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脳神経外科 周術期管理のすべて 第5版

  • ISBN : 9784758318495
  • ページ数 : 896頁
  • 書籍発行日 : 2019年5月
  • 電子版発売日 : 2020年9月4日
  • 判 : A5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
販売価格 (ダウンロード販売)
¥11,000 (税込)
ポイント : 200 pt (2%)

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商品情報

脳神経外科手術の進歩と周術期の管理の変化を踏まえ,待望の改訂

第4版が2014年に刊行されてから5年が経とうとしている。その間の脳神経外科の進歩,ガイドラインの改訂,また脳神経外科を取り巻く環境の変化を踏まえて本書を改訂。また,「第I章 周術期における医療安全」では,「災害時の対策」の項を追加して,昨今頻発する災害に対して何をすべきかについて解説。
脳神経外科医をはじめ,周術期管理に携わるスタッフ必携の書籍である。

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
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■ 序文

序文(第5版)


脳神経外科医が扱う疾患は多岐にわたります。手術療法が基本とはいえ、薬物療法(遺伝子治療も含)や種々の放射線治療が中心になるものも少なくありません。手術も開頭術が中心とはいえ、定位脳手術、神経内視鏡手術、血管内治療などの領域の最近の進歩も目を見張るものがあります。治療には、正確な診断とそれに基づく治療方法の選択、安全かつ効率的な治療を行うための準備、そして治療後の確実かつ迅速な回復を促す術後治療が必要です。我々は、治療を求めて入院された方々に適切な治療を施し、合併症なく予定された期間で退院していただくことで、治療医としてはじめて責任を果たせたといえます。しかし、現代の診断・治療の進歩の全てが含まれる膨大な周術期管理学を、個人の知識と経験で身につけるのは容易なことではありません。また、周術期管理には病院内管理のみならず社会医学の一部も含まれます。第4版では、当時の医療事情を反映して「医療安全管理」を一つの柱として編集いたしました。今回の改訂では、地震、水害などの大規模災害時の管理の項を設けております。

本書は、脳神経外科疾患の周術期管理方法をまとめたものとして、20世紀の最後の年(2000年)に初版を上梓しました。現在まで4回の改訂を行い、第5版は新しい年号「令和」が施行される月に皆様におとどけすることになりました。

医学は日進月歩とはいえ、第4版出版(2014年)後の脳神経外科領域の進歩は格別なものがあります。2015年には日本脳卒中学会により『脳卒中治療ガイドライン2005』が出版され、2017年にその中の25項目について追補記事が公表されました。2018年には『経皮経管的脳血栓回収用機器適正使用指針 第3版』が刊行されています。脳腫瘍の分野では、gliomaや胎児性腫瘍などの最終病理診断には遺伝子異常所見が必要(WHO Classifi cation of Tumors of the Central Nervous System, Revised 4 th Edition, 2016)となり、それを反映した治療指針も成人脳腫瘍と小児脳腫瘍の一部について日本脳腫瘍学会から公開されています(https://www.jsn-o.com/)。下垂体腺腫の診断も2017年に改訂されました(WHO classifi cation of pituitary adenomas, 4th edition)。頭部外傷の分野でも、JTCR(日本外傷診療研究機構)の主導による『外傷初期診療ガイドライン 改訂第5版』が2016年に刊行されています。

本書は、脳神経外科学が専門分化する時代において、治療対象疾患の周術期管理の基本を可能な限りエビデンスに基づいてまとめたものです。皆様のベッドサイド臨床において役立てていただければ幸いです。


令和元年5月


松谷雅生
田村 晃
藤巻高光
森田明夫

■ 目次

Ⅰ 周術期における医療安全

医療安全管理とインフォームド・コンセント

器機の洗浄・滅菌

災害時の対策

Ⅱ 脳血管障害

脳動脈瘤:くも膜下出血

脳動脈瘤:未破裂

脳内出血(高血圧性,特発性)

脳動静脈奇形,硬膜動静脈瘻

もやもや病

脳梗塞:内科的治療

脳梗塞:外科的治療

頚動脈病変

脳血管内治療

遺伝子異常の検索の意義

Ⅲ 脳腫瘍

脳実質性悪性腫瘍:成人

脳実質性悪性腫瘍:小児

間脳下垂体腫瘍

聴神経腫瘍

頭蓋底腫瘍

転移性脳腫瘍

放射線治療,化学療法:成人

放射線治療,化学療法:小児

覚醒下手術

遺伝子異常の検索の意義

Ⅳ 頭部外傷

総論

急性頭蓋内損傷

慢性硬膜下血腫(成人型)

広範性(びまん性)脳損傷

骨折,髄液漏,顔面損傷

小児の頭部外傷・虐待

スポーツ頭部外傷

Ⅴ 脊髄・脊椎疾患

脊髄・脊椎疾患

Ⅵ 小児(新生児,乳児)

総論

水頭症

先天性疾患

血管疾患

脊髄・脊椎疾患

小児頭蓋内感染症

先天性奇形の遺伝子検索の意義

Ⅶ 感染症

術後呼吸管理

中枢神経系の炎症性疾患

Ⅷ 機能的脳神経外科

てんかんの外科

三叉神経痛,顔面痙攣

ニューロモデュレーション:DBS とSCS を中心に

Ⅸ 救急疾患

救急処置

人工呼吸管理

Ⅹ 症候

痙攣,急性症候性発作,てんかん,外傷性てんかん

頭痛

意識障害,脳ヘルニア,脳死

術中動脈損傷

術中静脈損傷

電解質異常

DIC,悪性高熱,悪性症候群,輸血後合併症

術後肺血栓塞栓症

低髄液圧症(脳脊髄液減少症,脳脊髄液漏出症)

特発性正常圧水頭症

Ⅺ 検査・治療

脳血管撮影

ガンマナイフ治療,サイバーナイフ治療

神経内視鏡治療(水頭症,脳室内腫瘍)

CT・MRIガイド下手術,術中マッピング

術中モニタリング(MEP,VEP)

PET,SPECT,NIRS

MRI

脳動脈瘤クリップおよび体内金属を有する患者のMRI撮影

付録:体表面積算出ノモグラム

 小児用

 成人用

付録:特定生物由来製品

索引

■ 特記事項

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