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- 関節外科 2021年12月号 Vol.40 No.12 大腿骨頭壊死症の基礎と臨床Up to date
商品情報
内容
特発性大腿骨頭壊死症の知っておくべき基本的病理像:特に骨頭圧潰の所見について
特発性大腿骨頭壊死症の疫学研究における最新情報
ほか
>関節外科バックナンバー
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序文
introduction
世界で初めて特発性大腿骨頭壊死症(osteonecrosis of the femoral head;ONFH)に関する報告がなされたのが1957 年頃とされています。以来,60 年余経過しました。近年の研究技術や画像診断の進歩により,数多くの基礎・臨床研究が行われ,本症に関する病態研究が格段に進みました。しかし,現時点ではっきりとしているのは,ONFH は大腿骨頭の一部が虚血により壊死に陥った状態,すなわち,「骨梗塞」である,ということです。そして残念ながら,その虚血に至る直接の原因はいまだわかっていません。
わが国では,昭和50 年(1975 年)に当時の厚生省がONFH を難病指定しました。それに合わせて,難病研究班も組織され,これまで46 年にわたりオールジャパンでの学際的研究が精力的に脈々と続けられてきました。現在もわが国のONFH に関する研究は世界中から大きな注目を浴びています。
全国疫学研究により多くの疫学的特性が明らかにされ,世界最大規模のゲノム研究により疾患感受性遺伝子も見出されました。診断基準や病型分類もわが国において作成され,本症と鑑別を要する疾患の1 つである大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折も提唱されました。さらに,治療においても転子間内反骨切り術や回転骨切り術などの関節温存術が開発されました。また,1996 年より人工物置換術に対する症例蓄積が継続されており,現在5,771 関節にも及ぶ膨大なデータが蓄積されています。そして,昨年に世界に先駆けて本症に対する診療ガイドラインも作成され,『Journal of Orthopaedic Science』において英文化もされています。
このように,ONFH に関する基礎研究および臨床研究は,世界においてわが国が最も進んでいるといっても過言ではありません。本特集では,主にここ5 年以内に得られた最新の研究成果を中心に,各分野の専門家に解説していただきました。
本特集により,わが国における特発性大腿骨頭壊死症に関する最前線の基礎および臨床研究成果が整理されるとともに,これらの最新情報を共有する場となれば幸いです。
福岡大学医学部整形外科学教室
山本卓明
目次
特集 大腿骨頭壊死症の基礎と臨床Up to date 企画・編集 山本卓明
introduction 山本卓明
特発性大腿骨頭壊死症の知っておくべき基本的病理像:特に骨頭圧潰の所見について 山口岳彦ほか
特発性大腿骨頭壊死症の疫学研究における最新情報 福島若葉
特発性大腿骨頭壊死症のゲノム研究:現状と今後の展望 末次弘征ほか
ステロイド関連骨壊死に対する病態研究の最新情報 植田修右ほか
特発性大腿骨頭壊死症の診断基準と鑑別診断 坂井孝司
大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折の特徴と治療方針 髙橋大介ほか
大腿骨転子間弯曲内反骨切り術の適応と臨床成績 関 泰輔
大腿骨頭回転骨切り術の最新知見 本村悟朗ほか
特発性大腿骨頭壊死症に対する人工物置換術の最新情報 小林千益ほか
先進医療による骨壊死発生予防の試み 本村悟朗ほか
診療ガイドラインの概要と特徴 安藤 渉ほか
原著論文
3Dプリンターを使用した上肢機能障害に対する装具・自助具の開発とデザイン例 高田秀夫
連載
先生,そのエビデンス教えてください!(第1回)「ファンクショナルリーチとは何ですか?」 高平尚伸
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書籍情報
- ISBN:9784008204012
- ページ数:100頁
- 書籍発行日:2021年11月
- 電子版発売日:2021年11月12日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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