皮膚病診療Vol40, No.8(2018年8月号)

  • ISBN : 9784992000328
  • ページ数 : 104頁
  • 書籍発行日 : 2018年8月
  • 電子版発売日 : 2018年8月10日
  • 判 : B5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
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¥3,080 (税込)
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商品情報

Vol.40 No.8【サルコイドーシス─2018】

本誌は「臨床医のための月刊皮膚病総合雑誌」を標榜しており、以下の7つを特徴としております。

1.毎号特集形式―実地診療に役立つ 2.カラー印刷―わかりやすく伝える臨床情報 3.多彩な執筆陣―全国にまたがるネットワーク 4.アンケート特集―実地医家の生の声を 5.学会ハイライト―日皮会総会、支部総会の情報を 6.座談会―著名な臨床家、研究家によるディスカッション 7.増刊号―通常号に加えてさまざまな情報を

このほか、読者の方からの意見や投稿を掲載する「声」欄も充実しています。

■ 序文

アトピー性皮膚炎今昔

乾癬と同じくアトピー性皮膚炎にも,分子標的薬が使用できるようになった.筆者はアトピー性皮膚炎が専門というわけではないが,多くのアトピー患者をみてきた.その一番の理由が,西岡 清先生が教授をされていた時代に,ステロイド外用剤を忌み嫌う患者さんが大勢押しかけ,成人のアトピー患者が常時何人も入院していた時期に,病棟の実働部隊の学年だったからである.当時は朝夕,1人に1時間近くかかる処置をしており(さすがに夕処置は若い人に任せたが),外用(ステロイド以外)して包帯を巻く作業をひたすらこなしていた.

数年前に戸倉新樹先生の講演で,アトピー性皮膚炎患者にみられる皮疹で,これまで報告されてない皮疹を英文論文として発表されたのを聞いた.このときに感じたことは,あれだけ多くの患者をみていながらどうして気が付かなかったのだろうと自分自身のそれまでの姿勢を恥じた.それはただ単に,時間に追われ,処置を少しでも早く終わらせることに終始してしまっていたためで,きちんと皮疹をみていなかったということに尽きる.さらに言うと,知識も,発疹をゆっくりみるという余裕もなかった頃であり,何がありふれていて何が珍しいかもよくわかっていなかった.今の若い皮膚科医は知らないかもしれないが,その時代はステロイド外用剤を使わないで治して欲しいと希望する患者さんが大勢いた.ステロイドを用いない外用療法が何を意味しているかというと,疾患の病態をそのまましばらく観察できるということで(患者さんにとっては気の毒な面も否めないが),われわれにとって大きなメリットである.強力な治療をするということは,今目の前にある症状が消えてしまい,それと引き換えに病態を考えるチャンスや,皮疹を詳しく観察する機会を逸してしまうことを意味する.

話をもとに戻すと,バイオ製剤があの頃あればと思う患者もいる一方で,本来は他の治療で済む患者に対しても安易に使われてしまうのではないかと心配にもなる.昔,片山一朗先生の助教授回診で,全身の色素沈着を伴う苔癬化が顕著になった患者さんをプレゼンした研修医に,ここまでくるとまったく別なことをしないと無理だよ,といわれたことを今も覚えている.外用に代わる方法としては,当時は紫外線療法くらいしかなかった.シクロスポリンも使用できなかった時代である.そういう患者こそがバイオ製剤の本当の適応になるのだろうが,これからは,そこに行く手前の患者にも使われてしまうかもしれない.

思い返して,あの頃は治療する側もされる側も大変であったが,若い皮膚科医にとって恵まれた状況だったと思う.それが無理な時代に今はなってしまった.今のような治療法がない時代に,多くの症例を経験させてもらってよかった.それは,疾患がアトピーでも乾癬でも同じである.せっかく入院させても,ステロイド外用で治ったと喜んですぐに退院させてしまう若い人たちをみるたびにそう思う.


山本 俊幸

■ 目次

臨床例

サルコイドーシス患者に生じた結節性紅斑様皮疹─隔壁性脂肪織炎を伴った症例─

苔癬様型とびまん浸潤型が併存した皮膚サルコイド

片側の耳垂に生じたびまん浸潤型皮膚サルコイドーシス

粘膜病変を伴い皮膚潰瘍を形成したサルコイドーシス

頸部の巨大結節を呈したサルコイドーシス

酒皶との鑑別に難渋した皮膚サルコイド

リポイド類壊死症との鑑別を要した皮膚サルコイドーシス

FDG-PETで探索した心外病変の病理組織学的所見により確定診断しえた心臓サルコイドーシスの3例

高IgG4血症を認めたサルコイドーシス

好酸球浸潤を認めたサルコイドーシス

下腿潰瘍を呈したサルコイドーシス

多彩な皮疹を混在した苔癬様型皮膚サルコイド

メトトレキサートが皮膚病変に奏効したサルコイドーシスの2例

眼瞼浮腫を主訴に来院したサルコイドーシス

発症11年後に皮膚症状が出現したサルコイドーシス

英文抄録

editorial

アトピー性皮膚炎今昔

展望

サルコイドーシスとリポイド類壊死症

topics

本邦人における皮膚サルコイド病変の特徴

蝶の博物詩

生態38

学会ハイライト

第34回日本臨床皮膚科医会総会・臨床学術大会を終えて

私の歩んだ道

私の履歴書

皮心伝心

耳学問と目学問

診察室の四季

夏雲

皮膚科のトリビア

第158回

「頭頸部に痒疹様結節が多発したinsect bite-like reaction」を読んで

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