寝ころんで読む金匱要略

  • ページ数 : 272頁
  • 書籍発行日 : 2020年10月
  • 電子版発売日 : 2020年9月23日
¥3,080(税込)
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商品情報

内容

最も有名な漢方の古典は『傷寒論』ですが,学習が進むに従って急性疾患を重視する『傷寒論』だけではなく,実際に漢方薬を処方する機会の多い慢性疾患についてまとめられた『金匱要略』の理解も必要となってきます.本書では,『傷寒論』以上に難解と言われる『金匱要略』を可能なかぎり平易に解説することを目指した古典ガイドブックです.

あわせて読む → 寝ころんで読む傷寒論・温熱論

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序文

はじめに


漢方の学習では、「傷寒論」で急性感染症について学び、読み終えたら「金匱要略」で慢性疾患について学ぶ、というようなことが王道とされてきた。

この2つの書はともに張仲景(張機:2〜3 世紀)によって書かれたといわれ、中国でも日本でも漢方学習の基本書物とされ、現代まで読み継がれている。傷寒論は葛根湯、小柴胡湯、麻黄湯、小青竜湯、芍薬甘草湯、五苓散など、金匱要略は桂枝茯苓丸、当帰芍薬散、半夏厚朴湯、大建中湯など、いまも非常によく使われる処方の出典であるからだ。

しかし、その原文は2,000年前に中国で書かれ、戦乱等で早くに逸失し、現在我々が手にするものはすべて後に編集されたもの、およびそれを解説したものばかりである。原文が何であったかわからないし、かつてはコピー機もスキャナもなかったので、伝達過程でかなりの誤字脱字が生じ、あわせて後人の解釈が入ったり削除されたりして、相当に手の加わったものになっている。当然、脱落した部分も少なくないだろう。タイムマシンがあったら、原文を見に行きたいくらいである。

本書は、先に出版した「寝ころんで読む傷寒論・温熱論」の続編・姉妹編である。寝ころんで読むには難解かもしれないが、肩ひじ張らずに読んでいただきたい。とはいえ、金匱要略そのものが傷寒論・温熱論ほどすっきりと系統だった本ではないので、本書もすっきりしていないのはご勘弁願いたい。

また、紙面の都合上、最初に出来上がった原稿を相当削らざるを得なかった。これ以上やると理解不能というくらいにまで削ったので、初学者には難しいと思う。どうか別に漢方や中医学の入門書を終えてから取り組んでいただきたい。


2020年9月

著者

目次

臓腑経絡先後病脈証第1

痙湿暍病脈証第2

百合狐惑陰陽毒病証治第3

瘧病脈証并治第4

中風歴節病脈証并治第5

血痺虚労病脈証并治第6

肺痿肺癰咳嗽上気病脈証治第7

奔豚気病脈証治第8

胸痺心痛短気病脈証治第9

腹満寒疝宿食病脈証治第10

五臓風寒積聚病脈証并治第11

痰飲咳嗽病脈証并治第12

消渇小便利淋病脈証并治第13

水気病脈証并治第14

黄疸病脈証并治第15

驚悸吐衄下血胸満瘀血病脈証治第16

嘔吐噦下利病脈証治第17

瘡癰腸癰浸淫病脈証并治第18

趺蹶手指臂腫転筋陰狐疝蚘虫病脈証治第19

婦人妊娠病脈証并治第20

婦人産後病脈証治第21

婦人雑病脈証并治第22

雑療方第23

禽獣魚虫禁忌并治第24

果実菜穀禁忌并治第25

索引

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書籍情報

  • ISBN:9784498069305
  • ページ数:272頁
  • 書籍発行日:2020年10月
  • 電子版発売日:2020年9月23日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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