実験医学増刊 Vol.38 No.17 新規の創薬モダリティ 細胞医薬

  • ISBN : 9784758103909
  • ページ数 : 243頁
  • 書籍発行日 : 2020年10月
  • 電子版発売日 : 2020年10月26日
  • 判 : B5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
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¥5,940 (税込)
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商品情報

細胞を薬として使う、新たな時代の基礎研究と治療法開発

細胞を「デザイン」し,薬のように使う時代が来た!ゲノム編集,iPS細胞,改変微生物などの基盤技術が導く,新しいモダリティ.医療経済,知財管理など,細胞医薬を産業として社会実装するための課題も紹介.

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■ 序文

本増刊号のテーマである「細胞医薬」の基本的な考え方は,「細胞に仕事をさせること」である.特に,疾患を制御するための「細胞本来の仕事+α」,という(機能)デザイン面の良し悪しがカギを握る.


治療標的に最適な“デザイン”という発想は,低分子医薬や抗体医薬などの医薬品開発で,日常的に実践されている.細胞をデザインし医薬品のように治療機能をもたせ,細胞医薬という新たな治療モダリティとしてつくり込む…このような治療コンセプトは決して夢物語ではない.象徴的な成功事例が,2017年に上市されたCAR-T 細胞療法である.


CAR-T 細胞療法の登場と前後して,細胞医薬(=「デザイナー細胞」)という新たな治療モダリティの確立に向け,世界中でさまざまな研究開発が進められ,また臨床応用に向けて産業界も活性化している.細胞医薬は,低分子医薬,抗体医薬の次に来る,画期的な治療コンセプトとして今後大きな展開を見せるであろう.


本増刊号では,細胞医薬の観点から,基礎的研究,基盤技術,応用事例,法規制・社会実装,科学技術戦略などの各領域の先生方に,ご自身の研究,最新の分野動向,今後の展望などについて話題提供をいただいた.


世界の細胞医薬の研究開発競争は,スタートラインに立ったところである.日本は抗体医薬で大きく遅れをとった.しかし,細胞医薬では,本増刊号でご紹介した研究事例をはじめとして,先鋭的な研究・技術が多く存在し,現時点では決して米中欧に引けをとらない.今後の取り組みしだいで日本は世界で大きな存在感を発揮可能である.


本増刊号をきっかけとして,細胞医薬という新たな研究領域/治療モダリティが大きく育つことを願っている.


2020年10月

河本 宏,辻 真博

■ 目次

序【河本 宏,辻 真博】

概論 細胞を薬のように使う時代が来た【河本 宏,辻 真博】

第1章 細胞療法の世界動向

1.細胞医薬の歴史【河本 宏】

2.“細胞”モダリティの潮流と将来展望~「デザイナー細胞」研究開発戦略~【辻 真博】

3.米国NIHおよびCIRMのファンディング動向,世界のCAR-T臨床開発動向の詳細解析―再生医療から「デザイナー細胞」へ【辻 真博,佐々木麻起子】

第2章 最先端基盤技術の動向と展望

1.造血幹細胞の培養技術【河東堤子,山崎 聡】

2.ゲノム編集技術CRISPR-Cas3とその遺伝子治療および診断への応用【藤井智明,吉見一人,真下知士】

3.安全で機能的なデザイン細胞医薬のための次世代遺伝子導入技術〜ヒト人工染色体ベクター〜【山﨑匡太郎,宮本人丸,香月康宏】

4.受容体シグナルの「デザイン」を評価するイメージング技術〜脂質二重支持膜〜【横須賀 忠,若松 英,西嶋 仁,竹原朋宏,西 航,塚本昌子,町山裕亮】

5.細胞医薬品に資する非破壊細胞評価技術【太田禎生】

6.TCRレパトア解析を通じた抗腫瘍T細胞応答の解明【青木寛泰,七野成之,松島綱治,上羽悟史】

7.人工受容体技術を用いた細胞医薬のデザイン【戸田 聡】

8.細胞創生のための合成ゲノム技術とその応用【髙久春雄,野地博行】

9.エンハンサーを利用した細胞の制御【小西理予,河岡慎平】

第3章 細胞療法の新しい戦略

Ⅰ.免疫細胞ベース

1.固形がんを標的としたCAR-T療法の開発【安達圭志,玉田耕治】

2.非自己のリンパ球を用いたがん免疫療法の開発【池田裕明】

3.遺伝子改変による養子免疫細胞療法の改良【籠谷勇紀】

4.複合的免疫効果を発揮する人工アジュバントベクター細胞の開発【藤井眞一郎,清水佳奈子】

5.機能的リンパ組織オルガノイドの構築と応用【小林由佳,渡邊 武】

6.安定で機能的な制御性T細胞の効率的作製法【三上統久,坂口志文】

Ⅱ.幹細胞ベース

7.間葉系幹細胞による免疫制御【吉川倫太郎,松崎有未】

8.iPS細胞技術を用いた汎用性T細胞製剤の開発【河本 宏,増田喬子】

9.iPS細胞由来NKT細胞【青木孝浩,古関明彦】

10.免疫汎用性向上をめざしたHLA編集iPS細胞【堀田秋津】

11.HLA KO型ユニバーサルドナー細胞の作製【山地 昇】

12.高機能血小板の大量培養法の開発―乱流によるiPS細胞由来血小板の製造【杉本直志,江藤浩之】

13.Ⅰ型IFN産生ミエロイド細胞を用いたがん免疫療法【福田恭子,植村靖史】

Ⅲ.微生物やナノ構造体の利用

14.がん治療用デザイン細菌開発の動向と展望【野村祥子,橋場(加藤)月,向井英史】

15.ファージテクノロジーと現代医療【氣駕恒太朗,崔 龍洙】

第4章 産業・法規制など社会実装

1.わが国における細胞委託製造基盤の構築―CAR-T製造の技術移転から学ぶこと【川真田 伸】

2.医療経済的観点からの国内外動向【中村輝郎】

3.細胞医薬の産業展開に向けた新しい知財戦略【森田 裕】

4.細胞医薬をとりまく規制の動向【安井治代】


索引

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