救急·集中治療(24巻11・12号) 迅速で的確な対応のための重症感染症Q&A―最新の診かたと考え方―

  • ページ数 : 280頁
  • 書籍発行日 : 2012年12月
  • 電子版発売日 : 2013年7月6日
¥6,160(税込)
ポイント : 112 pt (2%)
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

Critical Careに携わる ICU、救急、麻酔、外科、内科の医師とコメディカルを対象に、解説と情報を満載した『救急・集中治療』が電子版となりました。

本書 24巻11・12号では、感染症の診断の基本から治療まで、コモンな病態や手法から、稀ではあるが押さえておきたい疾患知識まで、36本の珠玉の論文でわかりやすく解説しました。

序文

この度,"重症感染症"の特集を企画させて頂きました.

救急外来でも,ICUでも,私たちが悩まされる最大の疾患群は"感操症"ではないかと思います.感染症は,頻度が多いうえに,時として急速に致死的な経過をたどる"ヤバイ"ものを含んでいます.そして何よりも困るのは,専門家への迅速なコンサルトが日本ではまだまだ容易ではないととでしょう.したがって,救急・集中治療の診療に携わる研修医から指導医までのすべての医師は,感染症とりわけ重症感染症に対するある程度の知識を有しておく必要があります.

本書は,このような需要に応えることを目的として企画構成されました.感染症の診断の基本から治療まで,コモンな病態や手法から,稀ではあるが押さえておきたい疾患知識までを,36本の珠玉の論文でわかりやすく解説しています.

執筆陣には,臨床現場に立脚しながら高い学術レベルを維持されている先生方を特選させていただきました.基本をしっかり押さえつつ,新しい薬剤や,工ビデンス,ガイドラインも漏らさない,ある意昧欲張りな書籍を作りたかったためです.

どうか本書を,ERやICUあるいは医局の片隅にでも置いてやってください.そして多くの先生方に本書を手にして頂き,現場に役立てていただくことで,一人でも多くの患者さんの転帰が改善することを願っています.


志馬 伸朗

目次

I.ここだけは押さえたい! ― 感染症診療の前に何を考える?

Q 1.感染症診療のロジック ―特に救急・集中治療領域に着目して―(大曲貴夫)

Q 2.重症感染症が疑われる患者に対する抗菌薬使用の基本的考え方(林 淑朗)

Q 3.感染予防の原則 ―標準予防策,感染経路別予防策―(市川高夫)

Q 4.医療従事者の感染予防 ―予防接種と針刺し対策―(矢野邦夫)


II.診療の進め方,考え方 ― 症候へのアプローチと検査の使い方

Q 5.感染症患者診察の基本 ―病歴から身体所見まで―(柳 秀高)

Q 6.発熱に対するアプローチ(久志本成樹)

Q 7.小児の発熱に対するアプローチ(南 希成,笠井正志)

Q 8.下痢/腹痛に対するアプローチ(吉本 昭 )

Q 9.咳, 痰, 呼吸困難に対するアプローチ(中瀧恵実子)

Q10.血液培養の取り方と解釈(笠井正志,南 希成)

Q11.炎症反応検査の種類と使い方 ― CRP,PCT ―(細川康二)

Q12.微生物迅速検査の種類と使い方 (馬場尚志)

Q13.救急感染症画像検査の使い方 ― XP, CT,MRI ― (村上友則,芦澤和人,上谷雅孝)


III.初期診断から治療まで ― 疾患別・最新の感染症診療

Q14.細菌性髄膜炎 ―小児・成人 ―(堀越裕歩)

Q15.上気道炎 ― クループ症候群,急性喉頭蓋炎 ―(宮津光範,祖父江和哉)

Q16.肺 炎 ― 市中,医療・介護施設関連肺炎 ―(寺本信嗣)

Q17.尿路感染症 ― urosepsisとなる重症例を中心に ―(荒川創一)

Q18.急性膵炎(真弓俊彦,竹村春起,永田二郎)

Q19.劇症肝炎(fulminant hepatitis)(阪本靖介,笠原群生)

Q20.急性腹症・汎発性腹膜炎(稲垣伸洋)

Q21.皮膚軟部組織感染症 [1]― 壊死性筋膜炎, ガス壊疽 ―(片岡祐一,相馬一亥)

Q22.皮膚軟部組織感染症 [2] (辻本登志英)

Q23.感染性心内膜炎(IE)(森 寛行,平岡栄治)

Q24.カテーテル関連血流感染(安田英人)

Q25.結核・肺アスペルギルス症(金井信一郎)

Q26.小児の重症ウイルス疾患 ― 麻疹,水痘,ムンプス,インフルエンザ,RSウイルス ―(上山伸也)

Q27.免疫抑制患者に発生する感染症 ― 原因微生物とそれぞれへの対応― (原田壮平)

Q28.HIV感染症(大路 剛)

Q29.広範囲熱傷と感染症(渋沢崇行,佐々木淳一)

Q30.輸入/新興感染症 ―特にわが国の救急外来で注意すべきものを中心に―(高橋 央)


IV.敗血症の治療戦略 ― ガイドラインを踏まえた初期治療

Q31.敗血症診療ガイドラインの概要(志馬伸朗)

Q32.早期目標指向型循環治療(EGDT)(菊池 忠,垣花泰之)

Q33.ソースコントロール ― 評価,画像診断,適応,タイミング ―(宮脇淳志,小谷穣治)

Q34.経験的治療薬の選択 ― 敗血症と敗血症性ショックを対象に―(小林陽介,藤島清太郎)

Q35.標的治療薬の選択(小林敦子)

Q36.小児敗血症性ショックへのアプローチ(川崎達也)

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 10.0 以降

    外部メモリ:37.9MB以上(インストール時:82.5MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:151.6MB以上

  • android icon

    AndroidOS 5.0 以降

    外部メモリ:45.7MB以上(インストール時:114.2MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:182.8MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784883785209
  • ページ数:280頁
  • 書籍発行日:2012年12月
  • 電子版発売日:2013年7月6日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:2

まだ投稿されていません

特記事項

※今日リンク、YNリンク、南山リンクについて、AndroidOSは今後一部製品から順次対応予定です。製品毎の対応/非対応は上の「便利機能」のアイコンをご確認下さいませ。


※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。


※コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcher(iOS/iPhoneOS/AndroidOS)が必要です。


※書籍の体裁そのままで表示しますため、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。