これだけは知っておきたい! 放射線療法Q&A-基本知識と最前線-

  • ページ数 : 228頁
  • 書籍発行日 : 2011年2月
  • 電子版発売日 : 2012年1月28日
¥6,160(税込)
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商品情報

内容

がん診療に携わる医師とチーム医療スタッフのための必携の1冊「がん治療レクチャー」2巻1号の電子書籍版です。
電子書籍版では、全文・串刺検索、目次・索引リンク、南山堂医学大辞典リンクなど電子書籍ならではの機能を搭載。あの重たいテキストがいつでも、どこでも、簡単に、そして立体的に参照できます。

序文

2人に1人が罹患し,3人に1人が究亡する「がん」は文字通りの国民病である.医師にとっても.がんは目術的に遭遇する重篤な疾患であり.日々進歩しているがん治療に関する知践を定期的にアップグレイドしておく必要に迫られている.

これらのニーズに応えるべく創刊された『がん治療レクチャー』シリーズであるが.今回は放射線治療を取り上げた.がん治療の3本柱とは言いながら,日本においては手術中心の医療が行われ.放射線治療の存在感は薄かった.新規のがん患者において.現在でも放射線治療の施行率が27%前後であり.米国の66%. ドイツの90%と際だった差となっているのが象徴的である.それでも10年前には15%の患者にしか放射線治療が施工されていなかったことを考えると,日本においても放射線治療の役割は確実に増大していると言える.高齢者社会の急速な到来による手術に適さない高齢者がんの急増.また放射線治療の高度化による「切らずに治す放射線治療」の存在感の増大により.放射線治疲め役割は今後も着実に大きく怠るものと推定されている.

放射線治療においては.如何にがんに選択的に損傷を起こすかが基本戦略である.生物学的ならびに物理学的なアプローチがあり.前者では化学放射線治療.さらには分子標的治療と放射線との併用が臨床の現場で.使われようとしている.腫瘍に放射線を集中させる物理的アプローチは臨床に広く普及しつつあり,患者にとっては大きな福音となっている.その代表的なものが,定位放射線治療,強度変調放射線治療,粒子線治療である.

本特集では,日本における放射線腫瘍医の第一人者に,総論,各臓器がん別の各論について,これだけは知っておいて欲しい放射線治療法についてQ&A形式最新情報簡潔に記載したものである.忙しい日常診療の中で執筆していただいた先生に深謝するとともに,本書が広く活用され,数多くのがん患者の診衝に活用されることを願ってやまない.


編集:平岡 真寛
京都大学医学部附属病院 政射線治療科

目次

I.最新の放射線治療

Q 1.化学放射線療法

Q 2.放射線治療と分子標的治療の併用

Q 3.放射線治療の感受性予測

Q 4.小線源治療

Q 5.定位放射線治療(頭蓋内)

Q 6.定位放射線治療(体幹部)

Q 7.強度変調放射線治療

Q 8.画像誘導放射線治療

Q 9.陽子線治療

Q10.重粒子線治療

Q11.中性子捕捉療法

Q12.RI治療

Q13.放射線治療に伴う有害事象

Q14.放射線有害事象に伴う支持療法

Q15.放射線治療における品質管理・品質保証

II.臓器別の放射線治療

Q16.脳腫瘍

Q17.頭頸部がん

Q18.乳がん

Q19.肺がん(非小細胞肺がん)

Q20.肺がん(小細胞肺がん)

Q21.食道がん

Q22.胃がん

Q23.直腸がん・肛門がん

Q24.肝がん

Q25.膵がん

Q26.胆道がん

Q27.子宮頸がん

Q28.前立腺がん

Q29.精巣腫瘍・陰茎がん

Q30.膀胱がん

Q31.骨・軟部腫瘍

Q32.皮膚がん

Q33.小児腫瘍

Q34.骨髄腫・白血病

Q35.悪性リンパ腫

Q36.原発不明がん

Q37.良性腫瘍・非腫瘍性疾患

Q38.緩和医療(骨・脳転移)

Q39.緊急照射

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書籍情報

  • ISBN:9784883786329
  • ページ数:228頁
  • 書籍発行日:2011年2月
  • 電子版発売日:2012年1月28日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:2

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