麻酔 2017年3月号【特集】末梢神経ブロックの将来

  • ページ数 : 160頁
  • 書籍発行日 : 2017年3月
  • 電子版発売日 : 2021年7月16日
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内容

第66巻3号 麻酔科領域における末梢神経ブロックは、リマーク法、X線透視法、神経刺激法、そして超音波ガイド法と変遷を遂げた。超音波ガイド下末梢神経ブロック(ultrasound-guided nerve block: UGNB)は、1989年に腕神経叢ブロックで最初に報告(Ting, Br J Anaesth, 1989)されたが、広く普及するには至らなかった。しかし、2000年以降に超音波画像装置が急激に進歩したのを契機に爆発的に普及し、現在も多くの麻酔科医を魅了している。UGNBが一般に広がり10年以上経過し、末梢神経ブロックが術中・術後鎮痛に本当に安全かつ有用性があるのか、検証すべき時期にきている。 本特集では、主に各身体部位別に各種末梢神経ブロックの技術面に加え、他の麻酔法(硬膜外麻酔や全身麻酔単独)と比較した利点と欠点・副作用などについて解説。各種末梢神経ブロックが、将来、他の麻酔法を凌駕するのか、あるいは廃れる末梢神経ブロックとなるのか、現在の臨床麻酔、術後鎮痛、ペインクリニックで用いられているさまざまな末梢神経ブロックの中で、有益なものはさらに発展させ、問題があるものは改善する方策を提示、末梢神経ブロックの将来を考える契機となれば幸いである。

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目次

巻頭言

手術室における医療安全と麻酔科医の役割 近江明文

特集:末梢神経ブロックの将来

緒言とまとめ 川真田樹人

末梢神経ブロックの歴史と将来 横山正尚

上肢の末梢神経ブロックの現状と将来 堀田訓久ほか

体幹(胸部)の末梢神経ブロックの現状と将来 原かおるほか

体幹(腹部)の末梢神経ブロックの現状と将来 新屋苑恵ほか

下肢の末梢神経ブロックの現状と将来 北山眞任ほか

医療経済から見た末梢神経ブロックの将来 益田律子ほか

臨床経験

LMAスプリーム(TM)を用いた陽圧換気において胃管挿入は術後悪心・嘔吐の頻度を減少させない 紀本 学ほか

食道がんに対する腹臥位胸腔鏡下食道亜全摘と開胸手術の周術期予後の比較―後ろ向き観察研究― 森 玲央那ほか

胎児鏡下胎盤吻合血管レーザー凝固術に対するデクスメデトミジンとフェンタニルの比較 吉村 学ほか

小児の特発性脊柱側彎症手術におけるデキサメタゾンの術後悪心・嘔吐予防効果 関 博志ほか

短報

high flow nasal cannulaが奏効した筋緊張性ジストロフィー患者の1症例 野口智子ほか

開心術後にトラネキサム酸が原因と考えられる痙攣を発症した透析患者の2症例 河島愛莉奈ほか

褐色細胞腫を合併した狭心症患者のオフポンプ冠動脈バイパス術の麻酔経験 妙中浩紀ほか

胎児鏡下胎盤吻合血管レーザー凝固術後に発症したmirror syndromeの1症例 吉村 学ほか

97歳の急性A型大動脈解離破裂の周術期管理 甲斐沼 篤ほか

ブピバカインを用いた脊髄くも膜下麻酔で安全な麻酔管理が行えた骨髄性プロトポルフィリン症患者の1症例 土屋裕子ほか

紹介

Aintree Intubation Catheter(R)とチューブエクスチェンジャーを併用した気管チューブ交換 木村哲朗ほか

気管挿管の歴史:3.心肺蘇生での使用(1) 浅井 隆

蘇生の歴史1:18世紀の蘇生法の発達(1)―蘇生協会の成立と文献― 浅井 隆

蘇生の歴史2:18世紀の蘇生法の発達(2)―蘇生法の発達の経緯と救助法― 浅井 隆

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書籍情報

  • ISBN:9784014006603
  • ページ数:160頁
  • 書籍発行日:2017年3月
  • 電子版発売日:2021年7月16日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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