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- 形成外科 2018年12月号【特集】整鼻術―治療法の選択に悩む症例:私のアプローチ―
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序文
企画にあたって
美容外科領域での鼻形態の修正(整鼻術)は,その治療方針に悩むケースが多々あります。その理由としては,組織量が限られていることや表皮と真皮が厚く伸縮性や自由度に乏しいことなどがあります。良好な手術結果を得るためには,それらの条件を考慮しつつ手術計画を立てることが必要です。
そこで今回,どのようなケースでどのような注意が必要かということや,それに対してはどのような術式が最適かなどについての特集を組むことに致しました。多くの臨床経験をお持ちの先生方に,ご自身の経験も含めて執筆をお願い致しました。本特集が,今後整鼻術に取り組もうと考えている形成外科の先生方の参考となり,そしてその整鼻術を受ける患者さんのQOL の向上につながれば幸甚です。
久留米大学形成外科・顎顔面外科学講座 清川兼輔
目次
随想
「手術の画を描いてみよう」 (杠 俊介)
特集
企画にあたって (清川兼輔)
整鼻術はなぜ難しいか (小室裕造)
隆鼻術―鼻内法での複合自家組織隆鼻術― (水野 力)
外鼻皮膚軟部組織(nasal envelope)
鼻翼の修正術―鼻翼と鼻柱のバランス改善― (福田慶三)
鼻尖を中心とした鼻形成術 (大口春雄)
斜鼻・鼻閉に対する鼻中隔・鼻形成術―septorhinoplasty with structural grafting― (渡辺頼勝)
連載:形成外科Topics!
日本褥瘡学会創立20周年―形成外科医の果たした役割― (森口隆彦)
連載:形成外科NEXT─次世代の本音─
随想 (東野琢也)
連載:教室だより北~南
(48)長崎大学医学部 形成外科学教室 (田中克己)
原著
perifascial areolar tissueを用いた手指皮膚欠損創の新たな治療戦略 (山下明子ほか)
経験
膿胸に対して脆弱部・瘻孔部を筋弁・皮弁で被覆し,その上に局所陰圧閉鎖療法(NPWT)
症例
耳下腺リンパ管奇形に対するOK-432局所硬化療法後に顔面神経の完全麻痺を来たした1例 (清家卓也ほか)
infantile digital fibromatosisの1例 (松村 辰彦 ほか )
創内持続陰圧洗浄療法にて組織拡張器挿入後の感染をコントロールできた乳房再建の1例 (東山麻伊子ほか)
連載
さるすべる─形成外画─ (去川俊二)
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書籍情報
- ISBN:9784014106112
- ページ数:136頁
- 書籍発行日:2018年12月
- 電子版発売日:2021年5月7日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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