jmedmook71 あなたも名医!輸液製剤の種類と使い方

  • ISBN : 9784784966714
  • ページ数 : 200頁
  • 書籍発行日 : 2020年12月
  • 電子版発売日 : 2020年12月16日
  • 判 : B5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
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¥3,850 (税込)
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商品情報

輸液製剤選択の根拠となる理論と実際を、臨床現場に即して解説!
初学者だけでなく、輸液を学び直したい中級者にもおすすめの1冊!


◆ 輸液開始時の病態の理解のみならず、その後の反応や経過を把握しながら適切な輸液療法を行うために役立つ知識が満載!
◆ 輸液製剤ごとの特徴・使いドコロを紹介し、それぞれの違いについて細やかに解説。外来・救急・周術期など、シーンに応じた考え方・対応を具体的に記載しました。
◆ 一連の解説により、エキスパートの思考を追体験することができます。

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■ 序文

巻頭言

輸液は難しいと言われる。それが,本誌も含めて様々な読者を対象とした雑誌で定期的に特集が組まれる理由のひとつであるが,どうして難しいのであろうか?

まず,輸液はあらゆる診療科の患者になされるにもかかわらず,最近まで系統的教育が行われることは少なかった。さらに,わが国では輸液の種類が多く,何を根拠に,どれを選ぶかには,ある程度の理論を学んでおく必要があるにもかかわらず,現場ではひと昔前の抗菌薬の選択のように,指導する側の経験則で輸液を選ぶことがしばしばあり,それをそのまま続けている人も多かった。

それでは,多少理論を学べば実際の輸液が問題なく進むかというと,そう簡単でもない。それは,もともとの状況に対応していた腎臓が,さらに輸液に対しても反応して,水電解質の排泄を変えるからである。したがって,ずっと同じ輸液でよいわけではなく,身体所見や検査値の変化に対応して,輸液の内容や速度を変える必要もある。これには,腎生理の知識も必要になる。

今回の特集では,以上のことをふまえて,輸液製剤の選択の根拠となる理論と実際を,臨床の現場に即して各執筆者にまとめて頂いた。各章の内容には多少の重複をいとわなかったので,そこだけ読んでも理解できるようになっている。本誌が読者の臨床のお役に立てば幸いである。


2020 年12月

2020 年12月
深川雅史(東海大学医学部内科学系腎内分泌代謝内科教授)

■ 目次

第1章 総論

1 輸液はどうしてこれほどの種類があるのか?

2 体液はどのような組成で,どのように維持されているのか?

3 体液を評価するために必要な病歴,身体所見と検査(ルーチン検査を主体に)

4 必要な輸液の量と内容,スピードはどのように決まるか?輸液中は何をモニターすればよいか?

第2章 各論

A:主な輸液製剤の種類と適応―どんな差があるのか理解しよう

1 細胞外液(生理食塩水,各種リンゲル液,代用血漿増量剤)

2 低張輸液(開始液,維持液)

3 自由水輸液(5%ブドウ糖)

4 その他の電解質輸液製剤(10%塩化ナトリウム,重炭酸ナトリウム,カリウム製剤,リン製剤,微量元素など)

5 栄養輸液(末梢,中心静脈,アミノ酸,脂肪乳剤)

6 利尿薬の種類と使い方

B:現場での輸液の使い方

1 外来診療の輸液

2 救命救急の輸液

3 集中治療室の輸液

4 周術期の輸液(輸血含む)

5 癌患者の輸液

6 小児の輸液

C:特殊な病態の輸液

1 慢性腎臓病患者(透析患者を含む)の輸液

2 急性腎障害患者の輸液

3 糖尿病患者の輸液(DKA含む)

4 心不全患者の輸液

5 脱水症患者の輸液

D:輸液に関するトピックス

1 不適切な輸液によって生じる病態

2 輸液によって造影剤腎症は防げるか?

3 輸液製剤の誤投与の予防(内容,投与速度など)

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