形成外科 2021年2月号【特集】ペット咬創への初期治療と機能・整容の改善(1) ―統計・総論,その他―

  • ページ数 : 122頁
  • 書籍発行日 : 2021年2月
  • 電子版発売日 : 2021年2月26日
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内容

第64巻2号:近年,イヌやネコをペットとして飼う人が増え,特にコロナ禍の中,その数が急増した。それに伴い,今後はペットによる咬創がさらに増加し,患者の多くが形成外科を受診すると予想される。 全国の医育機関より集まったペット咬創に関する30編超の報告を,4回に分けて掲載する。本号はその第1報(「企画にあたって」より)。

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序文

企画にあたって

数が急増しています。このため,ペットショップでは子犬や子猫の値段が約3倍に跳ね上がったとのことです。したがって,今後はペットによる咬創がさらに増加し,その患者さんの多くが形成外科を受診することになると予想されます。

今回,そのような状況に対応することを目的として本特集を組み,全国の医育機関に投稿をお願いしましたところ,30 編を超える論文が集まりました。いずれの論文も今後の形成外科の診療に大いに役立つものと思われますので,これらを4 回に分けて特集を組むことにしました〔■1総論・統計・その他,■2顔面の組織欠損を伴うイヌ咬創①(口唇),■3顔面の組織欠損を伴うイヌ咬創②(口唇以外),■4上肢・手・指のペット咬創〕。

本号はその第1 報,「総論・統計,その他」です。本特集が読者の先生方の日々の臨床にお役に立てば幸甚に存じます。


ところで,「創」と「傷」の違いについてですが,正しい定義では「皮膚の表面に損傷があるものが創」「損傷がないものが傷」となっています。このため,本特集ではペット「咬創」としました。しかし,近年一般的には明確な区別はされておらず,同様の意味で使用されていることが多いようです。したがって,どちらを用いるかは各著者の判断に委ねておりますので,ご了承下さい。


久留米大学医学部形成外科・顎顔面外科 清川兼輔

目次

随想

「IT社会と私」(阿部浩一郎)

特集 レジデント向け

ペット咬創への初期治療と機能・整容の改善1―統計・総論,その他―

企画にあたって (清川兼輔)

統計 動物咬傷570例の検討 (安田 圭ほか)

総論① 動物咬創の治療方針 (荻野浩希ほか)

総論② 動物咬傷の初期治療と感染予防 (荒川篤宏ほか)

総論③ イヌ・ネコ咬傷の初期治療の検討―特にイヌ咬傷に対する顔面の整容的改善について― (大﨑健夫ほか)

総論④ 顔面咬傷への初期治療と瘢痕形成―感染症の予防および整容面を考慮した外科的処置と鼻部再接着症例の長期経過― (大槻祐喜ほか)

その他① Capnocytophaga感染症によって四肢切断を余儀なくされたイヌ咬傷の1例 (横田和典)

その他② イノシシ咬傷(wild boar attack)の2例―イヌ・ネコ咬傷との違い― (牧口貴哉ほか)

その他③ 口唇の重度損傷を伴うクマ外傷の1例―イヌ・ネコ咬傷との違いについて― (中嶋優太ほか)

コラム:編集委員長コラム[第18回] (細川 亙)

連載:形成外科Topics!

形成外科の国際的現状 (吉村浩太郎)

連載:形成外科NEXT―次世代の本音―

形成外科2040 (秋田新介)

連載:教室だより北~南

No.74 秋田大学医学部皮膚科学・形成外科学講座 (手塚崇文)

症例

シリコーン乳房インプラントを用いた乳房増大術後11年目に遅発性血腫を認めた1例 (青山尚椰ほか)

下腿切断時にICG蛍光造影を用いたspare parts surgeryで膝関節を温存し得た1例 (矢持 良ほか)

多発血管炎性肉芽腫症による鞍鼻変形の形成術の1例 (山口崇之ほか)

シロリムスゲルの外用と植皮術を組み合わせて治療を行った結節性硬化症の顔面血管線維腫の1例 (中山大輔ほか)

術中止血困難を契機に軽症血友病Aと判明した小耳症の1例 (須貝明日香ほか)

頬骨に生じた粘液線維肉腫の1例 (木下史也ほか)

外国文献抄訳 PRS Vol.146 No.6 (福場美千子)

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書籍情報

  • ISBN:9784014106402
  • ページ数:122頁
  • 書籍発行日:2021年2月
  • 電子版発売日:2021年2月26日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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