重症患者ケア(第3巻4号)ICUでのくすりの使い方・考え方

  • ページ数 : 245頁
  • 書籍発行日 : 2014年11月
  • 電子版発売日 : 2016年9月16日
¥3,740(税込)
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商品情報

内容

看護の実践力をつけるために―

看護師が薬理学と現場で患者に投与される薬剤の正しい知識を修学することは、患者の全身管理を学ぶ際にどうしても省くことができないコンテンツとなります。
本特集では、急性重症患者を想定した場合に頻繁に遭遇する頻度が高い銘柄の『くすり』を取り上げて解説。とくにビギナーから経験と知識の幅と深みを増しつつある、一般的には5年くらいまでの段階にある看護師を対象に想定した内容となっています。

序文

特集編集にあたって

近年,これまでになく集中治療でのリハビリテーションが注目されています.平成26 年度診療報酬改定の基本方針の重点課題のなかにも,"(1)医療機関の機能分化・強化連携,在宅充実等"のなかに,「急性期の患者の早期退院・転院やADL(日常生活動作)低下等の予防ため,早期からのリハビテーション実施や退院・転院支援の充実等も重要である」とあり,この診療報酬改定で,入院早期からのリハビテーションがきわめて重要な役割と責任を負いました.

一方,われわれが集中治療領域の医師や集中ケア認定看護師を対象に行った全国調査では,リハビリテーションの重要性を認識しながらも,関連他職種との連携や協働にはまだ多くの課題や問題があるとの結果でした.今後,より高度急性期病床機能の明確化が進むなかで,現在の集中治療チームにリハビリテーションを定着させるかは大きな課題です.2009 年に『Lancet』に掲載されたSchweickert らの論文のインパクトは強烈で,Early mobilization に代表される早期リハビリテーションが広く浸透する原動力になっていますが,多くの課題や問題があるままでは,一時のブームにとどまってしまうのではないかという危惧もあります.

一定の広がりを見せている集中治療での早期リハビリテーションをより確実なものにして,多くの患者さんが早期リハビリテーションの恩恵を享受していただけるようにとの思いで,本書は企画されました.集中治療の現場の最前線の方々に執筆いただき,実践的な内容になっていると思います.

このたびの特集が,集中治療でのリハビリテーションに携わる皆様にとって大いに役立つことを期待しています.

高橋 哲也
東京工科大学 医療保健学部 教授

目次

Ⅰ.循環器系薬剤

心蘇生薬
〜投与のタイミングを知ろう! 薬剤投与までの時間と心拍再開や生存率との関係が示唆されています〜

昇圧薬
〜α受容体,β受容体など,どの受容体に作用するかを理解しよう〜

強心薬
〜血圧を上げるだけじゃない,わかると納得強心薬の使い方〜

冠血管拡張薬
〜冠血管拡張薬の違いはどこにあるの〜

降圧薬
〜知らなきゃ困る! 降圧薬のポイント〜

抗不整脈薬(1)
〜抗不整脈薬治療における看護のポイント〜

抗不整脈薬(2)
〜ATP製剤・ジギタリス製剤の特性を知り,  上室性不整脈をコントロールしましょう〜

抗不整脈薬(3)
〜致死性心室性不整脈に対する第一選択薬は,Ⅰb群のリドカインからⅢ群のアミオダロン・ニフェカラントにパラダイム・シフトしています!〜

抗不整脈薬(4)
〜使用頻度が少ない薬剤だからこそ大事となってくる知識もある〜

利尿薬
〜強力かつ即戦力!「フロセミド」と  温和な二刀流!「カルペリチド」を知ろう〜

Ⅱ.抗凝固系薬剤

抗凝固薬
〜よくわからない!! 集中治療室で使用されている抗凝固薬〜

経口抗凝固薬と抗血小板薬
〜いつもの薬と新しい薬,ポイントを知ってより安全に!〜

DIC治療薬
〜DICのメカニズムがわかれば治療薬がわかる〜

Ⅲ.呼吸器系薬剤

気管支拡張薬
〜息苦しさから早期に脱するためのくすりの使い方〜

Ⅳ.抗菌薬・抗ウイルス薬

抗菌薬(1) ペニシリン系とセファロスポリン系
〜抗菌薬の基本はペニシリン〜

抗菌薬(2) カルバペネム系とアミノグリコシド系
〜耐性菌産生を回避! やめどきを見極めよう!〜

抗菌薬(3) キノロン系とマクロライド系
〜抗菌薬の特徴を知って,看護に活かせる看護師になろう!〜

抗菌薬(4) 抗結核薬
〜あらためて知る結核とのつきあい方〜

抗菌薬(5) バンコマイシンとカルバペネム
〜抗菌薬の適正使用と耐性菌〜

抗ウイルス薬と抗真菌薬
〜重症患者は常にウイルスや真菌感染の危険性を秘めている〜

Ⅴ.その他の重要な薬剤

抗けいれん薬
〜知って得する抗けいれん薬の使い方〜

糖尿病治療薬
〜950万人の治療薬!〜

鎮静薬・鎮痛薬
〜鎮静には鎮静薬ありきか?

痛みは我慢させず鎮痛薬をしっかり使い,鎮静薬は最少に!〜

ステロイド
〜魔法の薬と言われて....使い方さえ誤らなければ決してこわい薬ではありません〜


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書籍情報

  • ISBN:9784883789085
  • ページ数:245頁
  • 書籍発行日:2014年11月
  • 電子版発売日:2016年9月16日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:2

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