形成外科 2021年4月号【特集】ペット咬創への初期治療と機能・整容の改善(3)―顔面の組織欠損を伴うイヌ咬創➁口唇以外―

  • ページ数 : 138頁
  • 書籍発行日 : 2021年4月
  • 電子版発売日 : 2021年4月21日
¥3,520(税込)
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商品情報

内容

第64巻4号:前号に続き,ペット咬創(咬傷)の中でも,特に咬む力の強いイヌによる顔面組織欠損を伴う咬創(咬傷)の例を報告する。今号では,イヌ咬創(咬傷)による耳介や鼻など突出した部分の欠損や,眼瞼が欠損し開眼障害を生じた例を報告する。(「企画にあたって」より)。

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序文

企画にあたって

前々号でも述べたように,現在イヌやネコのペットの数が増え,それに伴いペット咬創の数も増加傾向にあります。これらのペット咬創,特に咬む力の強いイヌによる咬創では,顔面の組織欠損を伴うものも多く,前号ではその中でも特に多い「顔面の組織欠損(口唇)を伴うイヌ咬創」について特集を組みました。一方,口唇以外でも,耳介や鼻など突出した部分の欠損を伴うものや,時には眼瞼が欠損し閉眼障害を生じた例もあります。

そこで今回の号では,「顔面の組織欠損(口唇以外)を伴うイヌ咬創」について特集を組むことに致しました。今回の特集が読者の先生方の今後の診療に役立ち,耳介や鼻および眼瞼の一部を失った多くの患者さんが,機能的にも整容的にも満足する結果が得られることを祈念致します。

ところで,創と傷の違いですが,正しい定義では「皮膚の表面に損傷があるものが創で,損傷がないものが傷」となっています。このため,今回の特集ではペット「咬創」としました。しかし,近年一般的にはそれらの明確な区別はされておらず,同様の意味で使用されていることが多いようです。したがって,どちらを用いるかは各著者の判断に委ねておりますのでご了承下さい。


久留米大学医学部形成外科・顎顔面外科 清川 兼輔

目次

随想

「海峡の街に生まれて」 (永竿智久)

特集

企画にあたって (清川兼輔)

眉毛全欠損を伴うイヌ咬創に対し植毛術を用いて再建を行った1例 (林 大海ほか)

上下眼瞼欠損を伴うイヌ咬創の1例 (陶山淑子ほか)

上下眼瞼の全層欠損を伴うイヌ咬創の1例 (渡邊英孝)

耳垂を中心とした耳介欠損を伴うイヌ咬創の1例 (濵本有祐ほか)

耳垂を含む耳介の一部に欠損を生じたイヌ咬創の1例 (右田 尚ほか)

耳垂欠損を伴うイヌ咬創の1例 (漆舘聡志ほか)

鼻翼欠損を伴うイヌ咬創に対して鼻唇溝皮弁による再建を行った1例 (上原理恵ほか)

再建に苦慮した鼻翼欠損を伴うイヌ咬創の1例 (藤田宗純ほか)

顔面正中部に組織欠損を生じたイヌ咬創に対し正中前額皮弁を用いて再建を行った2例 (浅井晶子ほか)

頬部に陥凹変形を生じたイヌ咬創の1例 (清水史明ほか)

コラム

編集委員長コラム[第20回] (細川 亙)

連載

形成外科Topics! COVID-19禍の中での第63回日本形成外科学会総会・学術集会 (亀井 譲)

私の心に残る1症例 No.28 (難波祐三郎)

形成外科NEXT―次世代の本音― 術式に向き合う― LVAの祖Bernard O’Brienの魂に触れて― (関 征央)

教室だより北~南 No.76 山口大学医学部附属病院 形成外科 (高須啓之)

新連載 短編小説で綴る論文探訪 たんろんたん

技術の変換点:遠隔皮弁と遊離皮弁 (寺尾 保信,去川俊二)

原著

頭頸部基底細胞癌の超音波検査による術前深達度評価 (青木恵美ほか)

調査

皮膚診療における亜鉛欠乏症の重要性 (奥村千香)

症例

広範囲頭蓋骨露出創に対し外板小孔形成の後に植皮術を施行し治癒し得た1例 (楊  睿ほか)

植皮による顎堤形成と術中即時義歯により咀嚼機能回復が得られた側方下顎区域再建の1例 (浅野 悠ほか)

上顎腫瘍切除再建後の皮弁下垂による変形に対し翻転脂肪弁と鼻唇溝皮弁との連合皮弁を用いて修正を行った1例 (坂田憲亮ほか)


◆外国文献抄訳 PRS Vol.146 No.2 (飯田拓也)

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書籍情報

  • ISBN:9784014106404
  • ページ数:138頁
  • 書籍発行日:2021年4月
  • 電子版発売日:2021年4月21日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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