- m3.com 電子書籍
- 美しく仕上げる 乳癌手術・乳房再建術のコツ
商品情報
内容
乳癌手術,乳房再建術はここまで安全に,美しくできる!乳房部分切除術から乳房全切除術+再建術まで含む最新の乳房オンコプラスティックサージャリー手技(腫瘍の根治性と残存する乳房の整容性を両立させる手技)について,第一線で活躍する名医たちがtipsを惜しげもなく披露!若手の乳腺外科医,乳癌手術を手がける形成外科医・一般外科医が一通りの手技を頭に入れるのにはもちろん,ベテランの医師にとっても,また乳癌患者にとっても選択肢を広げる珠玉の一冊.
序文
序文
本書は「整容性を高める(美しく仕上げる)」乳癌手術,乳房温存での再建,乳房全切除術とその再建までを若手医師からベテランまで幅広い読者に理解してもらうべく企画されました.乳房全切除術後の乳房再建は選択肢が広がり,乳房温存療法における様々な整容性向上の工夫も報告されています.乳癌手術において腫瘍の根治性と残存する乳房の整容性を両立させる乳房オンコプラスティックサージャリー oncoplastic breast surgery(OPBS)という言葉もこの10年程度で一般化しました.ここでいうOPBSとは,通常の乳房部分切除術から乳房全切除術+再建術までを含む極めて広い概念です.多様化する乳癌治療の中でも手術は治療の重要な基盤のひとつであり続けています.適切な手術による根治性と整容性の維持・向上は,患者さんの予後とQOLの維持に極めて大きな影響を及ぼすことは論を俟ちません.現代の乳癌手術はOPBSのめざましい発展により,多種多様な乳房部分切除術ならびに再建術が実地臨床で行われるようになりました.本書は様々な乳癌患者さんの要望に応えるべく,乳房部分切除術から乳房全切除術+再建術に至る多様な術式を,包括的かつ最新の情報をもとに提供することを目指しており,多くの若手の乳腺外科医や乳癌手術を行う一般外科医から形成外科医まで,幅広い読者層に実臨床に沿った有益な情報を提供することができると考えております.
各論の術式においては,適応,IC内容,術後管理,特徴的合併症を記載するようにし,図やシェーマを多用し,細かな点までノウハウを伝えるように工夫しています.本書をお役立ていただければ幸いです.
最後にtipsを惜しげもなく披露いただいた執筆者の方々,そして粘り強く企画から編集までお付き合いいただいた文光堂の皆様に心より感謝いたします.
森 弘樹・座波 久光
目次
Ⅰ.総論
1.乳房再建術の歴史
2.乳癌手術の歴史
3.乳房再建術の時期と適応
4.乳房温存療法の歴史と乳房温存オンコプラスティックサージャリー
5.写真撮影・画像評価の基本
6.患者報告アウトカム
Ⅱ.手術編 乳房温存療法
1.乳房温存オンコプラスティックサージャリー
A.volume displacement
[1]round block technique
[2]lateral mammoplasty
[3]rotation mammoplasty
[4]V-mammoplasty,V-rotation mammoplasty
[5]therapeutic mammoplasty
[6]Grisotti’s flap
B.volume replacement
[1]lateral tissue flap
[2]lateral advancement flap
[3]thoracodorsal adipofascial cutaneous flap
[4]inframammary adipofascial flap
[5]abdominal advancement flap
[6]LD flap
[7]chest wall perforator flap
2. その他の乳房温存療法
[1]suture scaffold technique
[2]non surgical ablation:RFA
Ⅲ.手術編 乳頭温存乳房全切除術(NSM)
[1]NSM
[2]endoscopic NSM
[3]robotic NSM
Ⅳ.手術編 再建方法
1.人工物
[1]expander-implant
Column implantの使い分け
Column 無細胞真皮マトリックス代替材料
[2]direct implant
2. 皮弁
[1]pedicled TRAM flap
[2]DIEP flap
[3]innervated DIEP flap
[4]SIEA flap
[5]SGAP/IGAP flap
[6]PAP flap
[7]LAP flap
[8]LD flap
3.脂肪注入
[1]脂肪注入・ASC付加脂肪注入
4. ハイブリッド法
[1]LD flap+implant
[2]flap+脂肪注入
[3]implant+脂肪注入
Ⅴ.手術編 健側乳房修正・タッチアップ
[1]健側乳房修正
[2]乳頭乳輪再建
[3]medical tattoo
[4]エピテーゼ
Ⅵ.術後・合併症・補助療法の管理
1.術後のリハビリテーション
2.術後の下着
3.術後のリンパ浮腫への対応
4.放射線療法・薬物療法・喫煙症例への対応
美しく仕上げるための形成外科techniques
○乳癌手術を美しく仕上げるために必要な形成外科マインド
○形成外科的器具
○形成外科的テクニック①縫合
○形成外科的テクニック②脱上皮化
索引
便利機能
- 対応
- 一部対応
- 未対応
- 全文・
串刺検索 - 目次・
索引リンク - PCブラウザ閲覧
- メモ・付箋
- PubMed
リンク - 動画再生
- 音声再生
- 今日の治療薬リンク
- イヤーノートリンク
- 南山堂医学
大辞典
リンク
- 対応
- 一部対応
- 未対応
対応機種
iOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:60.1MB以上(インストール時:127.5MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:240.3MB以上
AndroidOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:60.1MB以上(インストール時:127.5MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:240.3MB以上
- コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
- コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
- Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
- Androidロゴは Google LLC の商標です。
書籍情報
- ISBN:9784830623486
- ページ数:248頁
- 書籍発行日:2025年3月
- 電子版発売日:2025年4月2日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
お客様の声
まだ投稿されていません
特記事項
※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。
※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍アプリが必要です。
※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。