ヤミツキ細胞生物学

  • ISBN : 9784840750646
  • ページ数 : 160頁
  • 書籍発行日 : 2018年6月
  • 電子版発売日 : 2021年6月18日
  • 判 : A5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
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¥1,980 (税込)
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商品情報

「がんはなぜ治りにくいのか?」 「ES細胞とiPS細胞はどう違うのか?」「病気と遺伝子との関係は?」など、頭の片隅にある疑問が読むとわかる。

本書は、医療従事者に必須である“生物学”を細胞レベルからじっくり読み解く生命科学の基礎を知る1冊です。細胞生物学を改めて復習したい人や医療・生命科学系の理系大学を目指す高校生にもおススメ。生物の成り立ちから、細胞と病気の関係、そして今話題の再生医療の基本まで、豊富なイラストとわかりやすい解説で思わず“ヤミツキ”になること間違いなしです。

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
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■ 序文

はじめに

読者の皆さんの中には,現在あたり前だと思っているもの,あるいはあたり前だと思っていることに,初めて出合ったときのことを印象深く覚えている方はたくさんおられると思います。それはおそらく,ある体験であったり,知識であったり,そして何かの名前であったりすることでしょう。

私にとって,「細胞(さいぼう)」という言葉は特別なものです。子どもの頃にふと目にした図鑑(だったと記憶していますが,今ではそれもあやふやです)の中に,それは姿を現していました。まるで寒天のようなそれは,図鑑のあるページの半分くらいを費やし,何か特別な存在感を発しているように思えました。寒天といっても,ただの透明なぷよぷよではありません。おいしいデザートとしての寒天の中には,みかんやサクランボ,パイナップルなどの果物がいっぱい詰まっています。それと同じように,図鑑の中のその“ 寒天” にも,美味しそうなものがたくさん詰まっていました。そうした美味しいものが,「細胞核」や「ミトコンドリア」といった小難しい名前をもっていることを知ったのは,ずっと後になってからです。当時の私には,寒天デザートのようなそれが,私たちのこの体を作っている小さく無数にあるもので,「さいぼう」と呼ばれていることを知ったとき,なんて気色の悪いものが僕たちの体の中に入っているのだろうと,あたかも体内に芋虫が入り込んできたかのように,体を震わせることしかできませんでした。

そのときの衝撃から40 年ほど経ちました。今,生物学を研究し,学生に教える立場となった私にとって,「さいぼう」という言葉は毎日のように口にし,目にし,耳にする言葉になっています。その語感は,今でもあのときの記憶を呼び覚ますのに十分なほど,私の中では特別なまま,でんと居座っています。

21 世紀は生命科学の時代であると言われているように,最近の生命科学の進歩は目覚ましいものがあります。生命の科学,すなわち私たち生物が営む様々な生命現象を解明し,私たちの生活や健康に活かそうというこの科学。じつはこの「さいぼう」に大きく依存しています。なぜなら,私たちはひとえに「さいぼう」たちの集まりだからです。目に見えないけれども私たち生物にとって欠かすことのできない存在。目に見えないけれども,1個の生物として十分に生きていくことができるほど複雑な存在。あまりにもミステリアスで,あまりにも魅力的な存在。おそらく,それ以外にどうとも表現できないほど,生物にとって唯一無二の存在。

本書は,その「さいぼう」を,あらゆる観点から見つめなおしたもの,というといささか大袈裟ですが,基礎的な知識から応用的な知識まで,またその「さいぼう」の周辺に存在するもろもろまで,かなり広く扱っています。私のように“ トラウマ” を残したりはしないでしょうが,読者の皆さんの頭の中に,見方によってはそうとも取れるような,何か新しいものを残していくことを期待しています。

謎に満ちた「さいぼう」の世界を,どうぞお楽しみください。


武村 政春

■ 目次

第1章 生物の成り立ちと細胞生物学

1-1 生物とは何か

1-2 細胞とは何か

1-3 原核生物と真核生物

1-4 細胞生物学の歴史

1-5 医学・医療と細胞生物学

第2章 細胞の構造

2-1 原核細胞と真核細胞

2-2 単細胞生物と多細胞生物の構造

2-3 細胞膜

2-4 細胞核

2-5 細胞小器官たち

2-6 植物細胞に特有の細胞小器官

Column「健康と細胞生物学」

第3章 細胞生物の成り立ち

3-1 単細胞生物から多細胞生物へ

3-2 細胞分裂のしくみ

3-3 発生のしくみ

3-4 細胞と細胞の相互作用

3-5 神経細胞のはたらき

3-6 免疫系のはたらき

第4章 分子のメカニズム

4-1 細胞内の分子たち

4-2 セントラルドグマ

4-3 DNA の複製

4-4 遺伝子の発現

4-5 miRNA

4-6 タンパク質の輸送と分泌

4-7 細胞周期の調節

4-8 細胞骨格

第5章 細胞と病気

5-1 細胞を取り巻く環境

5-2 DNA の損傷・修復と突然変異

5-3 がん細胞

5-4 細胞と疾患の関係

5-5 生活習慣病と細胞

Column「 その他の生活習慣病」

第6章 細胞を取り巻く様々な話題

6-1 細胞とは異なるもの~ウイルス~

6-2 細胞の起源

6-3 万能細胞と医療

■ 特記事項

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