救急・集中治療(29巻臨時増刊号)ER・ICUにおける手技の基本と実際-ベテランに学ぶトラブル回避法-

  • ページ数 : 306頁
  • 書籍発行日 : 2017年6月
  • 電子版発売日 : 2017年8月25日
7,040
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商品情報

内容

ER、ICUで必要な診断/処置に関連した手技を学べる人気の救急・集中治療シリーズ!

基本を確実に行うことで重症患者への合併症のリスクを少しでも減らす。ファインプレーもヒーローも必要としない地道な医療が最良の医療。何年経っても色褪せない解剖・生理学に基づいた手技の基礎知識が学べます。

>『 救急·集中治療シリーズ』はこちら

序文

救急部(ER),集中治療室(ICU)の患者は,重要臓器不全を発症した患者です.これらの患者の病態は時々刻々変化します.連続的・綿密なバイタルサインの監視は必須です.それ以外にも病態の変化に応じて検査が必要になります.検査に基づいて,ベッドサイドでの迅速・適切な治療が要求されることも稀ではありません.ER,ICUでは様々な診断/処置に関連した手技が必要となります.正確な手技は検査の信頼度を増し,迅速・正しい治療につながります.テクノロジーの進歩により,ベッドサイドで行える検査/処置が増えてきました.しかし,系統的な教育を受けずに利用されていることが多いのも事実です.正確な知識と正しい手技に基づいた検査でなければ間違った情報となり,逆に治療方針に悪影響をもたらす危険もあります.非常に簡単と考えられている手技でも合併症はつきものです.重症患者では合併症そのものが致命傷となる危険性をはらんでいます.合併症を減らすには基本に忠実に行うことが一番です.ER,ICUにおける医療にファインプレーもヒーローも不要です.ファインプレーやヒーローを必要としない地道な医療が最良の医療です.診断/処置における手技には,正しい解剖・生理学の知識が必要であり,これは意外と軽視されています.手順を単純に覚えるのではなく,なぜその手順が必要かの基礎を理解しておくことで着実に上達していくものです.多くのエキスパートは正しい解剖・生理学の知識と基本的な手技を確実に行っています.

重症患者の治療には,知識のUp-to-Dateは必須です.しかし,解剖・生理学に基づいた,基本的な手技の知識は何年経っても色褪せません.医療に必須のものです.本誌は,研修医はもちろん,卒後数年経った医師にとっても十分役に立つ内容であると確信しています.日常の重症患者治療に役立つことを祈念しています.


特集編集 西村 匡司 徳島大学大学院 救急集中治療医学

目次

Ⅰ 総論

標準予防策・清潔操作(ガウンテクニックなど)

Ⅱ 気道の確保・呼吸管理

気管挿管・気管チューブの固定

抜管

気管切開/輪状甲状間膜穿刺・切開

酸素療法(低流量システム・高流量システム)

非侵襲的陽圧人工呼吸管理

(侵襲的)人工呼吸管理

Ⅲ 穿刺とドレナージ術

胸腔穿刺と胸腔ドレナージ

心嚢穿刺

腹腔穿刺と腹腔ドレナージ

腰椎穿刺と髄液検査

Ⅳ 外傷・熱傷・整形外科的疾患

創処置の実際

減張切開

V 消化管に対する処置

胃管の挿入法

イレウス管の挿入法(従来法)と管理について

栄養チューブ

Ⅵ カテーテル手技

末梢静脈カテーテル

PiCCOカテーテル

PICC(末梢挿入型中心静脈カテーテル)

中心静脈カテーテル

肺動脈カテーテル

動脈穿刺と動脈ライン留置

尿道カテーテル

血液浄化用ダブルルーメンカテーテル

Ⅶ 内視鏡手技

気管支鏡検査+BAL

消化管内視鏡検査・治療

Ⅷ 急性期管理

IABP(大動脈内バルーンパンピング)

PCPS(経皮的心肺補助装置)

VV ECMO(静脈-静脈膜型人工肺)

VA ECMO(静脈-動脈膜型人工肺)

心拍出量モニター

Defibrillation

Cardioversion

Ⅸ その他

経食道心エコー

FASTの普及─skillからcompetencyへ─

肺エコー

ICP(頭蓋内圧)測定

膀胱内圧測定 体温管理

グラム染色


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書籍情報

  • ISBN:9784883785506
  • ページ数:306頁
  • 書籍発行日:2017年6月
  • 電子版発売日:2017年8月25日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:2

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