心エコー 2021年6月号(22巻6号)経食道心エコーの新ルール!

  • ページ数 : 110頁
  • 書籍発行日 : 2021年6月
  • 電子版発売日 : 2021年6月30日
¥2,970(税込)
ポイント : 54 pt (2%)
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

経食道心エコーの新ルール!

特集は「経食道心エコーの新ルール!」.安全に施行するためのプローブ挿入,鎮静,操作のルール/循環器内科医が考える塞栓源精査のルール/左心耳精査のルール/感染性心内膜炎精査のルール/僧帽弁形成術を念頭においた精査のルール/ 三尖弁形成術を念頭においた精査のルール/心房中隔欠損精査のルール/卵円孔開存精査のルール などを取り上げる.連載はWeb動画連動企画[症例問題]80歳女性にみられた大動脈弁狭窄症の1例.

≫ 「心エコー」最新号・バックナンバーはこちら
心エコー(2021年・年間予約購読)受付中!

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
推奨ブラウザ: Firefox 最新版 / Google Chrome 最新版 / Safari 最新版

序文

巻頭言
経食道心エコーの新ルール!


経食道心エコーが松﨑益德先生等の尽力によって臨床応用が可能になってから40年近く経過した.特に最近15年ほどは有用性が加速度的に高まり,おそらく開発当初の想定を遙かに超える診断機器となっているのではないだろうか.

経食道心エコーがその可能性を大きく開花させたのはリアルタイムにクリアで精緻な画像評価を必要とする場面が,治療の進歩によって増えたことによる.まず,僧帽弁形成術の普及によってエコー医と心臓血管外科医の視点で弁形態の評価,治療の方針,成否が緊密に議論され必須のものになっていった.その傾向は3D経食道心エコーの開発によって顕著になっていく.そして,structural heart diseaseに対するカテーテルインターベンションが始まり,一般の循環器内科医,インターベンション医に関心が広がっていく.心房中隔欠損の評価は複数断面での欠損孔径計測など一変した.経カテーテル大動脈弁留置術では当初のデバイスがまだ未成熟な面もあったためインターベンションに伴う合併症評価に直面した.MitraClipは術前の詳細な形態評価から,術中のガイドまで経食道心エコーの可能性を最も引き出している治療となっている.また,脳神経内科領域での経食道心エコーも独自の発展を遂げていたが,卵円孔開存,左心耳閉鎖が始まり,循環器と脳神経内科とが経食道心エコーの知見を元に協力して診療を行う時代がきている.

一方で経食道心エコーの評価の手順,断面設定,描出するコツなどが共有されているとは言い難い実情もあるのではないだろうか.もちろんガイドラインはあり,基本断面も指定されており,ロードマップもあるし,エビデンスに基づいた詳細な記載もある.しかし,それらを実際の現場で適応すると,断面が少なかったり,不必要な断面が多かったり,実情と合わないことも多い.鎮静の実際,具体的な断面設定,画像解釈,アーチファクトとの区別,綺麗に描出するちょっとしたコツなど実臨床で必要なことがわからなかったりする.

そこで今回は,経食道心エコーの特集として「経食道心エコーの新ルール!」を企画した.経食道心エコーを用いて検査室で精査を行う場面を想定し,断面設定,角度,手順,ちょっとしたコツ,エコー所見の考え方など実際の臨床現場で行われているなるべく実践的なルールを記載していただくようにお願いをしている.お忙しい日常臨床の中で意欲的にご執筆いただいた諸先生方には感謝申し上げたい.本特集の各施設のルールを読んだ読者が良否を吟味,議論し,共通の“新ルール”を進めるきっかけになればと思う.


丸尾 健・伊藤 浩

目次

特集 経食道心エコーの新ルール!

巻頭言

安全に施行するためのプローブ挿入,鎮静,操作のルール

循環器内科医が考える塞栓源精査のルール

脳神経内科医が考える塞栓源精査のルール

左心耳精査のルール

感染性心内膜炎精査のルール

僧帽弁形成術を念頭においた精査のルール

MitraClipを念頭においた精査のルール

大動脈弁形成術を念頭においた精査のルール

三尖弁形成術を念頭においた精査のルール

心房中隔欠損精査のルール

卵円孔開存精査のルール

症例問題

80歳女性にみられた大動脈弁狭窄症の1例

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 10.0 以降

    外部メモリ:22.5MB以上(インストール時:48.1MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:89.9MB以上

  • android icon

    AndroidOS 5.0 以降

    外部メモリ:22.5MB以上(インストール時:48.1MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:89.9MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784011102206
  • ページ数:110頁
  • 書籍発行日:2021年6月
  • 電子版発売日:2021年6月30日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。

※コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。

※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。