• ページ数 : 240頁
  • 書籍発行日 : 2019年7月
  • 電子版発売日 : 2020年9月25日
¥3,630(税込)
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商品情報

内容

在宅医療の日常診療にトコトンまで焦点化した実学書
アナタの「こんなときどうする?!」に応えます!


著者らが経験と探究から得た在宅医療の“知”を凝縮して伝授。カンファレンスから慢性期、人生会議まで時系列で診療・かかわりの勘所と鉄則が学べます。“心得”“禁忌”“私はこうする!”でツボを押さえて日常臨床を整理、まさに実践者のための在宅医療の実学書。

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序文

刊行にあたって


わが国を含め,さまざまな国ではそれぞれ,「どのように人が生き,死んでいくのがよいのか」につき悩みつづけている。ただ1つ確かにいえることは,人は自分の好きなところで,好きな人に囲まれて,好きなことをやりつづけていければその人生を全うし得るということである。在宅という「希望の場所」に帰ってきた患者さんたちは,それだけでも癒やされている。病院では「患者」という役割を課せられているが,自宅に帰れば「自分自身」に戻ることができる。最期まで「本人主導」でその人らしい生き方を実現してもらうために,私たち医師にできることはいくつもある。地域の人たちに働きかけて地域資源を作ったり,多職種との連携・協働で患者さんの夢を応援したり…。

しかしながら,まずは大前提として,医師として課せられた役割と期待に応えなければならない。さまざまな医学的な知識が,自宅や施設でのさらに自由な生活を可能にするのである。

本書は,在宅医療を実践していくうえで求められる知識を「疾患×時系列」という形でコンパクトにまとめた。在宅医は日々さまざまな疾患や症状に遭遇するが,相談できる先輩や上司がすぐそばにいないことも多い。「患者紹介」「退院カンファレンス」「緊急往診」など,そのときそれぞれに必要となる事柄を短時間で学べることを目指している。

内容は多岐にわたるが,内科/外科/救急の基礎は成書に譲る。在宅医療の実践において出会う困り事を中心に,一部は基本的なところからまとめた。「私はこうする!」として,私たち執筆者の在宅医療現場での経験を基に記していることもある。正解は1つではない。何を目指すか,何を大切にするかによって対応が異なることもある。意見が割れた場合にはあえて1つに絞らず,複数の意見を並列で書いている。本書の書名である「心コ得コ」「禁キ忌ン」には,これまで私たちが実践してきてよかったこと・苦しかったことを反映している。これらも同様に,絶対的なものというよりヒントというニュアンスで考えてもらうとよい。

基本的な「処方」や「カルテ記載」「レセプト記載」の例についても触れている。私たちももちろん道半ばではあるが,自分たちで調べて回り道をしながら進んできた現時点までの道のりにつき本書に記し,皆さんと共有できればと願っている。


医療法人かがやき理事長,総合在宅医療クリニック院長
市橋亮一 Ichihashi Ryoichi

目次

在宅医として押さえておきたい10のこと

1.在宅医療を始めるための7つのステップ

2.地域ケアのコンテクストで考える

3.初診時に気をつけること Do&Don’t

4.多職種連携;とくにケアマネジャー・ 訪問看護師との連携のコツ・勘所

5.病診連携,病院医師との連携を大切に

6.カンファレンスの本質とは何か?

7.物品はケチケチするべきか?

8.主治医意見書の要点は?

9.困難事例は成長のチャンス

10.医師会と連携することの重要性

19の実践にみる 在宅医のアタマの中

疾患

01.認知症

02.がん

03.心不全

04.ALS

05.COPD

06.肝硬変

07.老衰

医療的介入

08.緊急対応

09.褥瘡

10.薬が多い

11.排尿障害

12.気管切開

13.胃瘻・NGチューブ

生活も含めた介入

14.人生会議

15.食べられない

16.独り暮らし

17.リハビリテーション

18.小児在宅医療

19.遺された家族へのケア

■COLUMN■

腎機能低下患者の薬剤調整

心不全患者の再入院予防

発熱のアプローチ;熱の原因部位を特定しよう

ラップ療法の考え方を理解する

骨折予防と骨粗鬆症

着衣固定の検討・研究を

訪問看護師とのチーム作りのために

【巻末付録】

どっちも正解?!

①どうする“在宅輸血”

②どうする“ロゴ入り車”

③どうする“個別指導”

在宅医療物品必携

Dr.市橋のカバンの中

Dr.紅谷のカバンの中

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書籍情報

  • ISBN:9784892699818
  • ページ数:240頁
  • 書籍発行日:2019年7月
  • 電子版発売日:2020年9月25日
  • 判:A5変型
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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