最新 外来インスリン療法

  • ページ数 : 204頁
  • 書籍発行日 : 2010年9月
  • 電子版発売日 : 2011年12月3日
¥4,400(税込)
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商品情報

内容

糖尿病診療・ケアに携わる若手医師、研修医、コメディカル、実地医家などに必須の1冊「糖尿病レクチャー」1巻2号の電子書籍版です。
最新外来インスリン療法について、Q&A方式、ケーススタディなどを用いてやさしく解説!
今日の治療薬へのリンク参照、目次・索引リンク、串刺し検索、PubMedリンクなど電子ならではの機能で、より深く参照することができます。

序文

近年インスリン治意を取り巻く状況は日々進歩しています.アナログ製剤の開発,インスリン注入器インスリン注射針の政良などが挙げられます.糖尿病患者さんを取り巻く社会環境も変化し,入院せずに外来で血糖コントロールしていくことが主流となっています.外来でのインスリン導入の増加は,上記の2つの要因が挙げられます.

日本人糖尿病の成因の一つはインスリン分泌不全です.このインスリン分泌不全に関しては,遺伝因子環境因子がいくつも重なり合って経時的に変化していくと推測されます.

遺伝的要因によりインスリン分泌が早期から障害されれば,20歳・30歳代で糖尿病を発症してきます.経口血糖降下薬にて治療しても血糖コントロールが改善せず,インスリン治療が必要となります.また,環境因子が強く肥満によるインスリン抵抗性が強い場合には,膵β細胞のオーバーワークで小胞体ストレスなどから,β細胞がアポトーシスを起こしインスリン分泌不全がさらに進行していきます.多剤の経口血糖降下薬を服用しても血糖コントロールが得られず,インスリン治療が必要となります.

患者・医師の両サイドにインスリン治療に対する抵抗感があり,インスリン導入の遅れが問題となります.インスリン治療では,患者さん個々人の生活に合わせた治療法が必要となり,インスリン量の調整も必要です.今後のインスリン治療への期待としては,注射後瞬時に門脈内にインスリンが流入するデリバリーシステムが開発されれば.インスリン治療のさらなる進歩となります.

インスリン導入法から,多岐にわたるインスリン治療法につき.お忙しい中ご解説いただいたエキスパートの先生方には心から感謝申し上げます.

本書が.インスリン治療の一助となり,ひいては患者さんの血糖コントロールの改善,QOLの改善となれば望外の喜びであります.


2010年 9月
清野 弘明

目次

I.外来インスリン療法導入のための5項目

Q1.2型糖尿病におけるインスリン導入時期とは

Q2.インスリン導入のための心理的アプローチについて教えてください

Q3.2型糖尿病でのインスリン療法とは

Q4.インスリン治療とQOLについて教えてください

Q5.インスリン自己注射指導(チェックリスト)について教えてください

II.インスリン製剤の特徴

Q6.超速効型インスリンと速効型インスリンの差異と使い分けについて教えてください

Q7.中間型インスリンと持効型溶解インスリンの差異と使い分けについて教えてください

Q8.混合型インスリンの使い方とは(アナログ製剤を含めて)

III.インスリンデバイスについて

Q9.インスリンデバイスの特徴・特性を活かした選択とは

Q10.視力低下患者へのデバイス選択とは

Q11.握力低下患者へのデバイス選択とは

IV.インスリン治療と経口血糖降下薬の併用

Q12.インスリン治療とα‐グルコシダーゼ阻害薬について教えてください

Q13.インスリン治療とBG薬について教えてください

Q14.インスリン治療とチアゾリジン薬について教えてください

Q15.インスリン治療とグリニド薬について教えてください

Q16.インスリン治療とSU薬について教えてください

V.インスリン単独療法

Q17.2型糖尿病のインスリン従来療法(2回法)とは

Q18.2型糖尿病の強化インスリン療法(3回法)とは

Q19.2型糖尿病の強化インスリン療法(4回法)とは

Q20.1型糖尿病の強化インスリン療法とは

Q21.持続皮下インスリン注入療法(continuous subcutaneous insulin infusion:CSII)とは

VI.インスリン治療の自己調整

Q22.血糖自己測定とインスリン量調節について教えてください

Q23.カーボカウントとインスリン治療について教えてください

Q24.インスリン治療と低血糖について教えてください

Q25.運動療法とインスリン治療について教えてください

Q26.シックデイとインスリン治療について教えてください

VII.日本でのインスリン治療研究

Q27.Sapporo 1-2-3Study(札幌1-2-3スタディ)とは

Q28.STEP-AKITA study(秋田)とは

Q29.日本でのインスリン治療研究―Yokoyama Studyとは

Q30.NICE Studyとは

Q31.JUN-LAN Studyとは

VIII.海外でのインスリン治療研究

Q32.APOLLO Trialとは

Q33.One Mix Studyとは

Q34.4T Studyとは

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書籍情報

  • ISBN:9784883787012
  • ページ数:204頁
  • 書籍発行日:2010年9月
  • 電子版発売日:2011年12月3日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:2

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