初めの一歩は絵で学ぶ 薬理学 第2版 疾患と薬の作用がひと目でわかる

  • ページ数 : 223頁
  • 書籍発行日 : 2019年3月
  • 電子版発売日 : 2021年5月21日
¥1,980(税込)
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商品情報

内容

「イラスト&解説」で疾患も治療薬も簡潔にイメージできる!
新薬や新項目「痛み(疼痛)」「真菌感染症」を追加し薬物数が大幅増加!


幅広い医療職の方や薬学・看護学生から「疾患と薬の作用が具体的に理解できた」「楽しみながら勉強ができる」と好評いただいた書籍の第2版!疾患の成因と治療薬の作用を関連付けて理解できるよう、医療現場で遭遇する機会の多いものを中心に、簡潔な解説とひと目でわかるイラストでわかりやすく構成しました。また、薬の作用点をピクトグラムで表しているので、初学者でもイメージしながら学ぶことができます。第2版では新薬の情報を大幅に追加し、最新の治療薬に対応できるよう改訂しました。イラストでイメージを掴みながら勉強したい新入職や学生、新人研修などにおすすめです。

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序文

第2版 はじめに

『初めの一歩は絵で学ぶ 薬理学』は,初めて薬理学を学ぶ方,他の書籍で薬理学を学んだが少し難解だった方,薬理学について学び直したい方などを対象として,親しみながら薬理学に接していただくことを目的に企画された「薬理学の入門書」で,2014年11月に上梓しました。看護師や薬剤師などのメディカルスタッフをはじめ,看護学生や薬学生,薬について基本的な知識を習得したい方などからもご支持をいただくことができ,このたび,4年半ぶりに改訂を行うこととなりました。

この間,医療,特に薬物療法は著しく進歩し,多くの新しい作用機序を有する薬,画期的な治療効果を示す新薬などが医療の場で用いられるようになり,より多くの患者さんがその恩恵にあずかっています。また,医療に関するエビデンスも今まで以上に集積されるようになり,一部の疾患においては診療ガイドラインも改訂され,疾患に用いられる薬も変わりつつあります。本書では,代表的な34疾患(症状)を取り上げ,最初にその疾患の概要と成因(メカニズム),次に,それらの治療に用いられる主な薬について,その薬理作用をイラストでわかりやすく解説しています。

今回の改訂に際しては,全面的な見直しを行い,新規に「痛み(疼痛)」「真菌感染症」の項を追加するとともに,「疾患の概要と成因(メカニズム)」に関しては,より理解が得られるようイラストや解説の変更を行いました。特に,多くの初心者の方が難解と思われる「不整脈」については,より簡単に理解が深められるようイラストと解説を大幅に追加しました。「治療に用いられる主な薬」に関しては,最近の新薬や初版で紹介することができなかった重要な薬をできるだけ多く掲載し,イラストを用いて薬理作用を紹介している薬も初版の67品目から105品目へ大幅に増加し,よりわかりやすい内容となっています。2018年にわが国の研究者がノーベル医学生理学賞を受賞した研究から生まれた免疫チェックポイント阻害薬(オプジーボ)やインフルエンザに対して1回のみの内服で効果を示すエンドヌクレアーゼ阻害薬(ゾフルーザ)なども新たに掲載しました。

本書では,初版と比較して紹介している薬が大幅に増加しましたが,初版と同様に「6つの作用点による分類―ピクトグラム(絵文字)化―」によって薬理作用がひと目で理解できるよう整理しています。疾患の成因に関するイラスト,薬理作用に関するイラスト,それぞれの薬の「作用点のピクトグラム」をご覧いただくことにより,疾患と関連づけて「基本的な薬の薬理作用がひと目でわかる」形態となっています。このような視点で作成されている薬理書は他にはありません。ぜひ,本書を薬理学入門の第一歩としてご活用いただけることを願っています。

本書の発刊にあたり,初版から引き続きご尽力いただいた株式会社じほうの南友美子氏,鹿野章氏,実際の制作にあたり多くのご助言をいただいた株式会社ビーコムの崎山尊教氏,島田栄次氏,イラストをご担当いただいたヤマダリツコ氏に感謝いたします。


2019 年2月

黒山 政一,香取 祐介

目次

序章 薬の基礎知識

序-1 薬の効果と毒性

序-2 薬の作用とその作用点

序-3 受容体

序-4 薬の投与経路

序-5 体内における薬の動き

序-6 神経系と薬

第1章 心と神経系に作用する薬

1-1 うつ病

1-2 統合失調症

1-3 てんかん

1-4 パーキンソン病

1-5 アルツハイマー型認知症

1-6 不眠症

1-7 痛み(疼痛)

Column 睡眠改善薬とは?

第2章 心臓・血管系に作用する薬

2-1 虚血性心疾患

2-2 高血圧症

2-3 不整脈

2-4 心不全

Column ニトログリセリンはダイナマイト!?

第3章 呼吸器系に作用する薬

3-1 咳・痰

3-2 気管支喘息

Column 禁煙補助薬の種類とその利用

第4章 消化器系に作用する薬

4-1 嘔気・嘔吐

4-2 下痢

4-3 便秘

4-4 消化性潰瘍

Column 機能性ディスペプシア

第5章 内分泌・代謝系に作用する薬

5-1 脂質異常症

5-2 糖尿病

5-3 甲状腺機能障害

5-4 痛風

Column リンゴの樹皮から開発が進められた糖尿病治療薬

第6章 腎・泌尿器系に作用する薬

6-1 腎不全

6-2 蓄尿障害・排尿障害

第7章 血液・造血器系に作用する薬

7-1 血栓塞栓症

7-2 貧血

Column エリスロポエチンとドーピング

第8章 骨,炎症と免疫系に作用する薬

8-1 骨粗鬆症

8-2 関節リウマチ

8-3 アレルギー疾患

Column アトピー性皮膚炎

第9章 眼に作用する薬

9-1 緑内障

9-2 白内障

Column 点眼薬の正しい使い方

第10章 感染症の治療薬

10-1 細菌感染症

10-2 真菌感染症

10-3 ウイルス感染症

Column 新興感染症

第11章 悪性腫瘍(がん)に作用する薬

11-1 悪性腫瘍

疾患別File一覧

作用点別File一覧

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書籍情報

  • ISBN:9784840751650
  • ページ数:223頁
  • 書籍発行日:2019年3月
  • 電子版発売日:2021年5月21日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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