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商品情報
内容
★PEG(経皮内視鏡的胃瘻造設術)の関連用語111語を収載。概論と各論に分類・構成し、関連用語も相互に理解・参照できるよう検索性も工夫。図表を多用した見やすいレイアウト。
★PEG医療にたずさわるすべてのスタッフに手元においてご活用いただける内容です。
序文
序
経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)が登場したのは今から30年以上も前のことである。当初は内視鏡を用いた低侵襲外科治療手技として内視鏡医の注目を集めたものの,医療界全体へのインパクトは乏しかった。しかし医療の情報化や適正化が進み,現在では自発的に摂食できない例での,栄養経路確保のための第1選択手技と位置付けられている。
PEGが他の内視鏡治療手技と異なるのは,手技自体で治療が完結せず,そこがむしろ出発点となることである。造る者(内視鏡医など)以外に,胃瘻を使う者(多様な職種の医療提供者,患者,家族など)が存在することである。PEGに関連した診療はチーム医療の典型ともいえる。PEGが普及するにつれて多くの職種が診療に参加するようになり,理解を超えた用語が独り歩きすることも多くなった。また誤った用語が使われることも目立ち始めた。
このような状況を鑑み,PEG・在宅医療研究会の鈴木博昭現会長,比企能樹,曽和融生歴代会長の命を受け,研究会の公式見解を反映した用語集を作成する運びとなった。用語は単なる言葉ではなく,正しい知識を得るための基本である。用語の正しい理解がよい診療に直結すると信じている。
編集委員の不手際により,計画の発足から今日の出版まで長い時間を要したことをお詫びいたしたい。その間,ご多忙にもかかわらず快くご執筆を受諾され,的確な解説を作成していただいた諸先生方,そして出版に漕ぎ着けるまでの大変な作業を順調に進めていただいた宮定久男氏をはじめフジメディカル出版の方々に,心より深謝いたしたい。この用語解説がより適切なPEG関連の診療や,PEGを必要としている社会に対して少しでも貢献できるのであれば,編集委員として望外の喜びである。
2013年1月
「PEG用語解説」編集委員会
上野 文昭
倉 敏郎
西口 幸雄
目次
1.PEG概論
1-1 基礎知識,適応・禁忌
胃瘻(胃ろう)
胃瘻カテーテル
合併症 ほか
1-2 対象疾患・注意すべき病態
胃軸捻転症,食道裂孔ヘルニア
胃切除(術)
嚥下障害(摂食・嚥下障害) ほか
1-3 その他
アウトカム
インフォーム・ドコンセント
クリニカルパス ほか
2.PEG各論
2-1 造設手技
胃壁固定具
イントロデューサー法
イントロデューサー変法
オブチュレーター ほか
2-2 長期管理
A. カテーテル管理と瘻孔管理
経皮的交換
カテーテル交換手技
交換後の確認法(直接確認法) ほか
B. 栄養管理
栄養アセスメント
栄養サポートチーム
安静時エネルギー代謝量 ほか
C. PEG患者のリハビリ
アイスマッサージ
嚥下食ピラミッド
嚥下機能検査
嚥下テスト食 ほか
2-3 合併症
胃食道逆流,逆流性食道炎
胃石形成
胃排出能低下
インプランテーション
栄養剤誤注入 ほか
便利機能
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- 未対応
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書籍情報
- ISBN:9784862700360
- ページ数:158頁
- 書籍発行日:2013年2月
- 電子版発売日:2019年8月14日
- 判:A5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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