脊椎脊髄ジャーナル32巻6号 椎骨動脈のすべて

  • ページ数 : 74頁
  • 書籍発行日 : 2019年5月
  • 電子版発売日 : 2021年3月26日
¥2,530(税込)
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商品情報

内容

■特集 椎骨動脈のすべて
特集にあたって・・・根尾昌志
椎骨動脈不全の症候・・・佐藤健一
MRAやCTAによる頭蓋外椎骨動脈破格診断・・・内野 晃
ほか

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序文

特集にあたって

近年,頸椎インストゥルメンテーション手術は目覚ましい発展を遂げてきた.さらに最近はsagittal alignment の重要性が認識されて,前後方同時手術や頸椎椎体骨切り術などが増え,ますます頸椎インストゥルメンテーションの需要が高まってきている.そのような中で,医原性椎骨動脈損傷は避けては通れないリスクである.制御困難な大量出血だけでなく,虚血や塞栓による小脳や脳幹の梗塞のため重篤な後遺症を残すこともあり,ときには死亡例も報告されている.しかし,実際に椎骨動脈損傷の経験のある脊椎外科医は少なく,特に整形外科医は血管病変や術中の血管の取り扱いに慣れていない.自分が遭遇したとき,術中だけでなく術後もどう対処すればよいかわからないというのが正直なところであろう.脊椎外科医として一生の間に一度も椎骨動脈損傷を経験しないのが理想ではあるが,今後難度の高い手術が普及していくにあたり,少なくとも予備知識だけはもっておく必要がある.

私は頸椎インストゥルメンテーションと椎骨動脈損傷について個人的な興味をもっていろいろと調べてきたが,常々血管病変に馴染みの深い脳神経外科,放射線科など他科の先生のご意見をうかがいたいと思っていた.今回の特集を組ませていただくにあたり,執筆者のほとんどが整形外科以外の医師となったのはそのためである.椎骨動脈の発生から始まり,変異,破格,そして医原性椎骨動脈損傷だけでなく外傷性椎骨動脈損傷,さらには慢性的な椎骨動脈不全の症候やbowhunter 症候群など,実にさまざまな方向から論じていただいた.この特集をご一読いただくと,椎骨動脈について包括的な理解ができるとともに,いつも術野のすぐ近くにありながらブラックボックスであった椎骨動脈に対する見方,考え方も変わってくるのではないかと思う.企画時,「椎骨動脈のすべて」というのは大風呂敷を広げすぎたかとも思ったが,そのタイトルに恥じない特集になったと自負している.


大阪医科大学整形外科学教室 根尾昌志

目次

特集

椎骨動脈のすべて

特集にあたって・・・根尾昌志

椎骨動脈不全の症候・・・佐藤健一

MRAやCTAによる頭蓋外椎骨動脈破格診断・・・内野 晃

大規模スタディーからみた術中椎骨動脈損傷の臨床と対策・・・根尾昌志

頸椎手術時の椎骨動脈損傷の予防と対応・・・高安正和, 他

椎骨動脈損傷時の脳循環の評価と血管内治療・・・石黒友也, 他

頸椎外傷に伴う椎骨動脈損傷の病態と治療・・・鈴木晋介, 他

Bow hunter’s stroke・・・中瀬裕之, 他

Nomade

整形外科と顕微鏡脊椎脊髄手術・・・藤原 靖

イラストレイテッド・サージェリー

成人特発性腰椎側弯症に対する多椎間PLIF併用矯正固定術・・・松村 昭

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書籍情報

  • ISBN:9784013003206
  • ページ数:74頁
  • 書籍発行日:2019年5月
  • 電子版発売日:2021年3月26日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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