やさしく学べる 最新緩和医療Q&A

  • ページ数 : 289頁
  • 書籍発行日 : 2011年7月
  • 電子版発売日 : 2012年1月28日
¥4,180(税込)
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商品情報

内容

がん診療に携わる医師とチーム医療スタッフのための必携の1冊「がん治療レクチャー」2巻3号の電子書籍版です。
電子書籍では、他コンテンツとの串刺し検索・リンク表示、文献参照などにより、立体的に参照いただけます。

序文

「がん対策基本法」(2006年成立)は,故山本孝史議員をはじめ患者の声が大きな力となった議員立法として成立した法律であり,質の高いがん医療の推進に画期的な役割をもたらすものです.このがん対策基本法の中でも強調されている「がん緩和医療」は,単に終末期医療ではなく,がん患者への早期からの診療介入支援によって,日常生活の支障となる身体的・精神的な苦痛を軽減し患者・家族の快適な療養を実現することを目指しています.患者の療養生活の質を重視するには,地域におけるがん医療連携が必須であり,基本的なおよび専門的な「がん緩和医療」についての教育・啓発の実践と,人材育成の体制整備が,極めて重要かつ喫緊の課題となっています.

本特集は早期からのがん緩和医療に関する最新の知見について解説し,日常の臨床現場で活用しうる内容をまとめています.なかでもがん疼痛は,がん緩和医療の中では最も治療の必要性が切迫した症状です.そして医療用麻薬とその使用法は,種類や剤型が極めて多彩になり,最近20年間の緩和医療関連薬剤の中でも,最も進歩の著しい領域です.また,医療機関内の円滑なチーム医療だけでなく,地域における医療・介護機関の役割分担による切れ目のないがん緩和医療まで,がん緩和医療の新たな展開が必要とされています.

専門的な緩和医療に従事する医療スタッフのみならず,がん診療に携わるすべての医療スタッフの方に,本特集の内容を活用していただければ,がんの療養に悩んでいる患者・家族の方々にとって大きな支援になると考えます.

全国どこでもがん患者・家族が安心して療養できる体制を目指して,執筆者一同,今後も努力したいと思います.


平成23年 6月 被災からの復興を祈念しつつ
執筆者を代表して

編集:江口研二・余宮きのみ

目次

I.緩和医療総論

Q1.緩和医療の理想と現実

Q2.治癒困難な進行がん患者の緩和ケアの現状と大切なこと

II.症状への対策

[痛 み]

Q3.アセスメント

Q4.WHO方式

Q5.非オピオイド鎮痛薬

Q6.オピオイド(1)コデイン・トラマドール

Q7.オピオイド(2)モルヒネ

Q8.オピオイド(3)オキシコドン

Q9.オピオイド(4)フェンタニル

Q10.オピオイド(5)オピオイドの副作用対策

Q11.オピオイド(6)オピオイドローテーション

Q12.鎮痛補助薬

Q13.神経ブロック

Q14.持続皮下注・PCA

[痛み以外の症状]

Q15.呼吸困難

Q16.消化器症状

Q17.倦怠感

Q18.嚥下障害

Q19.口腔ケア

Q20.尿路系のトラブル

Q21.皮膚ケア

Q22.気持ちのつらさ

Q23.せん妄

III.ケアの実際

Q24.予後予測

Q25.輸液

Q26.鎮静

Q27.各種のチューブや胃瘻などの管理

Q28.看取りのケア

Q29.遺族ケア

Q30.緩和的化学療法

Q31.緩和医療における放射線治療 ─主に骨転移に関して─

Q32.緩和リハビリテーション

Q33.コミュニケーション

Q34.ギアチェンジ

Q35.社会的苦痛

Q36.スピリチュアルペイン

Q37.緩和ケアチーム

Q38.緩和ケアにおける看護師の役割1 病院の場合(ホスピスを含む)

Q39.緩和ケアにおける看護師の役割2 地域(在宅)の場合)

Q40.緩和ケアにおける薬剤師の役割1 病院の場合(ホスピスを含む)

Q41.緩和ケアにおける薬剤師の役割2 地域(在宅・外来)の場合)

Q42.在宅ケア

Q43.補完代替療法

IV.各種がんの緩和ケア上の特徴

Q44.消化器がん(1) 消化管

Q45.消化器がん(2) 肝・胆・膵

Q46.肺がん

Q47.泌尿器科がん

Q48.乳がん

Q49.婦人科がん

Q50.頭頸部がん

Q51.骨軟部腫瘍

Q52.小児の緩和ケア

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書籍情報

  • ISBN:9784883786343
  • ページ数:289頁
  • 書籍発行日:2011年7月
  • 電子版発売日:2012年1月28日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:2

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