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- 脊椎脊髄ジャーナル32巻3号 上位頸椎疾患に対するアプローチ―病態・診断・治療
商品情報
内容
特集にあたって・・・田口敏彦
上位頸椎前方進入法の留意点・・・高安正和
上位頸椎後方進入法の留意点・・・根尾昌志
ほか
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序文
特集にあたって
山口労災病院 田口敏彦
本特集では,上位頸椎疾患に対するアプローチをテーマとしました.ここでは,上位頸椎の病変を,後頭骨から環椎,軸椎に生じる病変として,関節リウマチ(RA)に関連する上位頸椎病変は25 巻1 号で特集が組まれたので,今回はRA を除く疾患について,その病態・診断・治療を特集しています.
上位頸椎の情報を画像診断により得ることは,MRI の出現までは容易ではありませんでした.MRI の普及により比較的容易に上位頸椎の情報を得ることができるようになりましたが,中下位頸椎疾患に対するアプローチとは異なる対応が必要です.
上位頸椎疾患の特徴は,中下位頸椎に比較して,その解剖学的構造と病態に大きな違いがあります.解剖学的には,環軸関節,環椎後頭関節という椎間関節とは構造の違う関節によって構成されており,頸髄だけではなく一部延髄を含み,椎骨動脈の走行も中下位頸椎部とは異なっています.病態についても,中下位頸椎では単なる加齢変性によるものが多いのに対して,上位頸椎ではむしろそのような疾患は少なく,小児に発生するものあります.また,外傷,先天性奇型などの素因が存在する病態も比較的多くあります.このため,診断には解剖や機能の十分な理解が必須です.また,手術には十分な計画と手技の習熟が必要であり,上位頸椎病変は,診断,治療両面において一般の頸椎疾患よりも困難な問題を多く含んでいます.さらには,昨今の高齢者の増加や透析患者の増加など,個々の症例ごとの解剖や機能の理解も求められます.手術に際しても,インストゥルメントやナビゲーションの進歩により,かなり難しい症例に対しても手術が可能になり,上位頸椎疾患の治療法は大きく発展してきました.このような状況の中で,上位頸椎疾患における現況を総括的に理解しておくことは臨床医にとってきわめて大切なことです.
本特集は,この分野で多くの経験を有し第一線でご活躍の先生方に担当していただき,自験例を含めてわかりやすく解説されています.
本特集が,読者の皆様の臨床の現場での有益な情報になれば幸いです.
目次
特集
特集にあたって・・・田口敏彦
上位頸椎前方進入法の留意点・・・高安正和
上位頸椎後方進入法の留意点・・・根尾昌志
上位頸椎外傷・・・前田 健
上位頸髄の腫瘍・・・金 彪, 他
環軸椎回旋位固定/後頭骨環軸椎回旋位固定・・・柏井将文, 他
ChiariⅠ型奇形による脊髄空洞症の外科治療・・・大橋洋輝, 他
ダウン症候群に伴う環軸椎不安定症・・・渡辺航太
Crowned dens syndrome(CDS)・・・戸口 淳
環軸椎変形性関節症・・・大田秀樹
Nomade
脊椎外科と痛み研究が私にもたらしたもの・・・折田純久
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書籍情報
- ISBN:9784013003203
- ページ数:88頁
- 書籍発行日:2019年2月
- 電子版発売日:2021年4月21日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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