サルコペニア診療ガイドライン 2017 年版 一部改訂

  • ページ数 : 84頁
  • 書籍発行日 : 2020年4月
  • 電子版発売日 : 2020年4月10日
¥2,420(税込)
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内容

AWGSによるサルコペニア診断基準(AWGS2019)が改訂!診断基準はどう変わったのか,経緯と改訂ポイントを解説。

2019年10月AWGSから新しいサルコペニア診断基準(AWGS2019)が発表され,今回の改訂を受けて,本ガイドラインも診断基準を中心とする一部改訂を行い,刊行することとなった。
AWGS2019を用いて,より多くの診療現場でサルコペニアのスクリーニング・診断が進むことが期待される。(一部改訂の経緯より抜粋)

序文

サルコペニア診療ガイドライン作成にあたって

加齢に伴って骨格筋量が減少する病態として「サルコペニア」がRosenbergにより提唱されてから,約30年が経過しました。その間,サルコペニアの病因,疫学に関する研究が進み,サルコペニアの概念が構築され,2010年European Working Group on Sarcopenia inOlder People(EWGSOP)により初めてサルコペニア診断のアルゴリズムが発表されました。その後,多くの領域においてサルコペニアの診断がなされるようになり,注目度が高まったと思います。すなわち,サルコペニアは高齢者においてその健康寿命を脅かすだけではなく,様々な疾患に関連し,その予後に影響を与えることが明らかとなってきました。さらに2016年10月1日にはサルコペニアがICD−10のコード(M 62 . 84)を取得し,独立した疾患として認識されるに至りました。このような背景から,日本サルコペニア・フレイル学会において診療ガイドラインを作成することが決定され,2016年3月にサルコペニア診療ガイドライン作成委員会が組織されました。

本診療ガイドラインではClinical Questionを設定し,それに基づく検索式からシステマティックレビューを行い,作成しました。その後,外部委員による査読,パブリックコメントを経て,最終的に診療ガイドラインとしてまとめました。なお,本診療ガイドラインは,現時点における標準的な診療情報の提供であり,個々の症例における診断・治療の最終的な判断は医師と患者の合意形成に従うものであることを改めてご認識いただいたうえで,ご活用いただければ幸いです。

委員会を代表して,貴重なコメントをいただいた方々に深謝するとともに,本診療ガイドラインが日常診療においてお役に立つことを祈念します。


2017年12月

日本サルコペニア・フレイル学会代表理事
荒井 秀典

目次

第1章:サルコペニアの定義・診断

CQ1 サルコペニアの有病率は

CQ2 サルコペニア肥満の定義と意義は

CQ3 サルコペニア,サルコペニア肥満のスクリーニング方法・診断方法とは

第2章:サルコペニアの疫学

A 一般集団における疫学

CQ1 サルコペニアの有病率は

CQ2 サルコペニアの要因,危険因子は

CQ3 サルコペニアの予後,転帰は

B 各種疾患における疫学

CQ1 生活習慣病(非消耗性疾患)におけるサルコペニアの有病率は

CQ2 消耗性疾患におけるサルコペニアの有病率は

CQ3 運動器疾患におけるサルコペニアの有病率は

CQ4 神経変性疾患ならびに認知機能障害におけるサルコペニアの有病率は

CQ5 慢性疼痛,低栄養,フレイル,廃用症候群,ICUAWにおけるサルコペニアの有病率は

第3章:サルコペニアの予防

CQ1 栄養・食事がサルコペニア発症を予防・抑制できるか

CQ2 運動がサルコペニア発症を予防・抑制できるか

CQ3 生活習慣病,慢性疾患に対する治療がサルコペニア発症を予防・抑制できるか

第4章:サルコペニアの治療

CQ1 運動療法はサルコペニアの治療法として有効か

CQ2 栄養療法はサルコペニアの治療法として有効か

CQ3 薬物療法はサルコペニアの治療法として有効か

CQ4 複数の治療法の組み合わせはサルコペニアの治療法として有効か

CQ5 二次性サルコペニアに対する介入は原疾患に有効か

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書籍情報

  • ISBN:9784897754109
  • ページ数:84頁
  • 書籍発行日:2020年4月
  • 電子版発売日:2020年4月10日
  • 判:A4変型
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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