形成外科 2018年7月号【特集】長期成績を踏まえた顎裂部骨移植のコツ

  • ページ数 : 152頁
  • 書籍発行日 : 2018年7月
  • 電子版発売日 : 2021年6月4日
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商品情報

内容

第61巻7号 口唇顎口蓋裂患者において,顎裂部分への骨移植は咀嚼機能だけでなく整容的にも重要な手術の1つであるが,長期成績を含めたうえでの手術時期や術式についての報告は少ない。本号では長期成績を踏まえたうえでの顎裂部骨移植のコツ(手術時期,手術手技,矯正やインプラントなどの追加治療)についてご執筆いただいた。(「企画にあたって」より)

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序文

企画にあたって

口唇顎口蓋裂患者において,顎裂部分への骨移植は患者の咀嚼機能だけでなく整容的にも重要な手術の1 つです。その手術時期や術式については今までに多くの報告がなされていますが,長期成績(成人に達した時の最終結果)を含めたうえでの報告は少ないのが現状です。

本特集では,治療経験豊富で患者を長期的に診られている先生方に,長期成績(最終結果)を踏まえたうえでの顎裂部骨移植のコツ(手術時期,手術手技,矯正やインプラントなどの追加治療)について執筆をお願いしました。また,歯科(矯正)の先生からも,その歴史を含めてご意見を賜るようにお願いしました。

本特集によって,多くの読者の先生方がそのコツを知り,口唇顎口蓋裂を有する患者のQOL が少しでも向上すれば幸甚に存じます。


久留米大学形成外科・顎顔面外科学講座 清川兼輔

目次

随想「地方国立大新設形成外科の現状」 (加藤久和)

特集:長期成績を踏まえた顎裂部骨移植のコツ

企画にあたって (清川兼輔)

口唇裂・口蓋裂治療における顎裂部骨移植―主に矯正歯科の視点から― (齋藤 功ほか)

矯正歯科から見た顎裂部骨移植の意義 (森山啓司)

顎裂部骨移植術(1)―最終的な咬合獲得に至るまでの長期経過― (杠 俊介ほか)

顎裂部骨移植術(2)―良好な骨架橋を形成するために― (大久保文雄ほか)

われわれが行っている二次顎裂部腸骨移植術 (大澤昌之ほか)

患者と矯正歯科医にとって望ましい顎裂部骨移植手術となるために (今井啓道)

二次的顎裂部骨移植術の適応と長期成績 (稲川喜一ほか)

両側例における歯肉骨膜形成術後の顎裂部骨移植術 (小林眞司ほか)

連載:形成外科NEXT─次世代の本音─

お品書き (塗 隆志)

連載:教室だより北~南

(43)神戸大学医学部附属病院 形成外科・美容外科 (大﨑健夫ほか)872

原著

腹腔鏡下尿膜管摘出術における一期的臍形成の検討 (余川陽子ほか)

経験

鼻中隔前端の弯曲による鼻閉に対するseptal batten graftの経験 (加藤久和ほか)

耳下腺悪性腫瘍術後顔面神経麻痺に対する島状側頭筋移行術による笑いの再建とその質的評価 (岡根谷哲哉ほか)

症例

胸鎖乳突筋に生じた顆粒細胞腫の1例 (後藤真理ほか)

連載:さるすべる─形成外画─ (去川俊二)

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書籍情報

  • ISBN:9784014106107
  • ページ数:152頁
  • 書籍発行日:2018年7月
  • 電子版発売日:2021年6月4日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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