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モダンフィジシャン39-12 ざっくり学ぶ身近な発達障害(症)

宇野 彰 (企画編集)

新興医学出版社

  • ISBN : 9784001003912
  • ページ数 : 200頁
  • 書籍発行日 : 2019年12月
  • 電子版発売日 : 2019年11月29日
  • 判 : B5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
販売価格 (ダウンロード販売)
¥2,750 (税込)
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商品情報

発達障害(症)の概念・診断は変化している。

本号では発達障害(症)の生物学的背景から最新治療までを網羅。ADHDとASDへの臨床介入ポイントADHDの新薬物療法は必読。

■ 序文

巻頭言

2001 年3 月に「高次神経機能障害の臨床実践入門―小児から老人,診断からリハビリテーション,福祉まで―」という題名で「モダンフィジシャン」の特集号を編集させていただいたことがあります.当時の高次神経機能障害は現在の高次脳機能障害という用語に相当します.そのなかで,学習障害を取り上げ,高次脳機能障害の1つとして分類したところ,著名な小児科の教授が,高く評価してくださったことを思い出しました.名前を存じ上げているだけの面識のない先生からの評価でしたので,大変うれしく感じたことを覚えています.

高次脳機能障害という枠組みで考えると,特異的学習障害(症)だけでなく自閉スペクトラム症やADHD も,後天性の大脳損傷で生じる症状と類似した症状を呈しています.しかし,今回特集された原稿に目を通してみて,発達障害にみられるこれほどの複雑さは,後天性の高次脳機能障害には認められないのではないかと考えを改めております.発達期の経験が,生来の本人に備わった特性とあいまって,複雑な症状として出現しているのではないかと思われます.

自閉スペクトラム症は無論のこと,ほかの発達障害も個性の段階から逸脱する状態までは連続的でスペクトラムという表現が当てはまるような気がします.しかし,どうしてもその範疇では理解できない,もしくは典型的な(という表現がもしあれば)発達障害の理解だけでは把握できない子どもたちや大人たちを理解するために本書はお役に立てるのではないかと思います.時間が限られている忙しい方々にも,オムニバス風の見開きで「ざっくり」と学んでいただけますと幸いです.

本稿では,DSM‒5 やICD‒11 の翻訳に合わせて,「障害」と「症」を併記させていただきました.現段階ではまだ双方が使用されているのが現状と思われたからです.ご理解のほど,よろしくお願い申し上げます.

出版にあたり,仙台にある柳生吉田こどもクリニック院長の吉田眞先生には,企画の段階から相談にのっていただきました.ありがとうございました.そして,発刊にあたり新興医学出版社の林峰子社長には編集者として大変おせわになりました.こころより感謝申し上げます.


宇野 彰
筑波大学人間係

■ 目次

《ざっくり教えて 発達障害(症)を理解するためのポイント》

1.発達障害(神経発達症)とは

2.発達障害の生物学的背景

3.発達障害と精神障害の併存

4.不登校と発達障害(神経発達症群)

5.発達障害と心的外傷

6.発達障害とペアレントトレーニング

7.発達障害と認知行動療法

8.(心的外傷のある)発達障害とEMDR

《ざっくり教えて 自閉スペクトラム症のポイント》

1.自閉スペクトラム症の神経生物学的背景

2.自閉スペクトラム症とは

3.自閉スペクトラム症への臨床介入について

4.自閉スペクトラム症のトレーニング

《ざっくり教えて ADHDのポイント》

1.ADHDの生物学的背景

2.ADHDの定義,診断,そしてライフステージ

3.ADHDの薬物療法

4.ADHDのトレーニング

《ざっくり教えて 特異的学習症のポイント》

1.特異的学習症―発達性読み書き障害の生物学的背景

企画・編集:宇野 彰 ざっくり学ぶ! 身近な発達障害(症)

《ざっくり教えて 発達性協調運動障害のポイント》

発達性協調運動障害(DCD)とは

《ざっくり教えて コミュニケーション症のポイント》

特異的言語障害

《ざっくり知りたいトピックス》

1.ギャンブル依存症と脳154

2.ゲーム脳

3.虐待と脳

4.吃音の訓練―新しい流れ―

■私の処方■

低栄養高齢者への中鎖脂肪積極的使用

神経筋疾患患者の流涎対策

運動器慢性痛患者に対するセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)

■診療の秘訣■

収縮期心雑音

治らない嚥下障害への対応

失敗から学ぶ,疑うことの重要性

サルコペニアと摂食嚥下障害

■認知症の診断とともに患者さんに伝えたいこと■

暴力について相談されたときに伝えたい言葉

■実践! 在宅救急現場レポート■

日本の在宅救急医学会と「在宅と救急の1つの病院連携」について

日本の高齢者救急医療の現状と問題点

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