- m3.com 電子書籍
- ICUとCCU 2025年3月号(Vol.49 No.3)【特集】集中治療における血管疾患・合併症の管理
商品情報
内容
B型大動脈解離の急性期管理と治療方針/急性静脈血栓塞栓症/急性動脈閉塞と集中治療における管理 ほか
序文
特集にあたって
冠動脈疾患をはじめとする血管病は,高齢化の進行に伴って増加している。急性血管病の多くは集中治療を要し,また,周術期や集中治療管理中に血管病を併発する,あるいは血管合併症を生じることが少なくないことから,血管疾患および血管合併症についてupdate することはICU/CCUに携わるものにとって意義が高いと考え企画した。
まず関西電力病院の東長輝先生にB 型大動脈解離の急性期管理と治療方針について解説いただいた。合併症の有無による急性期治療方針,急性期合併症を予測しながらの管理法,また,亜急性期の課題,とくに先制治療としてのTEVAR について詳しく説明いただいた。次に,急性肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症に関して,聖マリアンナ医科大学の田邉康宏先生に急性期の治療方針について解説いただき,今後わが国に導入が検討されている新規のカテーテルデバイスについても概説していただいた。東京ベイ・浦安市川医療センターの仲間達也先生には急性下肢動脈閉塞に関して,疫学から機械的血栓吸引デバイスを含めた最新治療まで,さらには近年使用頻度が増えている循環補助デバイスによる医原性動脈合併症の予防と対策について解説いただいた。
後半では,日本医科大学付属病院高度救命救急センターの重田健太先生に急性腸間膜虚血症に関して,疫学からopen abdomen management を含めた治療まで詳述いただいた。非閉塞性腸間膜虚血は極めて致死率の高いICU 内合併症であり,予防,早期発見・治療介入の重要性が述べられている。また,補助循環デバイス使用下で急性腸管膜虚血の発症リスクが高まるとされる近年の研究報告についても概説いただいた。
周術期管理をテーマとして,脳卒中と心筋梗塞/傷害にフォーカスをあてた。杏林大学医学部付属病院脳卒中センターの山道惇先生には周術期脳卒中のリスク評価,高リスク例の留意点について,実際の症例を交えながら解説いただいた。周術期心筋梗塞/傷害は近年注目されており,東京医科大学病院循環器内科の中野宏己先生に概念から病態,リスク評価,診断・治療等の知見について詳述いただいた。術前リスク評価,心筋トロポニンによる心筋傷害の覚知,覚知後の早期介入が重要であると述べられている。
本特集が今後の診療の一助となれば光栄である。最後にご多忙のところ素晴らしい解説論文をご執筆賜りました先生方に心からお礼申し上げます。
山本 剛
目次
特集 集中治療における血管疾患・合併症の管理
特集にあたって
山本 剛
B型大動脈解離の急性期管理と治療方針
東 長輝・加地修一郎
急性静脈血栓塞栓症
田邉 康宏
急性動脈閉塞と集中治療における管理
仲間 達也
急性腸間膜虚血症
重田 健太・岡田 一郎・金 史英・中江 竜太
横堀 將司
周術期脳卒中の治療,管理,留意点
山道 惇・平野 照之
周術期心筋梗塞/傷害
中野 宏己
便利機能
- 対応
- 一部対応
- 未対応
- 全文・
串刺検索 - 目次・
索引リンク - PCブラウザ閲覧
- メモ・付箋
- PubMed
リンク - 動画再生
- 音声再生
- 今日の治療薬リンク
- イヤーノートリンク
- 南山堂医学
大辞典
リンク
- 対応
- 一部対応
- 未対応
対応機種
iOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:8.0MB以上(インストール時:17.5MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:31.9MB以上
AndroidOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:8.0MB以上(インストール時:17.5MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:31.9MB以上
- コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
- コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
- Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
- Androidロゴは Google LLC の商標です。
書籍情報
- ISBN:9784865176315
- ページ数:54頁
- 書籍発行日:2025年3月
- 電子版発売日:2025年3月19日
- 判:A4判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
お客様の声
まだ投稿されていません
特記事項
※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。
※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍アプリが必要です。
※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。