薬剤師が知っておきたい 病気と薬剤のはなし

  • ページ数 : 344頁
  • 書籍発行日 : 2021年1月
  • 電子版発売日 : 2021年1月8日
¥5,060(税込)
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商品情報

内容

薬剤師必携本! 大阪府立病院機構で実施している講習を書籍化!

大阪府立病院機構では、医療情報共有プラットフォームを構築しており、その活用にあたり、大阪府立病院機構に所属する病院薬剤師と、関連薬局薬剤師に向け、講習会を行っています。講習会では、先進医療についても紹介し、医療情報の取扱いに加え、大阪府立病院機構で対応している病気やその治療内容などについて講義を行っています。今回、講習会中に使用するテキストを作成することで、講習会終了後も振り返ることのできるよう、各疾患の病態や治療方法、薬剤などをわかりやすく簡潔にまとめました。今後、医師と薬剤師の医療情報共有や連携がますます重要となります。講習会参加者はもちろん、全国の薬剤師に持っておいてもらいたい書籍です。

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序文

出版にあたって

家族の誰かが病気に罹患することは、患者さんはもとより、その家族にとってはまさに一大事である。普段当たり前のこととしてやり過ごしていた日常が、音を立てて崩れるだけでなく、大事な家族の命と健康が危機にさらされ、家族にとっては危急存亡の事態ともいえる。そんな折に頼りになるのは、もちろん医師であるが、一般的に医師の敷居は高く、日常気軽に家族のことをこまごまと相談できる人はごく限られており、かかりつけ医を持っている患者さんやその家族でも、本音で相談することは、つい控えてしまう。そうなるとネットで種々検索することとなる。しかし、どの情報が正しく、どの情報が間違いなのか、判断がつかない。かえって不安を助長する結果となってしまう。やはり自分や家族の病気について生の声で、医療従事者と直接やり取りする機会をどうしても求めたい。それが患者さんや家族にとっての本音である。

それでは、患者さんやその家族が医療従事者と日常的にコミュニケーションをとれる場はどこなのか、あるいは取りうる職業は何なのかということになる。最初に頭に浮かぶのが医師や看護師であるが、主たる接触の場は病院かクリニックである。しかし、そこでは医療従事者が十分に患者さんやその家族と個々に時間が取れるほどの余裕がない。そうなると患者さんや家族の最後の砦は、かかりつけの薬局や調剤薬局ということになる。本書は薬局に勤務する薬剤師の皆さんが、患者さんや家族の相談に乗るための基本的知識の習得を目指したものである。薬剤師の皆さんが、本書を手元に置き、患者さんや家族の最後の砦としての役を果たしていただくものになれば、望外の幸せである。

本書の出版にあたりご多忙のところ編集の任を果たしていただいた、馬場兵庫医療大学名誉学長(大阪大学名誉教授)、土居大阪大学薬学研究科長に心より御礼申し上げます。また金芳堂の市井氏、西堀氏の多大なご努力なしには、出版にまで至らなかったと思います。深甚の感謝と共に付記いたします。


令和3年1月

大阪府立病院機構理事長
大阪大学名誉教授
遠山正彌

目次

CHAPTER I 薬剤師が知っておきたい病気や薬剤など

1.がん

2.慢性腎不全

3.慢性心不全

4.糖尿病

5.関節リウマチ

6.気管支喘息

7.アトピー性皮膚炎

8.結核

9.合併症妊娠

10.小児疾患

11.統合失調症

12.双極性障害

13.自閉スペクトラム症

CHAPTER Ⅱ 医療情報の取扱い方

1.個人情報保護の基本的考え方

2.個人情報保護の法的根拠

3.個人情報の定義

4.要配慮個人情報の定義

5.個人情報の第三者提供

6.個人情報の安全管理措置

7.個人情報利用目的の掲示と開示請求

CHAPTER Ⅲ 医薬品と患者安全

1.患者安全における医薬品安全管理の重要性

2.処方監査における医師への疑義照会

3.ヒューマンファクターズに基づく安全な調剤業務

4.レジリエンス・エンジニアリング理論に基づく先行的安全マネジメント

5.患者医療者協働型のアドヒアランス向上

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書籍情報

  • ISBN:9784765318518
  • ページ数:344頁
  • 書籍発行日:2021年1月
  • 電子版発売日:2021年1月8日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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