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- 形成外科 2017年7月号【特集】形成外科レジデントの必須事項
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内容
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序文
企画にあたって
「○○先生,この症例を今度の地方会で報告してみませんか?」と言われた時,それが初めての学会発表であれば,「よし!」と身が引き締まると同時に,「どうすればよいのだろう…」と不安を覚えるものです。上級医が付きっきりで指導してくれれば問題ないのでしょうが,上級医にも自分の仕事があり,必ずしもそういうわけにはいきません。その結果,「誰がチェックしたの?」と言われるような発表や論文が出てくることもまれではありません。これは発表する医師にとっても,また指導する上級医にとっても恥ずべきことです。
そこで今回,このような初めて学会発表をする,またそれを論文にするレジデント,そしてこれを指導する上級医を対象に,「初めての学会発表・論文執筆」と題した特集を組み, 医育機関で指導的立場にある先生方に,そのポイントの解説をお願いしました。すなわち,「プレゼンテーションにあたっては何を心掛けるべきなのか」,「データの相関をわかりやすく示すにはどのようなグラフを用いるべきか」,「写真はどのように撮って供覧すればこちらの意図が伝わるか」,「効果的なイラストを作成するにはどうすればよいか」,「論文を執筆する場合,何を書かなければならないのか」,そして「発表のベースとなる臨床研究はどう行うのか」等をお示しいただくようお願いしました。このような漠然とした依頼を快くお引き受けいただき,膨大な内容を限られた誌面にコンパクトにまとめてご執筆いただいた先生方には,この場を借りて厚くお礼申し上げます。
本特集が読者諸氏の学会発表,論文執筆の一助となることを期待しています。
帝京大学形成・口腔顎顔面外科 平林慎一
目次
随想
「街を歩けばスマホに当たる!」 林 明照
特集
企画にあたって 平林慎一
人を動かすインセンティブプレゼンテーション 杉本真樹
グラフ作成法と統計解析 権太浩一
写真を用いた効果的なプレゼンテーションの仕方と臨床写真の撮り方 杠 俊介ほか 763
形成外科医のイラストレーション 去川俊二
和文論文の書き方 中塚貴志
臨床研究の仕方 河合建一郎
連載:形成外科Topics!
第11回アジア太平洋頭蓋顔面外科学会を開催して 今井啓介 804
連載
形成外科NEXT─次世代の本音─
かわらないこと 山下昌信
教室だより北~南
(31)藤田保健衛生大学 形成外科学教室 奥本隆行
症例
1指の4カ所に多発病変を認めた腱鞘巨細胞腫の1例 北 幸紘ほか
浸潤性乳管癌を伴った左背部多形型脂肪肉腫の1例 山崎裕行ほか
骨破壊を伴う骨軟部腫瘍を疑った痛風結節の1例 宮﨑裕子ほか
トレパンを用いて完全摘出した眼瞼マダニ咬傷の1例 栄 由貴ほか
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書籍情報
- ISBN:9784014106007
- ページ数:128頁
- 書籍発行日:2017年7月
- 電子版発売日:2021年3月17日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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