整形外科 Knack & Pitfalls 肘関節外科の要点と盲点

  • ISBN : 9784830627675
  • ページ数 : 320頁
  • 書籍発行日 : 2011年4月
  • 電子版発売日 : 2021年4月7日
  • 判 : B5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
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¥16,500 (税込)
ポイント : 300 pt (2%)

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商品情報

日常生活動作に欠かせない機能を有し,可能な限りの可動性が求められる一方で,解剖学的に3つの骨からなり,また軟部組織も近接しているため,治療に難渋する肘関節外科.その要点と盲点が凝縮された一冊.肘の外傷,障害の治療を中心に,解剖・診断など総論的な内容から,変形性関節症,関節リウマチ,先天異常までを網羅.章の中で「スタンダード編」「応用編」に分かれており,自分のレベルに応じた読み分けができる.

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■ 序文

「肘関節外科の要点と盲点」序文

今回,「肘関節外科の要点と盲点」を企画するにあたり,正しい手術適応と実際の手術に役立つ手術手技の要点と盲点,陥りやすい落とし穴とその回避法,さらに起きてしまったtrouble に対応するtrouble shooting を判りやすく記載することをコンセプトにしました.

整形外科医にとって手術治療により患者の疾病またはそれに起因する障害を治癒せしめることは大きな喜びですが,必要のない手術は厳に慎むべきです.正確な診断と手術適応に基づかなければ手術の意味はありません.

「肘の外科」は外傷に加えて,オーバーユースによる障害,変形性関節症,関節リウマチ,先天異常と多彩な病態があります.解剖的に肘関節は上腕骨,尺骨,橈骨の3 つの骨からなる特徴的な関節です.上肢の関節の中で肩・手・指関節は関節再建不能な場合の関節固定角度がおおよそ決まっていますが,肘関節は唯一関節固定角度が記述されていません.これは,上肢の最小限必要な基本的動作である摂食と排泄始末の両者を行える固定肢位がないからであり,このことからも肘関節疾患では可能な限り可動性を温存する必要があることがわかります.さらに肘関節部は神経,血管の分枝部でありその走行は複雑です.診断面では近年,MRI,CT,超音波を用いた診断技術は進歩し,関節鏡も重要性を増しています.「肘関節外科」治療の原則は損傷・障害組織の解剖学的修復ですが,骨,腱,神経,血管と多様な組織が近接しているため,その修復は困難であり様々な要点と盲点の宝庫です.本企画では第一線で活躍されている諸先生に,各項目の「要点knack と盲点pitfalls」の執筆をお願い致しました.現場ですぐに使えるように,また手術の直前に容易に再確認できるようにできるだけ見開き2 ページ,または4 ページで収まるように企画いたしました.

Ⅰ.解剖,Ⅱ.診断,Ⅳ.手術の基本では総論的(スタンダード)な記載を中心に,Ⅲ.治療では各治療のスタンダードに加えて,応用編として肘関節の運動再建を記載しております.Ⅴ.外傷では比較的遭遇する機会が多い疾患をスタンダードに,まれですが重要な疾患や再建が必要な疾患を応用編に入れました.Ⅵ.障害では疾患が多岐にわたるため,スタンダードと応用には分けていません.Ⅶ.変形性関節症,Ⅷ.関節リウマチ,Ⅸ.先天異常では,スタンダードとして診断と治療の原則・治療方針などを,応用編として各疾患に特徴的な手術手技を記載しております.

本書は要点knack と,盲点pitfalls の回避の仕方,また落とし穴に陥った際のtroubleshooting のエッセンスを記載しております.日常診療にお役立て頂ければ幸いです.


2011年4月
琉球大学教授 金谷文則

■ 目次

I 肘関節外科に必要な解剖

1. 正常解剖とバイオメカニクス

2. 外科的アプローチとその適応

 外側・後外側アプローチ

 内側アプローチ

 後方アプローチ

 前方アプローチ

II 診断の基本

1. 肘関節の診察手技

2. X線撮影,ストレス撮影

3. CT撮影

  ●小児脱臼骨折で正確な2方向撮影を行うコツ

4. MRI撮像

5. 超音波検査

6. 関節造影

7. 関節鏡検査

III 治療の概要

[スタンダード編]

1. 骨折治療の基本

2. 成人肘関節脱臼治療の基本

3. 靱帯損傷治療の基本

4. 小児肘周辺骨折・脱臼治療の基本

5. スポーツ障害治療の基本

  ●小児肘関節脱臼整復困難例治療のコツ

6. 使いすぎ症候群治療の基本

[応用編]

1. 屈曲再建

2. 伸展再建

3. 回外・回内再建

IV 手術の基本

1. 観血手術のセッティングと器具

  ●スクリューの機能・種類と使い分け

2. 関節鏡手術のセッティング

3. 麻酔

  ●full stomachでの全身麻酔を依頼するときにどのようにしたらよいか?

4. 術中体位

  ●小児上肢脱臼・骨折整復時の麻酔

  ●ピンニング時に尺骨神経損傷を防ぐコツ

  ●肘頭骨折の引き寄せ鋼線締結法でKirschner鋼線のバックアウトを防ぐには?

V 外傷

[スタンダード編]

1. 上腕骨遠位骨折

 関節外骨折

 関節内骨折

2. 尺骨近位骨折

 肘頭骨折

 鉤状突起骨折

3. 橈骨頭骨折,頚部骨折

4. 肘関節脱臼,脱臼骨折

5. 肘関節靱帯断裂

 内側(尺側)側副靱帯断裂

 外側(橈側)側副靱帯断裂

  ●内反肘に合併した後外側回旋不安定症の治療方針

6. 小児骨折

 上腕骨顆上骨折

 上腕骨外側顆骨折

 上腕骨遠位骨端線損傷

 上腕骨内側上顆骨折

7. 肘内障

8. 小児脱臼

 肘関節脱臼,脱臼骨折

  ●Monteggia脱臼骨折整復のコツ

 Monteggia脱臼骨折

[応用編]

1. 骨・軟骨欠損を伴う上腕骨遠位端骨折および上腕骨遠位端骨折偽関節

2. 尺骨鉤状突起の再建

3. 陳旧性Monteggia脱臼骨折の治療

4. 内反肘の骨切り術

5. 上腕骨外側顆偽関節の治療

  ●上腕骨外側顆偽関節に対する骨接合術の要点と盲点

6. 上腕二頭筋腱遠位部断裂

7. 上腕三頭筋腱皮下断裂

8. 陳旧性Volkmann拘縮に対する筋移動術

VI 障害

[スタンダード編]

1. 上腕骨小頭離断性骨軟骨炎

 術式の選択

 穿孔術

 吉津骨切り術

 自家骨軟骨柱移植術

 肋骨肋軟骨移植術

  ●少年野球肘の治療に際し,保護者・指導者への説明で注意すること

2. 肘部管症候群

 術式の選択

 Osborne法,鏡視下除圧術

 皮下前方移動術

 肘部管形成術

 King法

 筋層下前方移動術

3. 上腕骨内側上顆裂離骨折,骨端線癒合不全

4. 肘頭骨端線障害,肘頭疲労骨折

5. 上腕骨外側上顆炎

6. 回内筋症候群

7. 前骨間神経麻痺

8. 後骨間神経麻痺

VII 変形性関節症

[スタンダード編]

1. 変形性肘関節症治療の原則と手術適応

[応用編]

1. 関節授動術

 鏡視下手術

 内側アプローチ

 後外側アプローチ

 Outerbridge-柏木法

VIII 関節リウマチ

[スタンダード編]

1. 関節リウマチ肘治療の原則と手術適応

[応用編]

1. 滑膜切除術

2. 人工肘関節置換術

 工藤式人工肘関節

 MNSK人工肘関節

 K-NOW人工肘関節

 半拘束型(Coonrad-Morrey型人工肘関節)

 半拘束型(Discovery型人工肘関節)

IX 先天異常

[スタンダード編]

1. 診断と治療方針

[応用編]

1. 多発性関節拘縮症

2. 近位橈尺骨癒合症

3. 先天性橈骨頭脱臼


略語一覧

索引

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