形成外科診療ガイドライン 3 2021年版 第2版~創傷疾患

  • ページ数 : 345頁
  • 書籍発行日 : 2021年9月
  • 電子版発売日 : 2021年9月26日
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商品情報

内容

旧2・3巻を1巻にまとめて改訂! 使いやすく領域毎にまとめて発行(全3巻)。

旧2・3巻で解説した「急性創傷/感染創/ケロイド・肥厚性瘢痕/慢性創傷」を「創傷疾患」として1巻にまとめて改訂(全3巻)。推奨の強さはエビデンスの強さを参考にし、益と害のバランス、形成外科の治療では重要である患者の価値観や希望、コストや資源を考慮して決定しました。

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序文

改訂第2版 序


形成外科領域の臨床ガイドライン作成の歴史は,今から16 年前に遡ります。2006年頃様々な専門領域でエビデンスに基づいた標準的診断や治療を示すために,「臨床ガイドライン」というものが作られ始めていました。また,ちょうどその頃,日本専門医認定制機構(現在の日本専門医機構)がその土台となる基本診療科の選別と認定を開始しているところでした。2009年当時の日本形成外科学会(日形会)の理事長は中西秀樹先生(徳島大)でしたが,理事会全体で形成外科を基本診療科として認定してもらうためにさまざまな努力を行っていました。その中で「①形成外科が創傷治療の専門家であることのアピール(日本創傷外科学会の設立や世界創傷治癒学会連合学術集会の開催など),②データベースの構築(形成外科が年間でどのような疾患や外傷の治療をどのくらいの数を行っているか),③創傷外科や皮膚腫瘍外科を含めた分野指導医制度の整備,④臨床ガイドラインの作成」の4つが大きな柱でした。当時,形成外科はマイナー中のマイナーと言われ,今よりもはるかに認知度の低い科でしたので,本来の目的であるエビデンスに基づいた標準的治療や診断を広く世に示すことに加え,他科特に内科系の先生方に形成外科の診療内容を知ってもらううえでも,④臨床ガイドラインの作成が必須であったわけです。

小林誠一郎先生(岩手医科大)と私(久留米大)が臨床ガイドライン作成の担当になり,作業を始めたわけですが,クリニカルクエスチョン(CQ)の作り方さえわからない状況でした。他科の臨床ガイドラインを全て購入して勉強するとともに,当時その方面に長けた他科の先生方にも教えを乞いました。手探りで作業を行いつつ,また日本創傷外科学会と日本頭蓋顎顔面外科学会の協力を得て,5年近くの歳月を要しましたが,2015年になんとか刊行にこぎ着けることができました。全7巻が完成した時には,本当に嬉しかったことを覚えています。

そしてその後3年(作成開始から8年)が過ぎ,その改訂が必要となりました。そこで,ガイドライン委員会の委員長を私から橋本一郎先生(徳島大)に代わっていただき,2018年からその改訂作業を本格的に開始しました。まさに橋本先生の恩師の中西先生が理事長であられた時に私が仰せつかった一大事業を,私が理事長の時にその改訂を橋本先生自身がやり遂げてくださったことには何か運命的なものを感じます。初版の折は作りあげることに必死でしたが,今回の改訂版ではその内容が大幅にブラッシュアップされ,さらにリンパ浮腫などの新しい分野も追加されたことで,より素晴らしいものになっていると思います。この場をお借りして橋本委員長をはじめ,この改訂作業に携わっていただいた委員の先生方諸兄姉に深く感謝申し上げます。今後もこのガイドラインが日形会の1つの柱としてさらに充実したものとなっていくことを切に願い,刊行のご挨拶とさせていただきます。


令和3年8月

日本形成外科学会
日本頭蓋顎顔面外科学会
理事長 清川 兼輔



2015年,日本形成外科学会と日本創傷外科学会,日本頭蓋顎顔面外科学会の三学会から『形成外科診療ガイドライン(初版)』が上梓されました。作成に関わった多くの形成外科医がガイドラインそのものをよく知らない中でのスタートでしたから,それぞれの会議では外科医としての自身の経験を主張してしまうことも多々ありました。その中で生まれた初めてのガイドラインは,日常診療に価値あるものとして会員世情に広まったようですし,何より日本形成外科学会内の作成委員全体に達成感が漂っていました。したがいまして,作成した時点から改訂版作業が始まったことで,達成感後の寂寥感に見舞われたのも私だけではなかったと思います。しかし,新しいエビデンスや新しい治療は5年の間に次々と輩出されますので,5年毎の改訂はガイドラインの宿命と考えなければなりません。

日本創傷外科学会に関しまして,この5年の大きな流れは,19基本診療科の1つとしての形成外科医の創傷診療の重要性を会員のみならず広く国民に啓発させていくことでした。キャンペーン「“キッズの日”は“キズケアの日”」やマスコットキャラクター「なおるん」などの地道な活動の一環の中で,しっかりとしたガイドラインが根底に存在することは有意義であると確信しています。

改訂版では,創傷に関わる小項目をできる限り踏襲しつつ,ガイドラインに適した形でのCQ,特にその文言の見直しが図られています。また,「はじめに」の中で,言葉の定義をしっかりと説明している点が,よりわかりやすい読み物に仕上がったことに寄与しています。5年経てば,「推奨する」が「推奨されない」に変わっている場合もあります。日本形成外科学会会員全員が新しい改訂版ガイドラインを手に取り外来診療机に置き,日々の創傷治療にあたっていただければと願うばかりです。

最後に,忙しい(まさに創傷治療中かもしれない)診療の合間に,改訂版作業に関わった多くの形成外科学会会員に心より感謝申し上げます。


令和3年8月

日本創傷外科学会
理事長 寺師 浩人




形成外科診療ガイドライン改訂にあたって


2015年に形成外科診療ガイドライン初版が発刊され6年が経過しました。初版では,日本形成外科学会とその2階建てにあたる日本創傷外科学会と日本頭蓋顎顔面外科学会が合同ガイドライン作成委員会を組織して,形成外科が診療を行う疾患と外傷に関して診療ガイドラインを作成しました。ただし,「血管腫・血管奇形」「褥瘡」「熱傷」に関しては,日本形成外科学会会員が属する他関連学会により診療ガイドラインが作成されていたため,初版の形成外科診療ガイドラインからは除外していました。今回の改訂でも,組織の枠組みと取り扱う疾患に関する方針は同様としましたが,形成外科医による手術が増加している「リンパ浮腫」を項目に加えています。

今回の改訂第2版では,Clinical Question(CQ) の見直しを行い,新たに文献検索を追加しました。エビデンス総体に関しては,新しい文献を加えて再検討を行い,さらにバイアスリスクや非直接性などを加味してその評価を行いました。推奨の強さについては,エビデンスの強さを参考にして,益と害のバランス,形成外科の治療では重要な要素である患者の価値観や希望,コストや資源を考慮して決定しています。これらの要素は,初版が発刊された後に重視されるようになった概念であり,今回の改訂に際してもっとも考慮した点です。エビデンスの強さと推奨の強さの記載方法は,Mindsの診療ガイドライン作成に関する2014年,2017年の手引きとマニュアルを参考にして新しいものとしました。

上記のように,本診療ガイドラインは文献的なエビデンスに加えて他の価値観も考慮されていますが,臨床の現場では,個々の患者においてさまざまな場面に遭遇します。エビデンスに基づいた医療(Evidence Based Medicine: EBM)を実践するということは本来,文献的なエビデンスに,それぞれの形成外科医の臨床的な経験や知識を加味し,さらには患者の希望やおかれた状況や状態を考慮しながら診療を行うことです。過去のエビデンスにとらわれていては,新しいエビデンスは出てきませんが,過去のエビデンスを知っていなければ,新しいエビデンスも出てきません。本診療ガイドラインを日常診療の参考として,それぞれの臨床の場面で活用していただければ幸いです。

本診療ガイドライン作成にあたり,ご尽力いただいた多数の学会員,学会事務局,金原出版編集部に深謝を申し上げます。


令和3年8月

日本形成外科学会,日本創傷外科学会,日本頭蓋顎顔面外科学会
三学会合同ガイドライン委員会 委員長 橋本 一郎

目次

改訂第2版 序

形成外科診療ガイドライン改訂にあたって

第1版 序

第1版 ガイドライン作成にあたって

形成外科診療ガイドライン(第2 版)について

第Ⅰ編 急性創傷診療ガイドライン

1章  切創,裂創,擦過創,刺創,異物(汚染のない創)

1 検査

CQ1 刺創にCT,MRI,超音波検査は有用か?

2 保存的治療

CQ2 切創,裂創,擦過創,刺創において消毒剤による洗浄は水道水による洗浄より有用か?

CQ3 切創,裂創,擦過創において,創傷被覆材は皮膚外用剤よりも有用か?

CQ4 切創,裂創,刺創に予防的抗生物質投与は有効か?

CQ5 切創,裂創,擦過創,刺創に破傷風予防は有効か?

3 外科的治療

CQ6 切創,裂創では受傷から縫合までの時間が術後創部感染に影響するか?

CQ7 切創,裂創における合成皮膚表面接着剤は縫合,皮膚接合用テープより有効か?

2章 挫滅創・汚染創

1 検査

CQ8 評価に創部細菌培養は有用か?

2 保存的治療

CQ9 水道水による洗浄は有効か?

CQ10 局所抗生剤投与は有効か?

3 外科的治療

CQ11 デブリードマンは有効か?

CQ12 一期的縫合は有効か?

3章 皮膚欠損創,剥脱創

1 診断

CQ13 皮膚欠損創,剥脱創にX 線,超音波,CT,MRI 検査は有用か?

2 治療

CQ14 皮膚欠損創,剥脱創に陰圧閉鎖療法(NPWT)は有効か?

CQ15 皮膚欠損創,剥脱創に皮膚外用剤と創傷被覆材のどちらが有効か?

CQ16 皮膚欠損創,剝脱創に多血小板血漿(PRP)療法は有効か?

CQ17 皮膚欠損創,剥脱創には人工真皮と植皮術,皮弁術などの外科的手技は有効か?

CQ18 皮膚欠損創,剥脱創に対する植皮片の固定に陰圧閉鎖療法(NPWT)は有効か?

CQ19 剥脱創に対し剥脱した皮弁を利用した植皮は有効か?

4章 切断創

1 検査

CQ20 切断指にX線写真は有効か?

CQ21 切断指に細菌培養は有効か?

CQ22 切断指に神経学的検査は有効か?

CQ23 洗浄は有効か?

CQ24 保存的治療において消毒は有効か?

CQ25 保存的治療において抗生剤は有効か?

CQ26 保存的治療において外用剤(軟膏,創傷被覆材)の使用は有効か?

CQ27 保存的治療において禁煙指導は有効か?

CQ28 切断創に断端形成術は有効か?

CQ29 切断創に皮弁は有効か?

CQ30 切断創に皮膚移植は有効か?

CQ31 切断創に人工真皮は有効か?

CQ32 切断創のコンポジットグラフトは有効か?

CQ33 切断指に陰圧閉鎖療法(NPWT)は有効か?

CQ34 切断指に対して断端形成を行う場合,断端の神経処理は有効か?

5章 動物咬傷

CQ35 傷の部位と深さは重症度に関連するか?

CQ36 感染は重症度に関連するか?

CQ37 小児の犬咬傷は成人と比べて重症になりやすいか?

CQ38 画像検査は有用か?

CQ39 血液生化学検査は有用か?

CQ40 細菌培養は有用か?

CQ41 人咬傷のとき,HBV,HCV,HIV 抗原抗体検査は有用か?

CQ42 破傷風予防接種は有効か?

CQ43 狂犬病曝露後予防接種は必要か?

CQ44 抗生物質の予防投与は有効か?

CQ45 創部洗浄は有効か?

CQ46 創部消毒は有効か?

CQ47 創部デブリードマンは有効か?

CQ48 一次縫合は有効か?

CQ49 ドレーン挿入は有効か?

CQ50 皮弁・植皮による即時再建は有効か?

CQ51 剥脱組織のcomposite graft は有効か?

CQ52 血管吻合を用いた再接着は有効か?

CQ53 ヒアリ刺傷が疑われる場合,早期の医療機関受診は有効か?

CQ54 ダニ咬傷が疑われる場合,早期の医療機関受診は有効か?

CQ55 蜂刺傷にステロイド塗布は有効か?

CQ56 マムシ咬傷に抗マムシ血清は有効か?

CQ57 動物咬傷に対して湿潤療法は有効か?

CQ58 感染を疑う動物咬傷に対して持続洗浄を併用した陰圧閉鎖療法(NPWT)は有効か?

第Ⅱ編 感染創診療ガイドライン

1章 感染創の基本事項

CQ1 筋膜までの深さの開放創において,その創を水道水で洗浄することは,滅菌された生理的食塩水で洗浄することに比べて,創部感染の可能性を高めるのか?

CQ2 一次縫合された創において,術後数日目からシャワー浴などで濡らすことは,創部感染の可能性を高めるのか?

CQ3 感染創に持続洗浄処置は有効か?

CQ4 感染創に陰圧閉鎖療法(NPWT)は有効か?

CQ5 SSI の予防に縫合創への陰圧閉鎖療法(NPWT)は有用か?

2章 蜂窩織炎

CQ6 診断に画像検査は有用か?

CQ7 診断に創部培養検査・血液培養検査は有用か?

CQ8 蜂窩織炎を膿性蜂窩織炎と非膿性蜂窩織炎に分けたうえで重症度別に分類することは,診断・治療において有用か?

3章 壊死性軟部組織感染症

CQ9 診断(および蜂窩織炎との鑑別)に画像検査(CT,MRI 撮影)は有用か?

CQ10 早期デブリードマンは一般的なデブリードマンに比べて有効か?

CQ11 高圧酸素を実施する症例は実施しない症例に比べて治療に有効か?

CQ12 診断前に予防的抗菌薬を投与した方が,しない症例に比べて治療に有効か?

CQ13 試験切開を実施した方が実施しない場合に比べて有効か?

4章 骨髄炎

CQ14 四肢慢性骨髄炎の診断にCT は有用か?

CQ15 四肢慢性骨髄炎の診断にMRI は有用か?

CQ16 四肢慢性骨髄炎の診断にシンチグラフィは有用か?

CQ17 四肢慢性骨髄炎の診断にFDG-PET およびPET/CTは有用か?

CQ18 四肢慢性骨髄炎に持続洗浄を行うことは感染の制御に有効か?

CQ19 四肢慢性骨髄炎への抗菌薬長期投与は再燃の予防に有効か?

CQ20 四肢慢性骨髄炎に持続洗浄と陰圧閉鎖療法(NPWT)を併用すると,感染の鎮静化までの期間が短縮するか?

CQ21 四肢慢性骨髄炎にデブリードマンは有効か?

CQ22 四肢慢性骨髄炎のデブリードマン後の死腔の充填に筋(皮)弁は有効か?

5章 Toxic Shock Syndrome(TSS)

CQ23 TSS の重篤な症状は臨床的に感染徴候が明らかでない創部でも起こり得るか?

CQ24 創部および血液の細菌培養検査と薬剤感受性検査は,TSS の診断・治療に有用か?

CQ25 デブリードマンやドレナージなどの創部処置を行うことはTSS の治療において有効か?

CQ26 TSS の治療に推奨される抗生剤は何か?

CQ27 外毒素を中和する目的での静注用免疫グロブリンの投与はTSS の治療に推奨されるか?

CQ28 ステロイド投与はTSS のショック状態の離脱に有用か?

6章 陥入爪・巻き爪

CQ29 陥入爪の予防目的で爪甲の外側先端は側爪郭より遠位まで伸ばすことは有効か?

CQ30 陥入爪に対する保存的治療では,側爪郭皮膚への爪甲陥入を阻害する方法より爪甲形成する方法の方が有効か?

CQ31 陥入爪の外科的治療において,フェノール法(chemical matricectomy)の方が楔状切除術(surgical matricectomy)に比べて有効か?

CQ32 弯曲爪(巻き爪)に対する初期治療は保存的治療が推奨されるか?

CQ33 弯曲爪(巻き爪)では外科的治療が推奨されるか?

第Ⅲ編 ケロイド・肥厚性瘢痕診療ガイドライン

1章 ケロイド

CQ1 ケロイドを発症しやすい体質はあるか?

CQ2 ケロイドに手術治療は有効か?

CQ3 ケロイドに放射線治療は有効か?

CQ4 ケロイドにトラニラストの内服は有効か?

CQ5 ケロイドにステロイド薬は有効か?

CQ6 ケロイドにレーザー治療は有効か?

CQ7 ケロイドにシリコーンジェルシートは有効か?

CQ8 ケロイドに圧迫・固定療法は有効か?

CQ9 ざ瘡やピアス刺入後などにケロイドは予防できるか?

CQ10 ケロイド治療後の経過観察に必要な期間はどのくらいか?

2章 肥厚性瘢痕

CQ11 肥厚性瘢痕は受傷後どのくらいの期間で発症するか?

CQ12 肥厚性瘢痕に手術治療は有効か?

CQ13 肥厚性瘢痕にトラニラストの内服は有効か?

CQ14 肥厚性瘢痕にステロイド薬は有効か?

CQ15 肥厚性瘢痕にレーザー治療は有効か?

CQ16 肥厚性瘢痕治療にシリコーンジェルシートは有効か?

CQ17 肥厚性瘢痕治療に圧迫・固定療法は有効か?

CQ18 手術後の肥厚性瘢痕は真皮縫合によって予防できるか?

CQ19 肥厚性瘢痕治療後の経過観察に必要な期間はどのくらいか?

3章 瘢痕拘縮

CQ20 瘢痕拘縮の評価に各種瘢痕スケールは有用か?

CQ21 瘢痕拘縮の評価に関節可動域(ROM)測定は有用か?

CQ22 瘢痕拘縮に手術療法は有効か?

CQ23 瘢痕拘縮にZ形成術は有効か?

CQ24 瘢痕拘縮に植皮術は有効か?

CQ25 瘢痕拘縮に皮弁術は有効か?

CQ26 瘢痕拘縮に組織拡張器(tissue expander)による再建手術法による手術は有効か?

CQ27 瘢痕拘縮の予防に圧迫・固定療法は有効か?

CQ28 瘢痕拘縮の予防に運動療法は有効か?

CQ29 瘢痕拘縮の予防にステロイド薬は有効か?

CQ30 瘢痕拘縮治療後の経過観察に必要な期間はどのくらいか?

4章 醜状瘢痕

CQ31 醜状瘢痕の赤み,色素沈着の評価に分光測色計は有用か?

CQ32 醜状瘢痕のケロイド・肥厚性瘢痕との鑑別診断に硬度計は有用か?

CQ33 手術後の醜状瘢痕予防にテープ固定は有効か?

CQ34 顔面の醜状瘢痕の予防にボツリヌス毒素は有効か?

CQ35 醜状瘢痕に混在する毛細血管拡張にレーザーを含めた光治療は有用か?

CQ36 醜状瘢痕にフラクショナルレーザーは有効か?

CQ37 醜状瘢痕の色素脱出に対して表皮移植は有効か?

CQ38 醜状瘢痕に脂肪(細胞)移植は有効か?

CQ39 醜状瘢痕に手術治療は有効か?

CQ40 醜状瘢痕は時間経過とともに質感が改善するか?

第Ⅳ編 慢性創傷診療ガイドライン

1章 胸骨骨髄炎・縦隔炎

1 総論

CQ1 胸骨骨髄炎・縦隔炎発症の発生率,死亡率はどの程度か?

CQ2 胸骨骨髄炎・縦隔炎発症のリスクファクターは何か?

2 診断

CQ3 診断において画像検査は有用か?

CQ4 評価において細菌・真菌培養検査は有用か?

3 感染制御

CQ5 抗生剤の全身投与は有効か?

CQ6 局所への抗生剤投与は有効か?

CQ7 高気圧酸素療法は有効か?

4 保存的治療

CQ8 糖尿病を合併した胸骨骨髄炎・縦隔炎に対する血糖管理は有効か?

CQ9 胸骨骨髄炎・縦隔炎に対して洗浄は有効か?

CQ10 胸骨骨髄炎・縦隔炎に対して局所陰圧閉鎖療法(NPWT)は有効か?

5 デブリードマン

CQ11 デブリードマンは有効か?

CQ12 人工物の除去は創傷治癒に有効か?

6 再建手術

CQ13 自家組織による再建手術は有効か?

CQ14 一期的と二期的再建はどちらが有効か?

CQ15 硬性再建は必要か?

CQ16 再建手術に有茎筋(皮)弁(大胸筋,腹直筋,広背筋)は有効か?

CQ17 再建手術に遊離(筋)皮弁は有効か?

2章 静脈うっ滞性潰瘍

1 診断・評価

CQ18 診断において病歴聴取・理学的所見は有用か?

CQ19 診断においてドプラ聴診器や脈波法は有用か?

CQ20 診断において生検は有用か?

CQ21 診断において細菌培養は有用か?

CQ22 評価にDuplex 超音波検査法は有用か?

CQ23 評価に画像検査は有用か?

2 保存的治療

CQ24 圧迫療法は有効か?

CQ25 創傷被覆材の使用は有効か?

CQ26 局所陰圧閉鎖療法(NPWT)は有効か?

CQ27 高(気)圧酸素療法は有効か?

CQ28 抗血栓薬は有効か?

CQ29 感染制御に抗生物質の全身投与は有効か?

CQ30 感染制御に消毒剤は有効か?

3 外科的治療

CQ31 表在静脈不全に硬化療法は有用か?

CQ32 表在静脈不全に対する手術治療は有効か?

CQ33 表在静脈不全に対する血管内焼灼術は有効か?

CQ34 不全穿通枝に対する手術治療は有効か?

CQ35 自家皮膚移植は有効か?

CQ36 有茎皮弁移植は有効か?

CQ37 遊離皮弁移植は有効か?

4 再発予防

CQ38 弾性ストッキングの着用は静脈うっ滞性潰瘍の再発予防に有効か?

CQ39 下腿筋肉ポンプ機能を増強する運動は静脈うっ滞性潰瘍の再発予防に有効か?

CQ40 抗凝固療法は静脈うっ滞性潰瘍の再発予防に有効か?

CQ41 内視鏡的筋膜下穿通枝切離術(SEPS)は静脈うっ滞性潰瘍の再発予防に有効か?

CQ42 表在静脈不全に対する手術は再発予防に有効か?

CQ43 硬化療法は静脈うっ滞性潰瘍の再発予防に有効か?

3章 糖尿病性潰瘍

CQ44 神戸分類は有用か?

CQ45 栄養状態の評価は有用か?

CQ46 血流評価は有用か?

CQ47 神経障害の評価は有用か?

CQ48 感染の評価に創培養は有用か?

CQ49 骨髄炎の評価に画像診断は有用か?

CQ50 血液透析を行っている患者では大切断になる割合が高くなるか?

CQ51 血糖管理は有効か?

CQ52 併発した軟部組織感染症の治療に抗菌外用剤は有効か?

CQ53 併発した軟部組織感染症の治療に抗菌薬の全身投与は有効か?

CQ54 併発した慢性骨髄炎の治療に抗菌薬の全身投与は有効か?

CQ55 局所陰圧閉鎖療法(NPWT)は有効か?

CQ56 洗浄機能を付加した局所陰圧閉鎖療法(NPWT)は有効か?

CQ57 ドレッシング材の使用は有効か?

CQ58 サイトカイン成長因子局所投与は有効か?

CQ59 高気圧酸素療法は有効か?

CQ60 マゴット療法は有効か?

CQ61 細胞治療は有効か?

CQ62 免荷は有効か?

CQ63 外科的デブリードマンは有効か?

CQ64 腱延長術や腱切り術(腱に対する手術)は有効か?

CQ65 皮弁手術は植皮術に比較して有効か?

CQ66 骨変形を伴う症例では骨・軟骨に対する手術は有効か?

CQ67 再発予防に定期的な足の観察は有効か?

CQ68 再発予防に患者,家族,医療従事者の教育が有効か?

CQ69 再発予防に胼胝切除が有効か?

CQ70 再発予防に足白癬治療は有効か?

4章 虚血性潰瘍

1 診断・評価

CQ71 WIfI 分類は有用か?

CQ72 足関節・上腕血圧比(ABI)は有用か?

CQ73 皮膚灌流圧(SPP)は有効か?

CQ74 経皮的酸素分圧測定(TcPO2)は有用か?

CQ75 足趾・上腕血圧比(TBI)は有用か?

CQ76 血管造影は有用か?

CQ77 超音波検査は有用か?

CQ78 MRA は有用か?

CQ79 CTA は有用か?

2 内科的治療

CQ80 抗血小板薬は重症下肢虚血(CLI)の創治癒に有効か?

CQ81 抗凝固薬はCLI の創治癒に有効か?

CQ82 血管拡張薬はCLI の創治癒に有効か?

3 末梢血行再建

CQ83 血管内治療(EVT)はCLI の創治癒に有効か?

CQ84 外科的バイパス術はCLI の創治癒に有効か?

CQ85 EVT は外科的バイパス術よりCLI の創治癒に有効か?

CQ86 外科的バイパス術を行う際,自家組織グラフトは人工血管に比べCLI の創治癒に有効か?

4 補助療法

CQ87 理学療法は有効か?

CQ87-a 運動療法は有効か?

CQ87-b 超音波療法は有効か?

CQ87-c 電気刺激は有効か?

CQ87-d 疼痛レベルの軽減に脊髄電気刺激は有効か?

CQ87-e 血行再建前後の間欠的空気圧迫治療は有効か?

CQ88 局所陰圧閉鎖療法(NPWT)は有効か?

CQ89 高(気)圧酸素療法は有効か?

CQ90 細胞治療は有効か?

CQ91 遺伝子治療(血管内皮増殖因子:VEGF)は有効か?

CQ92 局所酸素療法は有効か?

CQ93 マゴット療法は有効か?

CQ94 LDL アフェレーシスは有効か?

5 局所治療

CQ95 外科的デブリードマンは有効か?

CQ96 圧迫療法は有効か?

CQ97 外用薬や創傷被覆材は有効か?

CQ98 皮膚移植や皮弁などの手術は有効か?

6 再発・予防

CQ99 生活指導は再発・予防に有効か?

CQ100 フットウェアの使用は再発・予防に有効か?

CQ101 足の診察・観察は再発・予防に有効か?

5章 膠原病性潰瘍

CQ102 プロスタグランジン製剤は膠原病性皮膚潰瘍の治療に有効か?

CQ103 抗凝固剤,抗血小板剤,抗トロンビン剤などの抗血栓剤は膠原病性皮膚潰瘍の治療に有効か?

CQ104 カルシウム拮抗薬は全身性強皮症に伴う皮膚潰瘍の治療に有効か?

CQ105 エンドセリン受容体拮抗薬は全身性強皮症に伴う皮膚潰瘍の治療に有効か?

CQ106 ホスホジエステラーゼ5 阻害薬は全身性強皮症に伴う皮膚潰瘍の治療に有効か?

CQ107 抗リウマチ薬は関節リウマチに伴う皮膚潰瘍の治療に有効か?

CQ108 生物学的製剤は関節リウマチに伴う皮膚潰瘍の治療に有効か?

CQ109 外用薬・創傷被覆材は膠原病性皮膚潰瘍の治療に有効か?

CQ110 外科的治療は膠原病性皮膚潰瘍の治療に有効か?

CQ111 陰圧閉鎖療法は膠原病性皮膚潰瘍の治療に有効か?

CQ112 高気圧酸素治療は膠原病性皮膚潰瘍の治療に有効か?

6章 慢性放射線潰瘍

1 診断・評価

CQ113 画像診断は有用か?

CQ114 生検は必要か?

2 保存的治療

CQ115 有効な保存的治療はあるか?

3 外科的治療

CQ116 デブリードマンは有効か?

CQ117 再建において皮弁術は植皮術と比較して有効か?

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書籍情報

  • ISBN:9784307257237
  • ページ数:345頁
  • 書籍発行日:2021年9月
  • 電子版発売日:2021年9月26日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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