形成外科 2021年9月号【特集】形成外科の分野開拓

  • ページ数 : 135頁
  • 書籍発行日 : 2021年9月
  • 電子版発売日 : 2021年9月3日
¥3,520(税込)
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内容

第64巻9号:日本では分野外と見なされる尿道下裂手術が欧米では形成外科分野と認識されているように,その範囲は国や時代によって異なる。本特集では,日本では形成外科分野とは認識されていない分野で活躍されている先生方に,知識と技術,各分野を形成外科医が担当するのがふさわしいと考えられる根拠についてご記載いただいた。(「企画にあたって」より)。

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序文

企画にあたって

形成外科は特定の対象臓器・器官をもたない外科系診療科です。形成外科は歴史的に,形成外科技術を使ってさまざまな臓器・器官や疾患に外科的に挑んできました。これからも形成外科はそのようにして成長・発展し,生き延びていくのだと思います。形成外科が新たな分野を開拓するとき,従来からその臓器・器官や疾患を担当している既存診療科からの反発があることでしょう。しかし,形成外科が従来の医療より優れた治療結果を出して患者に満足を与えれば,そのような反発は意味のないものになるでしょう。

「形成外科分野」の範囲は,国々によって,また時代によって異なります。例えば本号で取り上げた「手の指関節への人工関節移植術」や「尿道下裂手術」は欧米では「形成外科分野」と認識されているように思いますが,日本では必ずしもそうではありません。

本特集「形成外科の分野開拓」では,形成外科医でありながら,現代日本において必ずしも「形成外科分野」とは認識されていないと思われる分野で活躍されている先生方に執筆をお願いしました。ご執筆者には,その分野に形成外科医が進出するのに必要な知識と技術をご紹介いただくに留まらず,形成外科医がその分野を担当するのがふさわしいと考えられる根拠などについてもご記載いただきました。執筆者の先生方が取り組んでおられる分野をまずはわれわれ形成外科医が形成外科分野と認識し,さらには日本の医療界全体がそのように認識するようになることを期待します。


大阪みなと中央病院 細川 亙

目次

特集 形成外科の分野開拓

企画にあたって 細川  亙

いびきの外科的治療 黒川 正人

バスキュラーアクセス(1) ―種類と作製の実際― 藤山  浩 ほか

バスキュラーアクセス(2) ―手術デザインとトラブルシューティング― 梅川 浩平 ほか

手指PIP 関節症に対する人工関節置換術(1) ―背側最小切開を用いた整容的な人工関節置換術― 小平  聡

手指PIP 関節症に対する人工関節置換術(2) ―掌側アプローチからのBouchard 結節に対する人工関節置換術― 牛尾 茂子 ほか

肛門括約筋背側切開アプローチによる 各種手術 會沢 勇亮 ほか

尿道下裂手術 岸  陽子

コラム

編集委員長コラム[第25 回] 細川  亙

連載

形成外科NEXT―次世代の本音―

形成外科におけるSDGs な働き方を考える 神戸 未来

教室だより北~南

No.81 沖縄県立南部医療センター・こども医療センター

形成外科 西関  修

短編小説で綴る論文探訪 たんろんたん

長期観察から見えるもの:母指多指症の分類 寺尾 保信,去川 俊二

特別寄稿

「Plastic Surgery を沖縄で始めた男の話」(當山拓也先生著) に寄せて 清川 兼輔

経験

尺側前腕皮弁を用いた口腔再建症例の術後検討 山川  翔 ほか

症例

Branchio-oculo-facial syndrome(鰓眼顔症候群)の2 例 猪原 康司 ほか

軸前性多趾症を合併した先天性内反母趾の2 例 水上 秀也 ほか

皮膚生検でケラトアカントーマが疑われた左鼻唇溝部外歯瘻の1 例 藤田真亜子 ほか

有鉤骨体部骨折を伴った尺側CM 関節脱臼骨折の1 例 浅田 佳奈 ほか

◆外国文献抄訳 PRS Vol.147 No.1 飯田 拓也

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書籍情報

  • ISBN:9784014106409
  • ページ数:135頁
  • 書籍発行日:2021年9月
  • 電子版発売日:2021年9月3日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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