ICUグリーンノート

  • ISBN : 9784498166264
  • ページ数 : 536頁
  • 書籍発行日 : 2021年6月
  • 電子版発売日 : 2021年6月11日
  • 判 : B6変型
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
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¥7,480 (税込)
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商品情報

基本を漏らさず確実に

本書が制作された2020〜2021年は多くの医療機関がCOVID-19の対応に追われたが,そのような非常事態でも集中治療の本質は変わらず,基本的な治療や対策,管理を確実に提供することが肝要であった.特別な状況に気を取られず,集中治療の常識や基本を漏らさず習得できるよう,可能な限り最新の情報やエビデンスを元にまとめた.ベッドサイドやカンファレンスでもすぐに紐解けるポケットサイズ.

あわせて読む → 「グリーンノート」シリーズ

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■ 序文

すっかりと葉を落とした雑木林の隙間から差し込む光が心なしか勢いを増したように思える.風が光っている.そしてよく見ると,枝先には小さな蕾が膨らみかけている.漸く春が来そうだ.そして気づいてみれば,コロナに振り回されて1年が過ぎた.

新型コロナウイルスの流行は近代社会,近代医療における未曾有の負荷であった.我々が形作ってきた社会や医療が,いかに脆く危険なものであるかを,この感染症はあらためて教えてくれた.

流行の間,日本の多くの集中治療室(ICU)で,新型コロナウイルス病(COVID-19)を受け入れた.COVID-19への対応の良否が,ICUという診療場所,そこで働くスタッフ,運用など,集中治療システムとその供給体制が如何によく確立されているかにより左右される事も明らかになった.

その様な中で本書は書き上げられた.執筆者の多くが臨床現場におけるCOVID-19対応に追われる中,構想,原稿作成,そして校正に時間を割いて頂いた.甚大なる協力を頂けたことに,あらためて感謝したい.

一方で,制作工程の多少の遅延や,それに関連する記事の陳腐化もあった.そして残念ながら,COVID-19に関する特異的記載はほとんど出来ていない.しかし一方,実際にCOVID-19の診療を踏まえて改めて感じることは,集中治療は変わらない,ということだ.特別なことは余りないのだ.

COVID-19であれ他の感染症であれなんであれ,感染対策,呼吸管理,循環管理など基本的なものを漏らさず確実に提供することが重要である.特別なことばかりに気をとられてはいけない.特別なことは,些細のなものに過ぎないからである.本書はそういった,集中治療の常識や基本を可能な限りのエビデンスや最新情報を元にまとめてある.カンファレンスの最中に分からないことがあれば,スマホではなく本書を紐解いて頂ければ有り難い.

一方で,初版にありがちな,“こなれていない感”,が残っている.読者からのフィードバックや著者自身の振りかえりを重ね,可能であればより良い第2版につなげられることを願っている.


2021年3月 春光の河畔にてカワセミの姿を追いながら
広島大学大学院医系科学研究科救急集中治療医学
志馬伸朗

■ 目次

略語

I ICU 管理総論

1 集中治療室オペレーション 〈小倉崇以〉

2 集中治療のシステム 〈細川康二〉

3 by system by problem について 〈舩越 拓〉

4 プレゼンテーションとカルテの書き方 〈牧野 淳〉

5 ICU 回診 〈細川康二〉

6 チーム医療とコミュニケーション 〈牧野 淳〉

7 申し送り 〈牧野 淳〉

8 ICU スタッフ教育と診療改善 〈安宅一晃〉

9 Rapid Response System(RRS) 〈安宅一晃〉

II 緩和ケア,終末期,医療倫理

1 疼痛・緩和ケア 〈天谷文昌〉

2 終末期ケアとDNAR 〈則末泰博〉

III 救急蘇生

1 一次救命処置(BLS) 〈秦 昌子〉

2 二次救命処置(ACLS) 〈秦 昌子〉

3 PBLS/PALS 〈中野 諭〉

4 心拍再開後の治療: PCAS(post cardiac arrest syndrome) 〈堀口真仁〉

IV 呼吸

1 基礎 〈木田佳子〉

2 両側びまん性すりガラス状陰影の鑑別 〈京 道人〉

3 ARDS 〈佐々木 賢〉

4 閉塞性肺障害,IP 〈江角 亮〉

5 心原性肺水腫 〈三角香世〉

6 酸素療法 〈緒方嘉隆〉

7 気道確保1 〈佐藤仁信〉

8 気道確保2 〈衛藤由佳〉

9 人工呼吸 〈木田佳子〉

10 人工呼吸中のモニタ: 呼吸器グラフィックス〈土手 尚〉

11 V-V ECMO 〈大下慎一郎〉

12 呼吸器離脱 〈木田佳子〉

13 呼吸理学療法 〈對東俊介〉

14 気管支内視鏡とBAL 〈京 道人〉

15 肺炎 〈大下慎一郎〉

V 循環

1 循環生理 〈石井潤貴〉

2 酸素運搬 〈石井潤貴〉

3 循環モニタ 〈衛藤由佳〉

4 ショックの診断と管理 〈菊池 忠〉

5 循環作動薬の種類と使い分け 〈菊池 忠〉

6 心不全 〈脇田真希〉

7 心不全の管理 〈松田淳也〉

8 急性冠症候群 〈塩村玲子〉

9 不整脈 〈小林典之〉

10 V-A ECMO 〈三角香世〉

11 IABP 〈村田哲平〉

12 Impella Ⓡ 〈村田哲平〉

13 心臓外科術後管理 〈佐藤仁信〉

14 急性大動脈解離 〈佐藤仁信〉

15 急性肺塞栓症・深部静脈血栓症 〈村田哲平〉

16 先天性心疾患術後管理 〈川崎達也〉

VI 中枢神経

1 基礎 〈狩野謙一〉

2 意識障害 〈林 実〉

3 中枢神経モニタリング 〈細川康二〉

4 頭蓋内圧亢進 〈藤本佳久〉

5 脳血管障害 〈櫻谷正明〉

6 脳炎/ 脳症 〈藤本佳久〉

7 頭部外傷 〈狩野謙一〉

8 てんかん重積発作 〈石原唯史〉

9 せん妄 〈天谷文昌〉

10 鎮静・鎮痛 〈御室総一郎〉

11 脳死 〈大杉浩一〉

VII 腎

1 基礎 〈岡田和也〉

2 急性腎障害(AKI) 〈岡田和也〉

3 利尿薬 〈大木伸吾〉

4 血液浄化法 〈嶋岡英輝〉

VIII 消化器・栄養

1 肝硬変 〈嶋岡英輝〉

2 急性肝不全 〈春日井大介〉

3 急性膵炎 〈御室総一郎〉

4 消化管障害 〈春日井大介〉

5 腹部コンパートメント症候群 〈畠山淳司〉

6 栄養療法 〈畠山淳司〉

IX 血液凝固線溶系

1 基礎 〈上野太輔〉

2 抗凝固療法 〈藤田健亮〉

3 止血剤 〈藤田健亮〉

4 血小板減少の鑑別フローチャート 〈神尾 直〉

5 播種性血管内凝固症候群(DIC) 〈上野太輔〉

6 その他の血小板減少性疾患 〈神尾 直〉

7 造血幹細胞移植に伴う重症合併症 〈神尾 直〉

X 代謝・内分泌系

1 糖代謝異常 〈石井潤貴〉

2 甲状腺機能異常 〈石井潤貴〉

3 副腎機能異常 〈石井潤貴〉

4 水溶性ビタミン 〈石井潤貴〉

XI 感染

1 基礎 〈佐藤哲哉〉

2 ICU 患者の発熱 〈佐藤哲哉〉

3 抗菌薬・抗真菌薬・抗ウイルス薬 〈橋本英樹〉

4 敗血症 - 総論と初期蘇生 〈堀口真仁〉

5 敗血症 - 各種補助的治療 〈堀口真仁〉

6 院内感染の感染制御 〈太田啓介〉

7 重症感染症 〈太田啓介〉

XII 外傷・熱傷・中毒

1 Primary, Secondary survey 〈岡田遥平〉

2 多発外傷の集中治療管理 〈岡田遥平〉

3 外傷患者の初期管理 〈岡田遥平〉

4 熱傷患者の評価 〈清水敬樹〉

5 熱傷患者の管理 〈清水敬樹〉

6 急性中毒の診断と分析 〈吉田拓也〉

7 中毒起因物質に対する安全確保 〈吉田拓也〉

8 急性中毒の標準治療 〈舩越 拓〉

XIII 体温異常

1 体温 〈清水敬樹〉

2 発熱および体温異常 〈江木盛時〉

3 ICU での解熱処置 〈江木盛時〉

XIV 小児・妊産婦

1 妊産婦の緊急病態 〈岡田麻美〉

2 新生児・乳児・幼児・学童の生理学的特徴〈神薗淳司〉

3 PARDS(pediatric acute respiratory distress syndrome) 〈大杉浩一〉

4 小児敗血症/ 敗血症性ショック 〈川崎達也〉

5 急性細気管支炎(RSV) 〈中野 諭〉

6 脳炎・脳症 〈石原唯史〉

XV 輸液・輸血,水・電解質

1 輸液管理 〈土手 尚〉

2 輸血 〈土手 尚〉

3 酸塩基平衡 〈三好博実〉

4 電解質異常 〈石井潤貴〉

XVI 免疫

1 アナフィラキシー 〈山賀聡之〉

2 代表的免疫不全病態と関連感染症 〈吉田雄介〉

3 自己免疫疾患 〈吉田雄介〉

XVII 画像検査

1 心エコー 〈山賀聡之〉

2 肺エコー 〈山賀聡之〉

3 ショックアセスメント 〈山賀聡之〉

4 頭蓋内エコー 〈林 実〉

5 腹部エコー 〈林 実〉

6 胸部画像の読み方 〈緒方嘉隆〉

7 頭部・腹部CT 〈舩越 拓〉

XVIII デバイス

1 カテーテル留置 〈衛藤由佳〉

2 ドレーン 〈木村拓哉〉

XIX 予防

1 ICU での予防策 〈大杉浩一〉

2 フレイル 〈對東俊介〉

3 ABCDEFGH バンドル 〈畠山淳司〉

XX ICU お役立ち早見表

1 単位換算 〈三好博実〉

2 予測体重表,PEEP/FIO₂ 表 〈京 道人〉

3 スコアリング 〈京 道人〉

4 輸液組成 〈狩野謙一〉

5 循環作動薬 〈京 道人〉

6 小児の発達曲線,バイタルサイン,必要栄養投与量,薬剤投与量 〈神薗淳司〉

7 ステロイドの種類と使い分け 〈吉田雄介〉

8 主な栄養剤 〈三好博実〉


索引

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