臨床に直結する血栓止血学 改訂3版(先行予約)

  • ページ数 : 722頁
  • 書籍発行日 : 2024年6月
  • 電子版発売日 : 2024年6月5日
  • ※ 6月21日 ダウンロード開始予定
¥10,780(税込)
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商品情報

内容

血栓止血学の最高の入門書かつ最強の実践書 待望の改訂3版
前版(2018年)からのアップデートや最新のホットトピックを完全網羅.血栓止血学を専門としない読者にもわかりやすく,すぐに役立つ知識を中心に解説した入門書の改訂3版。内容はボリュームアップしながらも,「ポイント」「ここがコンサルトされやすい!」「症例紹介」「ピットフォール」「お役立ち情報」の記載などにより,「臨床に直結」した内容をコンパクトに網羅しました.血液専門医はもちろん,一般臨床医,他科専門医,研修医,臨床検査技師,薬剤師,医学生,保健学科学生の方々にも役立つ一冊です.

序文

改訂3版の序

「臨床に直結する血栓止血学」は,2013年に初版,2018年に第2版が発刊され,多くの皆様に愛用されてきました.この場を借りて厚く御礼申し上げます.ありがとうございます.さらに6年が経過して,この間に血栓止血の臨床に関連した新しい知見が続々と登場しました.

例えば,指定難病に新しく追加された自己免疫性後天性凝固因子欠乏症(後天性血友病を含む)の病態・診断・治療,そして血友病,von Willebrand病,ITP,TTPなどに対する新しい治療の考え方や新薬の登場が挙げられます.新型コロナウイルス感染症(COVID−19)やコロナワクチンに伴う血栓止血異常は,社会的にも大きな話題になりました.また同じ項目名であったとしても,各領域においてこの6年間で多数の新知見が得られています.

これらを網羅すべく改訂3版が世に出ることになりました.これも趣旨をご理解いただき,執筆の労をとっていただいたご専門の先生方のおかげです.心から感謝申し上げます.ありがとうございます.多くの内容を充実させた分,改訂2版から削除せざるを得なかった玉稿も多数あります.既に第2版をお持ちの皆様は,第3版を求められた後にも第2版を続けてお持ちいただけると,将来お役に立つと思います.

本書は,初版からのポリシーである「臨床に直結する」を意識した構成になっています.一方,YouTube動画が溢れている現在,動画による血栓止血学の配信も行いたいと思っていました.2024年2月から,以下のチャンネルで配信を行っています.興味を持っていただけそうであれば,本書と合わせてよろしくお願いします(チャンネル登録をお願いします).

・YouTube動画「血栓止血のお役立ち情報」

(YouTube検索で単に「血栓止血」と入力して検索しても到達できます)

本書が,多くの皆様の臨床,研究,教育の一助となりますことを祈念しています.


令和6年5月吉日

金沢大学附属病院 病院臨床教授
朝倉英策
(血栓止血外来担当)

目次

1章 総論

1 止血の生理と血栓の病態 〈朝倉英策〉

2章 血栓止血関連検査

1 凝固検査検体取扱いに関するコンセンサス 〈家子正裕〉

2 血栓性素因の検査の進め方 〈森下英理子〉

3 出血性素因の検査の進め方 〈森下英理子〉

4 プロトロンビン時間(PT),PT-INR 〈朝倉英策〉

5 活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT) 〈朝倉英策〉

6 凝固波形解析(CWA) 〈松本智子〉

7 クロスミキシングテスト(CMT) 〈家子正裕〉

8 ループスアンチコアグラント(LA) 〈家子正裕〉

9 第VIII因子(8)インヒビター,第IX因子(9)インヒビターの検査法 〈野上恵嗣〉

10 第XIII(13)因子インヒビターの検査法 〈惣宇利正善〉

11 第V因子インヒビター 〈門平靖子 朝倉英策〉

12 トロンボテスト(TT),ヘパプラスチンテスト(HPT),PIVKA-II〈朝倉英策〉

13 フィブリノゲン 〈窓岩清治〉

14 FDP/D-ダイマー 〈窓岩清治〉

15 FDPとD-ダイマーの乖離現象 〈山田真也 朝倉英策〉

16 アンチトロンビン,プロテインC,プロテインS 〈森下英理子〉

16-1.アンチトロンビン(AT)

16-2.プロテインC(PC)

16-3.プロテインS(PS)

17 DOACのAT・PC・PS測定への影響 〈森下英理子 長屋聡美〉

18 先天性AT・PC・PS欠乏症の遺伝子検査 〈長屋聡美 森下英理子〉

19 PS K196E(PS Tokushima)変異の検査 〈丸山慶子 小亀浩市〉

20 TAT,F1+2 〈朝倉英策〉

21 SF/FMC 〈古賀 震〉

22 PIC,プラスミノゲン,α2PI,PAI,t-PA・PAI-1複合体 〈朝倉英策〉

23 敗血症とプロカルシトニン,プレセプシン 〈石倉宏恭〉

23-1.プロカルシトニン

23-2.プレセプシン(可溶性CD14 subtype)

24 血液凝固因子 〈高木 明〉

25 合成基質法による凝固因子活性測定 〈備後真登〉

26 血小板数 〈冨山佳昭〉

27 血小板とMPV,PDW 〈朝倉英策〉

28 出血時間,血小板凝集能 〈井上克枝〉

28-1.出血時間

28-2.血小板凝集能

29 幼若血小板比率(IPF) 〈高見昭良〉

30 VWF抗原,VWF活性,VWFマルチマー構造解析 〈岡本修一〉

31 ADAMTS13活性,抗ADAMTS13抗体 〈松本雅則〉

32 HIT抗体 〈安本篤史〉

33 トロンボモジュリン(TM) 〈朝倉英策〉

34 抗カルジオリピン抗体,抗カルジオリピン-β2GPI複合体抗体,抗β2GPI抗体 〈野島順三〉

35 抗リン脂質抗体パネル検査 〈野島順三〉

36 新しい抗リン脂質抗体検査 〈中村浩之 渥美達也〉

37 Lp(a),ホモシステイン 〈森下英理子〉

38 術前止血スクリーニング検査 〈朝倉英策〉

3章 出血性疾患

1 免疫性血小板減少症(ITP) 〈宮川義隆〉

2 妊娠時のITP管理 〈冨山佳昭〉

3 血友病 〈天野景裕〉

4 血友病保因者と女性血友病 〈西田恭治〉

5 血友病に対する整形外科的治療 〈竹谷英之〉

6 血友病の遺伝子治療 〈大森 司〉

7 稀な先天性凝固因子欠乏/異常症 〈森下英理子〉

8 先天性第X因子欠乏症の臨床と遺伝子検査 〈長屋聡美 森下英理子〉

9 von Willebrand病 〈岡本修一〉

10 先天性血液凝固因子欠乏症の妊娠管理 〈佐道俊幸〉

11 自己免疫性後天性凝固因子欠乏症(凝固因子インヒビター) 〈総論〉  〈橋口照人〉

12 自己免疫性後天性凝固第II(2)因子欠乏症 〈家子正裕〉

13 自己免疫性後天性凝固第V(5)因子欠乏症 〈和田英夫 玉木茂久〉

14 後天性血友病A 〈小川孔幸〉

15 自己免疫性後天性凝固第X (10) 因子欠乏症 〈荒幡昌久 朝倉英策〉

16 自己免疫性後天性凝固第XIII (13) 因子欠乏症 〈惣宇利正善 小川孔幸〉

17 自己免疫性後天性von Willebrand病 〈山口宗一 橋口照人〉

18 循環器疾患に伴う後天性von Willebrand症候群 〈堀内久徳〉

19 ビタミンK欠乏症 〈松本剛史〉

20 先天性血小板機能異常症 〈金子 誠〉

21 先天性巨大血小板性血小板減少症 〈國島伸治〉

22 後天性血小板機能異常症 〈冨樫朋貴 大森 司〉

23 IgA血管炎(Henoch-Schönlein紫斑病,アレルギー性紫斑病) 〈野村昌作〉

24 単純性紫斑病,老人性紫斑病 〈野村昌作〉

24-1.単純性紫斑病

24-2.老人性紫斑病

25 遺伝性出血性末梢血管拡張症(オスラー病) 〈塩谷隆信〉

26 アミロイドーシス 〈森下英理子〉

27 α2-AP低下と出血 〈内場光浩〉

28 皮膚科領域における出血性病態 〈佐藤伸一〉

4章 血小板数低下を伴う血栓性疾患

1 播種性血管内凝固(DIC) 〈朝倉英策〉

2 日本血栓止血学会DIC診断基準2017年版 〈朝倉英策〉

3 がん(固形がん)とDIC 〈関 義信〉

4 造血器悪性腫瘍とDIC 〈川杉和夫〉

5 急性前骨髄球性白血病とDIC 〈池添隆之〉

6 敗血症とDIC 〈和田英夫 松本剛史〉

7 PAMPs/DAMPsとDICの臨床 〈伊藤隆史〉

8 外傷とDIC 〈早川峰司〉

9 急性膵炎とDIC 〈真弓俊彦 大須賀章倫〉

10 腹部大動脈瘤・解離性大動脈瘤とDIC 〈林 朋恵〉

11 肝疾患とDIC 〈内山俊正〉

12 熱中症とDIC 〈早川峰司〉

13 外科領域のDIC 〈岡本好司〉

14 小児科領域のDIC 〈長江千愛〉

15 産科領域のDIC 〈川崎 薫〉

16 血栓性血小板減少性紫斑病(TTP) 〈松本雅則〉

17 溶血性尿毒症症候群(HUS)・非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)  〈松本雅則〉

18 HELLP症候群 〈川崎 薫〉

19 ヘパリン起因性血小板減少症(HIT) 〈安本篤史〉

20 造血幹細胞移植後の血栓性病態 〈池添隆之〉

5章 血栓性疾患

1 先天性アンチトロンビン(AT)・プロテインC(PC)プロテインS(PS)欠乏症 〈森下英理子〉

2 アンチトロンビンレジスタンス(ATR) 〈小嶋哲人〉

3 先天性AT・PC・PS欠乏症の妊娠管理 〈安達知子〉

4 抗リン脂質抗体症候群(APS) 〈家子正裕〉

5 APSの妊娠管理 〈林 朋恵〉

6 深部静脈血栓症・肺血栓塞栓症 〈山田典一〉

7 周術期静脈血栓塞栓症の予防と治療 〈池田正孝 宋 智亨〉

8 末梢動脈疾患(PAD) 〈孟 真〉

9 動脈硬化性冠動脈疾患における抗血栓療法 〈梶波康二 中川智弘〉

10 脂質異常と血栓症 〈小林淳二〉

11 発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)における血栓症と抗補体治療   〈西村純一 杉原清香〉

12 骨髄増殖性腫瘍(PV,ET)と血栓症 〈朝倉英策〉

13 多発性骨髄腫と血栓症 〈成田朋子 飯田真介〉

14 がん関連血栓症の特徴 〈向井幹夫〉

15 皮膚科領域における血栓性病態 〈佐藤伸一〉

16 女性ホルモン剤と血栓症 〈三好剛一 根木玲子〉

6章 抗血栓療法

1 抗血小板療法 〈山崎昌子〉

2 ワルファリン 〈小嶋哲人〉

3 ワルファリンの中和:各種治療法の比較 〈矢坂正弘 吉田真一郎 風川 清〉

4 ワルファリンの中和:プロトロンビン複合体製剤(ケイセントラⓇ)   〈久志本 成樹〉

5 直接経口抗凝固薬(DOAC) 〈朝倉英策〉

6 DOACのモニタリング 〈家子正裕〉

7 非弁膜症性心房細動に対するDOAC治療 〈矢坂正弘 丸山康誠 風川 清〉

8 静脈血栓塞栓症に対するDOAC治療〜悪性腫瘍例を中心に〜 〈朝倉英策〉

9 作用機序からみたDOACとワルファリンの使い分け 〈山田真也 朝倉英策〉

10 DOACの中和薬 〈朝倉英策〉

11 へパリン類,アルガトロバン 〈朝倉英策〉

12 血栓溶解療法 〈鈴木優子 浦野哲盟〉

13 抗血栓薬の薬学的観点からの管理 〈菅 幸生〉

14 抗血栓療法時の出血に対する基本的考え方 〈朝倉英策〉

7章 血液製剤・抗体製剤・止血剤

1 濃厚血小板 〈高見昭良〉

2 新鮮凍結血漿 〈高見昭良〉

3 凝固因子製剤(第VIII因子,第IX因子,第XIII因子) 〈日笠 聡〉

4 半減期延長凝固因子製剤(第VIII因子,第IX因子) 〈藤井輝久〉

5 乾燥濃縮人血液凝固第VIII因子(コンファクトⓇ)とVWD 〈野上恵嗣〉

6 ボニコグアルファ(ボンベンディⓇ)とVWD 〈長尾 梓〉

7 フィブリノゲン製剤 〈山本晃士〉

8 遺伝子組換え活性型第VII因子製剤(rFVIIa) 〈山口知子 長尾 梓〉

9 活性型プロトロンビン複合体製剤(ファイバⓇ) 〈松本剛史〉

10 血液凝固第X因子加活性化第VII因子(バイクロットⓇ) 〈備後真登〉

11 エミシズマブ(ヘムライブラⓇ) 〈嶋 緑倫〉

12 慢性ITPに対するホスタマチニブ 〈宮川義隆〉

13 リツキシマブ(リツキサンⓇ)とTTP 〈齋藤健貴 松本雅則〉

14 カプラシズマブ(カブリビⓇ)とTTP 〈酒井和哉 松本雅則〉

15 エクリズマブ,ラブリズマブとaHUS 〈安積秀一 松本雅則〉

16 アンチトロンビン製剤 〈射場敏明〉

17 遺伝子組換えトロンボモジュリン製剤 〈池添隆之〉

18 デスモプレシン酢酸塩水和物(DDAVP) 〈日笠 聡〉

19 トラネキサム酸(トランサミンⓇ) 〈朝倉英策〉

8章 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と血栓止血異常

1 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の血栓性病態 〈森下英理子〉

2 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と凝固線溶異常 〈石倉宏恭〉

3 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と血栓症,DIC 〈朝倉英策〉

4 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する抗血栓療法   〈射場敏明〉

5 コロナワクチンとワクチン起因性免疫性血栓性血小板減少症(VITT)   〈安本篤史〉

6 VITTにおける凝固線溶検査の特徴 〈山田真也 朝倉英策〉

7 コロナワクチンとITP 〈加藤 恒〉


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書籍情報

  • ISBN:9784498225466
  • ページ数:722頁
  • 書籍発行日:2024年6月
  • 電子版発売日:2024年6月5日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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