臨床で実際に役立つ 疾患別看護過程Part2 脳神経・筋疾患

  • ページ数 : 448頁
  • 書籍発行日 : 2021年1月
  • 電子版発売日 : 2021年1月29日
¥4,950(税込)
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商品情報

内容

脳神経・筋疾患16項目を収録.エキスパートナースが臨床での観察ポイント・根拠・実践を詳しく解説.学生や新人看護師はもちろん,ベテラン看護師にも役立つ内容です.

あわせて読む → 「臨床で実際に役立つ 疾患別看護過程」シリーズ

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序文

はじめに

看護過程(Nursing Process)とは,顕在的,潜在的如何にかかわらず,看護の対象者(患者)に相応したケアのベストプラクティスを提供するために必要なデータを抽出し,それを情報として整理したうえで,一般と個別の照合をしたアセスメントを行い,ニーズに相応した現実的な計画を立て,行動(実践),その結果を評価していく一連のプロセスのことです.臨床における看護は,看護の対象である患者個々の個別性を評価したうえで,その個々に相応した看護過程を実践することに尽きます.その個別性を踏まえた看護の実践には,勿論,基礎教育時代から学んだ看護理論は不可欠ですが,それと関連づけながら看護実践の根拠(客観的に説明できる根拠)となる疾患とその病態の正しい知識が不可欠です.また,その過程を正確に記録するいわゆる看護記録,特に実践における判断とその結果が如何に患者そのものを記録しているかもとても重要です.最近は,疾患と病態,それに基づく看護過程の客観的な記録力,患者の健康状態を評価できる事実の記録力が乏しい感も否めません.

そこで,臨床において健康障害を有する患者に真摯に向き合いながらケアを実践している看護師の方々が,疾患と病態を正しく理解したうえで,きっちりとベストプラクティスな看護を実践していただくための大いなる支援となる書を編纂しました.

本書は,臨床看護実践の場でケアの対象となる患者の全身状態を適切に理解,把握するために器官(臓器)に発症した疾患とその病態を系統的に評価する方法である“by system”を前提とした臨床で実際に役立つ疾患別看護過程(Part2 脳神経・筋疾患編)の解説書です.その企画のねらいは,循環器とその周辺に関連する代表的な疾患の病態生理を把握し,より深く考えて行動(実践)できるようになることを目指しました.看護過程(Nursing Process)とは,顕在的,潜在的如何にかかわらず,看護の対象者(患者)に相応したケアのベストプラクティスを提供するために必要なデータを抽出し,それを情報として整理したうえで,一般と個別の照合をしたアセスメントを行い,ニーズに相応した現実的な計画を立て,行動(実践),その結果を評価していく一連のプロセスのことです.

臨床における看護は,看護の対象である患者個々の個別性を評価したうえで,その個々に相応した看護過程を実践することに尽きます.その個別性を踏まえた看護の実践には,勿論,基礎教育時代から学んだ看護理論は不可欠ですが,それと関連づけながら看護実践の根拠(客観的に説明できる根拠)となる疾患とその病態の正しい知識が不可欠です.また,その過程を正確に記録するいわゆる看護記録,特に実践における判断とその結果が如何に患者そのものを記録しているかもとても重要です.最近は,疾患と病態,それに基づく看護過程の客観的な記録力,患者の健康状態を評価できる事実の記録力が乏しい感も否めません.

そこで,臨床において健康障害を有する患者に真摯に向き合いながらケアを実践している看護師の方々が,疾患と病態を正しく理解したうえで,きっちりとベストプラクティスな看護を実践していただくための大いなる支援となる書を編纂しました.本書は,臨床看護実践の場でケアの対象となる患者の全身状態を適切に理解,把握するために器官(臓器)に発症した疾患とその病態を系統的に評価する方法である“by system”を前提とした臨床で実際に役立つ疾患別看護過程(Part2 脳神経・筋疾患編)の解説書です.

その企画のねらいは,循環器とその周辺に関連する代表的な疾患の病態生理を把握し,より深く考えて行動(実践)できるようになることを目指しました.

本書の特長としては,①臨床において重要な疾患へのアプローチを平易な文章と図表でわかりやすく解説,②アセスメントで知り得た情報を「どのようにケアに活かすか」,また,「問題解決に向けてどのように実践するか」など,考え方や活用法を解説,③自ら考えて行動(実践)できる「現場実践力」を身につけるための支援書として編纂していることです.取り上げた代表的疾患は,総論からはじめとして,脳出血/くも膜下出血/硬膜下血腫・硬膜外血腫/脳梗塞/脳腫瘍/脳ヘルニア/水頭症/てんかん/認知症/髄膜炎/多発性硬化症/パーキンソン病/筋萎縮性側索硬化症(ALS)/重症筋無力症/ギラン・バレー症候群/脊髄小脳変性症の16 項目17 疾患としました.その疾患に対して,①定義,②分類,③病態と必要な観察項目,④治療,⑤病態関連図と看護問題,⑥看護問題,目標と介入のポイント,⑦急性期から回復期の退院に向けた看護実践を詳細に解説しました.また,症状の観察や看護計画について,根拠と臨床知を詳しく提示するとともに回復期,慢性期,退院後についても可能な範囲で解説を加えました.執筆はすべての項目を臨床のエキスパートナースの方々に執筆していただきましたので,臨床で頑張っている看護師の皆さんにとって,きっと「ちから」になってくれる書であると確信しています.


2021 年1 月

道又 元裕

目次

総論

解剖

機能

各論

脳出血

くも膜下出血

硬膜下血腫・硬膜外血腫

脳梗塞

脳腫瘍

脳ヘルニア

水頭症

てんかん

認知症

髄膜炎

多発性硬化症

パーキンソン病

筋萎縮性側索硬化症(ALS)

重症筋無力症

ギラン・バレー症候群

脊髄小脳変性症

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書籍情報

  • ISBN:9784883787265
  • ページ数:448頁
  • 書籍発行日:2021年1月
  • 電子版発売日:2021年1月29日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:2

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