468695
- ページ数:240頁
- 書籍発行日:2019年5月
- 電子版発売日:2019年7月19日
- 判:A4変型
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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