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- Heart View 2018年6月号 Vol.22 No.6 アブレーションの常識・非常識 その治療,的確ですか?
商品情報
内容
2.心室期外収縮・心室頻拍:何をみるべきか?
3.発作性上室頻拍:電気生理学的な鑑別方法
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序文
企画にあたって
平尾見三
(東京医科歯科大学循環器内科教授)
循環器領域,なかでも不整脈に関する非薬物治療は長足の進歩を遂げてきた。頻脈性不整脈の基質・誘発因子を直接傷害するカテーテルアブレーション法は,1990年頃に導入され発作性上室頻拍,心房粗動,心室期外収縮,特発性心室頻拍などに高い根治率を示しわが国でも急速に普及した。1998年,それまで難渋していた心房細動アブレーション法は,肺静脈をめぐる新たな知見の発見を契機として大きく飛躍し,実施数は爆発的と言ってよいほど増加し,今やアブレーション総数8万件中の70%以上を占めるに至った。
約30年の歴史を有するカテーテルアブレーションは経験の積み重ね・新規知見の蓄積・mapping や,アブレーション関連の新しい器機の開発などによってその方法も徐々に変遷を遂げてきている。この特集号では,30年間培われてきたが,最近の最新知見と新器機導入により変遷を遂げてきているアブレーションの最適・最新な方法を,その領域のspecialist にあらためて紹介・解説をしてもらう。その中に,従来は正しかった“常識”がいまや古臭くなって“非常識”な方法・考えとなり得る状況や,あるいは全く新規な方法を導入することのmerit がそれぞれの項目で述べられている。
近年進歩が著しいのは,頻脈の発生の場(基質)の評価法としての画像診断法(MRI 画像)の進歩であり,また,頻脈中の興奮伝播プロセスをより精緻に解析する方法(高密度マッピング法)である。一方,アブレーション症例数の増加に伴い問題となったことは,放射線被曝である。実施される患者,また長時間・多数症例のアブレーションを実施する医師・スタッフには被爆量を可能な限り低下させる新システムについて解説がなされる。発作性上室頻拍では正確な診断が的確なアブレーションに不可欠であるが,従来法に加えて新たに採用すべき診断法・診断プロセス,および新しい頻拍回路を有する頻拍の概要が述べられている。また,ATP 感受性心房頻拍頻拍では新しいペーシング法によって頻拍回路を推定し,それに基づいてより有効で安全性の高いアブレーション法が解説されている。心房細動の項目では発作型に対するcryoballoon を用いた肺静脈化隔離術(oneshot バルーン・アブレーション)の実際,持続型症例の不整脈発生,持続機序についての新概念とそれに基づいたアブレーション法が紹介されている。心室期外収縮,頻拍については実際的なアブレーション標的特定法,また深部標的に対する対処法などが解説されている。世界でも今や標準治療になりつつあるBrugada 症候群のアブレーションについては方法・限界が解説されている。
本特集号はいずれの項目も,expert が最新情報をもとに解説しており,頻脈アブレーション治療の第一線で奮闘する医師・スタッフに必ずや役立つものとして確信しています。御一読いただければ幸いです。
目次
特集:アブレーションの常識・非常識 その治療,的確ですか? 企画・構成/平尾見三
診る
1.心房粗細動:何を診るべきか? 山根禎一
2.心室期外収縮・心室頻拍:何をみるべきか? 蜂谷 仁
識る
3.発作性上室頻拍:電気生理学的な鑑別方法 丸山光紀
4.心房細動のメカニズムの最新見解 廣田 慧, 土谷 健
5.心臓MRI検査:診断と治療にどう活用するか? 佐々木 毅
6.カテーテルアブレーションにおけるhigh density 3Dマッピングの意義 田中泰章
7.カテーテルアブレーションにおける放射線被ばく低減について 合屋雅彦
治す
8.心房細動に対するクライオアブレーション治療:現状と今後 中村玲奈,沖重 薫
9.難治性心室頻拍に対するアブレーションについて 前田真吾,合屋雅彦
10.Brugada症候群に対するカテーテルアブレーションの有用性 因田恭也
11.[Expertise]ATP感受性心房頻拍の頻拍回路に基づく新しいアブレーション方法 山部浩茂
12.[Expertise]房室結節リエントリー性頻拍の新分類に基づいたアブレーション 金古善明
連載
・【責任冠動脈を追え!PCIエキスパートになるための25カ条】
第5条:アプローチ部位とガイドカテーテル選択:バックアップを考察すべし 小松宏貴,朴沢英成
・【魅せる!聴かせる!学会発表プレゼンテーション技法】
5.基本4色を決める 渡部欣忍
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書籍情報
- ISBN:9784008102206
- ページ数:100頁
- 書籍発行日:2018年5月
- 電子版発売日:2021年10月27日
- 判:A4変型
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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