流れがわかる!呼吸器診療の歩きかた

研修医のための呼吸器診療の新しいスタンダードマニュアル,ここに誕生!
呼吸器診療で押さえておくべき「流れ」が症候や疾患ごとにわかりやすいフローチャート形式になっているので、呼吸器診療の「流れ」を理解しやすい!飯塚病院呼吸器内科スタッフによって執筆された本書には、「飯塚イズム」のエッセンスが凝縮されている。本書を使いこなして、呼吸器診療を歩きこなそう!

さらに電子版では「今日の治療薬」へのリンク参照、メモ入力、ブックマーク登録など、電子書籍ならではの機能が満載。

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製品の特徴

電子版なので簡単持ち運び、簡単検索が可能

臨床現場で必要な基礎知識や最新情報をいつでも、どこでも、簡単に検索参照いただけます。

ポイント1:流れがわかる!

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呼吸器診療で押さえておくべき「流れ」がわかりやすいレイアウトで記述されているため、診察や治療で押さえておくべき「流れ」が一目でわかります!

ポイント2:ピクトグラムで学ぶ!

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治療の「流れ」は分かりやすいピクトグラムで表されているから、いつ何をすべきかが視覚的にわかります。

ポイント3:"飯塚イズム"で学ぶ!

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幅広い診療を行い、多くの研修医を受け入れてきた飯塚病院スタッフだからこそ書ける、呼吸器診療のポイントが多く盛り込まれています。「飯塚イズム」の真髄が盛り込まれたコラムは必読です!

全書籍を対象とした串刺し検索

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電子版では、本書籍だけでなく気になった点を全書籍を対象に串刺し検索をすることが可能です。 ※画面サンプルは他製品になります。

今日の治療薬へのリンク参照

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文中の薬剤名を選択することで「今日の治療薬」をリンク参照が可能です。電子版ならではの快適な機能を実現しました。 ※該当コンテンツ(今日の治療薬)がインストールされている必要があります。

PubMedへリンク参照

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文中の引用文献では、PubMed WEBサイトへのリンクを設定。原論文および関連文献へダイレクトにリンクします。

前後項目を一覧表示

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詳細画面では、現在参照している項目の前後50の項目をリストで確認できます。書籍と同様の一読性を実現しました。 ※メニューボタンの☆から「前後項目」を選択してください。

付箋・メモ、さらにカメラ機能

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書籍同様、付箋・メモで情報を追記、さらにはお手元のノートなどの画像を貼り付けることで、自分なりに成長させていただくことが可能です。※付箋・カメラ機能はiOS限定の機能となります。

Application製品 画面サンプル

※一部画面は他製品になります。

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序文

推薦の序

この度,臨床教育病院で名高い麻生飯塚病院の呼吸器内科から呼吸器診療のマニュアルが発刊されました.本書の特徴について述べてみます.

1人1 人の患者さんが何らかの自覚症状を訴えて病院を受診することから,最初の部では呼吸器疾患で代表的な主訴である呼吸困難・喀痰・胸痛などを取り上げて,どのような鑑別疾患を想起して問診を進めていくかを意識した聞くべき項目のリストを挙げている.また,すべての患者さんでチェックするバイタルサインの解釈も加味した解説があり,実践に直結する内容になっている.各項で循環器疾患などとの鑑別も想定した表をふんだんに挿入して現場の先生方の思考過程の助けになる構成になっている.さらにベッドサイドでの診察に即活かせるような視診・触診・打診などの五感を用いた身体所見の取り方も大変,丁寧に記載されており,医学生や研修医のみならず指導医レベルの先生方にも日常の回診で反映できる診察方法などが具体的にまとめられており幅広い層の先生方の参考になると思われる.

次の部では呼吸器内科の代表的なcommon disease である市中肺炎,気管支喘息,COPD などの解説がある.肺炎の項目では重症度分類も提示して外来管理,入院管理に分けながら特に入院診療で若い先生方が大変イメージしやすいようにイラストを組み込んでわれわれ医師とともにチームで働く看護師,薬剤師などにも理解できるような病棟での流れも読者に伝わってくる.閉塞性疾患に関しては世界的なガイドラインのポイントも提示し,治療管理の目標も明確に記載され,さらに吸入薬などの治療に関してより具体的に名前と治療の量なども示されており,実際の現場にすぐに応用できる内容である.その他にも間質性肺炎・膠原病などに関しても合併しやすい病態などを表にしながら,診療に携わる先生方に親近感が湧くような配慮をして頭の中が整理されるように各項目がまとめられているといえる.呼吸器疾患はアレルギー疾患から腫瘍,希少疾患まで内科の中でも随一といってもよい幅広いカテゴリーの疾患があるが本書では稀な疾患もしっかりと網羅して,担当の先生が苦手意識を持たずにこれらの疾患に遭遇してもどこに着目して診断・治療を進めていったらいいのかが明確に書かれており安心して読み進めて欲しい.

次に肺機能・胸部CT・気管支鏡などの呼吸器診療において診断過程の中で重要な役割を担う検査などについてなぜ,この検査が必要か,どのような疾患を考える時に検討するのかなどを念頭に置いて最初に解説がなされ,検査結果の解釈についても生理学的なことや得られた所見の解剖学的な裏付けも考慮された記載がされており,実臨床に関わるすべての先生方の頭にスムーズに入っていくことが予想される.

次の項目では研修医の先生や呼吸器内科医になりたての先生方の大事な業務となる介護保険の流れ,難病申請・身障書類などに関してその背景とより具体的な書き方のヒントを個別に項目を設けているのは他書に類を見ないことで,若い先生方にはとても親切でありがたい教科書になることは間違いない.そして,チーム医療を重視した看護師・薬剤師・栄養士・ソーシャルワーカーとの意思疎通の在り方や医師の立場から捉えたコメディカルとの連携の重要性と良好なコミュニケーションのコツまで書かれているのは,まさに現場での円滑な診療を構築するための痒いところに手が届く愛情のこもったマニュアルといえよう.

最後にコラムについて触れると学会発表の楽しみ方・論文作成の意義などを懇切丁寧に具体性と臨場感を持ってメッセージを読者に伝えようとする志が読みとれ,飯塚病院呼吸器内科スタッフ全員の教育意識の高さ・後輩へのアカデミックな愛情・医師の先輩としてのプロフェッショナリズムの伝導などが感じられる.

本書を呼吸器診療の教科書として手に取り,読み解いていくことで若き将来性豊かな先生方の実践力の養成,患者さんのみならず仕事のパートナーであるコメディカルとも豊かなコミュニケーションが自ずと身についていくと自信を持っておすすめします.

2019年4月
沖縄県立中部病院呼吸器内科
喜舎場 朝雄

序文

この本を手に取って頂き,ありがとうございます.

飯塚病院は,福岡県飯塚市にある1,000 床規模の病院で,“地区最後の砦”をモットーに救急医療・専門医療の両方を頑張っております.呼吸器内科の年間入院症例数は1,800 例に及び,感染症から悪性腫瘍,風邪から緩和まで,幅広く診療を行っています.

当科は過去20 年以上に亘って,途切れなく全国から多数の初期・後期研修医を受け入れてきました.そこで培われたノウハウを一度まとめてみたい,という思いから,今回このマニュアルを作成いたしました.なので,このマニュアルは呼吸器内科をローテートする初期研修医や専攻医,そして呼吸器内科の専門研修を始めたばかりの先生方を対象としています.「呼吸器診療の歩きかた」と名付けたのもそのためです.呼吸器内科で日常行われている診療内容はほぼ網羅していると思いますので,研修の”地図”として使っていただければ幸いです.また,ご批判がありましたら遠慮なくご指摘ください.さらにブラッシュアップしてまいります.また,本書が通常のマニュアル本と大きく異なる点は,“コラム”です.われわれが考えていること,当科の雰囲気などが伝われば嬉しいです.

この本の出版にあたり,これまで当科に関わっていただいた医師,いつも当科を支えてくださっているすべての職種の皆さん,そして私たちを育ててくださる患者さんに,感謝を申し上げます.最後に,南山堂の担当編集の方,特に小池亜美さんにはご迷惑をおかけし通しでした.その寛容さ・我慢強さと,的確かつ迅速な校正に深謝いたします.

2019年3月
飛野和則

目次

  • 第2部 疾患
    A 感染症
    1 市中肺炎
    2 嚥下性肺疾患(医療・介護関連肺炎)
    3 院内肺炎
    4 急性上気道炎/インフルエンザ
    5 気管支炎
    6 日和見感染症
    7 膿 胸
    8 真菌症 肺アスペルギルス症
    肺クリプトコッカス症
    9 肺結核
    10 非結核性抗酸菌症

    B 気道疾患
    1 気管支喘息
    2 COPD
    3 気管支拡張症
    C びまん性肺疾患
    1 特発性間質性肺炎
    2 膠原病・血管炎
    3 好酸球性肺炎
    4 過敏性肺炎
    5 サルコイドーシス
    6 リンパ増殖性疾患
    7 肺胞蛋白症
    8 薬剤性肺障害
    9 放射線肺炎
    D 腫瘍性
    1 肺 癌
    2 縦隔腫瘍
    3 悪性胸膜中皮腫
    4 良性肺腫瘍
    5 転移性肺腫瘍
    E 胸膜疾患
    1 気胸(自然気胸)
    2 縦隔気腫
    F 肺血管疾患
    1 肺血栓塞栓症
    2 肺高血圧症(第3群を中心に)
    3 肺動静脈瘻(肺動静脈奇形)
    G その他
    1 ARDS
    2 睡眠時無呼吸症候群
    3 急性心不全
    4 肺結核後遺症
    5 塵 肺
  • 第3部 診察・検査・処置・治療
    A 診察・検査
    1 診 察
    2 動脈血液ガス(結果の解釈)
    3 呼吸機能検査(スパイロメトリー)
    4 胸部X線
    5 CT
    6 肺エコー
    7 気管支鏡検査
    8 局所麻酔下胸腔鏡
    9 胸腔造影
    10 CT ガイド下生検
    11 エコーガイド下肺生検
    12 呼気NO 検査
    13 6 分間歩行検査
    14 摂食嚥下機能評価
    B 処 置
    1 中心静脈カテーテル(内頸静脈)
    2 胸腔ドレナージ
    3 胸膜癒着術
    4 挿 管
    C 治 療
    1 酸素療法
    2 人工呼吸器
    3 ネーザルハイフロー
    4 在宅酸素療法
    5 ステロイド
    6 免疫抑制剤
    7 リハビリテーション
    8 緩和ケア
    9 ワクチン
    10 禁 煙
  • 第4部 書類
    1 医療費助成対象疾病(指定難病)
    2 呼吸器機能障害
    3 呼吸器疾患における介護保険
    4 結 核
    5 その他届け出の必要な感染症
    6 塵 肺
  • ・ 略語一覧
    ・ 索 引
  • コラム
    ・ 誤嚥性肺炎の哲学
    ・ 各学会の特徴
    ・ 臨床研究の始め方
    ・ 学会発表のイロハ
    ・ 論文作成のイロハ
    ・ クリニカルパス
    ・ 外来のコツ
    ・ 患者さんへの説明書類のまとめ
    ・ 呼吸器内科でできる意思決定支援
    ・ 医療面談のポイント
    ・ 他職種とのかかわり
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