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  • イメージで理解する 心エコー・ドプラ・循環力学

イメージで理解する 心エコー・ドプラ・循環力学

  • ISBN : 9784830619076
  • ページ数 : 252頁
  • 書籍発行日 : 2011年6月
  • 電子版発売日 : 2021年12月3日
  • 判 : B5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
販売価格 (ダウンロード販売)
¥5,500 (税込)
ポイント : 100 pt (2%)

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商品情報

合計150点超のイラストとエコー画像で,心エコー・ドプラ・循環力学がひと目で理解できる!

エコーを行う上で,流体力学や心力学の知識は必須でありながら非常に難しい.「きちんと学びたいけど,簡単に学びたい」と思われている方のために,本書は企画された.「イメージで理解する」をテーマに,合計150 点超のイラストとエコー画像を提示している.特に,エコー画像とCT画像を重ね合わせた第1 章は必見.心エコー・ドプラ・循環力学にもっと詳しくなりたい方必読の一冊である.

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
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■ 序文

まえがき

心エコー,ドプラ,循環力学について,著者らは長年にわたって討論を交わしてきたが,ここらで自分たちの書きたい内容の本を書いてみようということで意志一致した.

本の体裁は,1 ページ目から順を追って気まじめに読み進むような本ではなく,目次や索引で目に付いた項目のあるページをさっと開いて読み始めることができるようにしたいと考えた.そのためには,各項目の説明は,できるだけ1 ページで完結させ,各ページに画像や図を配置するようにした.あるページを読んだだけではもの足りないと感じる読者のために,クロスレファレンス(他所参照)をふんだんに用意し,さらなる説明があるページへサーフィングしていけるようにした.

超音波診断装置は,画像の連続性,リアルタイム性,機能解析において他の診断装置より勝っているが,2D 画像の解剖学的構造を理解するのが難しい点がある.そのため,欲しい画像を得るにはプローブをどの方向に向けたらよいか迷ってしまうことも多い.そこで新しい試みとして,近年目覚しく発展した3DCT 画像と超音波画像を合成して,理解が容易になるように工夫した.

全体の内容は,画像と現象の説明を先に配置して,心力学や流体力学といった項目は後ろに配置した.前の方のページを気楽にめくっていた読者が,サーフィンに乗って,最後のページまで飛んでいってくれれば,著者らの意図は達成されたことになる.

本書を,超音波にどっぷりつかった人たち以外の人たちにも読みやすくするために,姫路獨協大学医療保健学部理学療法学科の田中みどり講師に初校の段階から,原稿を読んでいただき,読みやすさについての貴重な助言をいただいた.ここに,感謝いたします.

文光堂の嵩恭子氏には,著者らの無謀とも言える計画を寛大に受け入れてくださったことに感謝いたします.また,文光堂の根本裕史氏には,筆が滞りがちな著者らを叱咤激励し,きちんと計画通りに出版を果たした根気と緻密な努力に感謝いたします.

著者らは,そう,とにかく出版にこぎつけました.著者らの意図が実現されたかどうか,読者の判断をお待ちします.


2011年5月

菅原 基晃
仁木 清美
大手 信之

■ 目次

第1章 超音波でみた血流

1.血流計測の位置

2.正常例でみられる血流

 1)大動脈血流

 2)肺動脈血流

 3)僧帽弁血流

 4)肺静脈血流

 5)総頸動脈血流

3.病的な症例でみられる血流

 1)逆流と狭窄

 2)大動脈弁逆流

 3)大動脈弁逆流におけるドプラ計測

 4)僧帽弁逆流

 5)三尖弁逆流

 6)大動脈弁狭窄

 7)僧帽弁狭窄

 8)動脈の狭窄

血流計測便利メモ

第2章 血流の構造

1.大動脈内の3次元的血流の構造

2.大動脈各部位における速度プロフィール

3.肺動脈内の3次元的血流速度分布

4.左室内の血流

5.頸動脈内の血流

 1)速度プロフィール

 2)頸動脈の3次元的形状

 3)流れの離

 4)2次流れ

第3章 圧較差と血流

1.左室−大動脈圧較差と大動脈血流および右室−肺動脈圧較差と肺動脈血流

2.左房−左室圧較差と僧帽弁血流

第4章 心臓と血管の相互作用

1.ウェーヴ・インテンシティー

2.ウェーヴ・インテンシティーの物理的性質から何がわかるか

3.ウェーヴ・インテンシティーの生理学的性質

4.従来の心収縮性の指標とウェーヴ・インテンシティーの第1のピークの高さ(W1)との関係

5.ウェーヴ・インテンシティーの超音波測定—頸動脈のウェーヴ・インテンシティー

6.頸動脈ウェーヴ・インテンシティーの性質

7.頸動脈ウェーヴ・インテンシティーの臨床測定

 1)拡張型心筋症

 2)肥大型心筋症

 3)僧帽弁逆流症

 4)高血圧症

8.ニトログリセリンの舌下投与

第5章 血流から評価する左室拡張機能

1.左室圧,左房圧と僧帽弁口血流速度波形

2.左室拡張障害の進行と僧帽弁口血流速度波形

3.拡張期心不全(左室駆出率の維持された心不全)の病態

4.拡張期心不全における僧帽弁口血流速度波形

5.僧帽弁口血流速度波形の生理的弛緩障害パターン,病的弛緩障害パターン

6.僧帽弁口血流速度Eと僧帽弁輪移動速度e’を利用した左室拡張機能の評価

7.E/e’による平均左房圧の推定

8.左室弛緩の規定因子

9.収縮後期大動脈駆出血流の慣性力

10.収縮後期大動脈駆出血流の慣性力と左室収縮機能

11.左室収縮機能と左室弛緩の連関

12.左室suctionと急速流入血流の左室内伝播速度Vp

13.suctionの可視化と病態生理的な意義

 コラム:左室の捩れと“ほどけ”(torsion & untwisting)

14.e’とVpの互換性

15.suctionと左室弛緩能にはどうして密な関係がないのか?

第6章 血流からみる加齢と動脈硬化

1.加齢による頸動脈スティッフネス・パラメータの変化

2.頸動脈直径の加齢による変化

3.若年者と高齢者の大動脈圧波形の違い

4.加齢による血圧波形の変化が心臓に及ぼす影響

 コラム:早期動脈硬化の指標—内膜中膜複合体厚とスティッフネス・パラメータ

5.高齢者の頸動脈血流

6.加齢による総頸動脈血流速度の変化

第7章 知っておきたい心力学

1.圧−容積関係に基づく収縮期の心力学—Emaxとは—

 コラム:心臓の収縮性

2.Emaxと駆出率

3.大動脈圧と駆出率

4.収縮期心室圧と心室壁の発生張力

5.フランク・スターリングの法則

6.静脈還流

7.運動負荷

8.ウィンドケッセル・モデル

 コラム:駆出率と拡張末期容積

9.実効動脈エラスタンス

 コラム:圧−容積関係に基づく心力学—拡張期

10.Emaxはなぜ心臓の大きさに依存するか?

第8章 知っておきたい局所心力学

1.応力の概念

2.単純応力

3.垂直応力と剪断応力

 コラム:変形性,弾性,塑性,硬さ,コンプライアンス

4.流体中の応力—圧力,粘性応力

5.垂直ひずみ

6.剪断ひずみ

7.変位とひずみ

8.ひずみ速度

 コラム:オイラーの方法とラグランジュの方法の混同

9.ひずみとひずみ速度の測定

10.心室壁内の剪断ひずみ

11.弾性率

12.血管の圧力—ひずみ弾性率とスティッフネス・パラメータ

 コラム:血管は収縮したら硬くなるか?

13.壁張力−面積関係

14.心室壁局所の奇異運動

15.規格化された局所仕事

16.面積ひずみ

17.面積ひずみと壁厚の逆数

18.スティッフネス定数—規格化されたEmax

 コラム:平均壁応力と応力集中

第9章 心エコードプラ法による左室全体および局所収縮機能の評価

1.心エコー図による左室駆出率の計測

 コラム:僧帽弁閉鎖不全における左室駆出率

2.左室駆出率とは

3.wall motion score indexで左室収縮機能を評価する

4.長軸方向の心筋移動速度とひずみ・ひずみ速度計測

 コラム:ひずみ・ひずみ速度の負荷依存性

5.ひずみを用いて左室“壁”の長軸方向収縮機能を評価する

6.左室における収縮期短軸方向の(陽性)ひずみ発生のメカニズム

7.局所心筋機能のひずみ解析が有用な場面(長軸方向)

8.局所心筋機能のひずみ・ひずみ速度解析が有用な場面(短軸方向)

第10章 知っておきたい流れの性質

1.層流と乱流

 1)定常流の層流と乱流

 2)非定常流の層流と乱流—大動脈内の乱流

2.入口領域

3.管の中の流れの速度分布

 コラム:スタート流れとストップ流れ

4.大動脈内の血流速度分布

5.動脈の曲がりが速度分布に与える影響

 1)曲がった管の入口領域の流れ

 2)曲がった管の中の2次流れ

6.狭窄による流れの離と圧力損失

 1)流れの離

 2)簡易ベルヌーイの式

 3)簡易ベルヌーイの式が成り立つ条件

 コラム:圧力損失の分類

7.自由乱流ジェット—逆流,短絡流,狭窄流の評価

8.カラードプラによるジェット流量の評価

9.吸い込み運動—PISA法による弁逆流の定量

10.循環器系の入口領域

第11章 流体力学の基礎

1.1次元流れ

2.連続の式

3.連続の式の臨床応用—弁口面積の推定

4.連続の式を用いる際の注意

5.運動方程式—オイラーの方程式

6.ラグランジュの方法とオイラーの方法

 コラム:オイラー的見方とラグランジュ的見方

 コラム:流れのマッピング—流線,粒子軌跡,ストリーク線

7.ベルヌーイの定理と静圧と総圧

8.加速度と圧力勾配

9.左室−大動脈圧較差と大動脈血流の加速・減速

 コラム:左室内の圧力勾配

 コラム:左室内血流のマッピング

10.拍動流の圧力損失の評価

11.運動量保存式

 コラム:運動量保存式の応用—心房の収縮力

 コラム:簡易ベルヌーイの式による圧力損失過大評価の修正

12.エネルギー流束

13.エネルギー保存則—心房の仕事率

 コラム:左室の心力学と右室の心力学の精度

第12章 波動

1.脈波速度

 コラム:脈波速度の式

2.心臓−動脈系の波動

 コラム:脈波速度の1点測定とSugawara and Nikiの式

3.脈波の非線形性

4.waterhammerの式

第13章 ウェーヴ・インテンシティーの理論と超音波測定法

1.前進波と後退波の性質

 コラム:ウェーヴ・インテンシティーの由来

2.ウェーヴ・インテンシティーの超音波測定

3.頸動脈のウェーヴ・インテンシティーと血圧および血流速度の関係

 コラム:心臓からの血流を止めるのは何か?

 コラム:頸動脈圧波形を求めるのに上腕動脈圧で較正してよいのか?

4.大動脈圧波形の形成

5.augmentation

6.頸動脈でみるaugmentation

 コラム:トノメトリー法と橈骨動脈でのaugmentation index

7.手首でのaugmentation

 コラム:ウェーヴ・インテンシティーの臨床応用の実際

8.ウェーヴ・インテンシティーの前進成分と後退成分への分解

 コラム:血管壁の解剖学的構造と超音波断層像

 コラム:エコートラッキングを行うべき点の位置

第14章 粘性

1.流体の粘性の概念

2.粘性係数の定義

3.粘性係数の単位

4.ハーゲン・ポアゼイユ流れ

5.血液粘性の非ニュートン性

6.無次元化とレイノルズ数

 コラム:レイノルズ数の物理的意味

7.抵抗係数とレイノルズ数

8.レイノルズ数の意味と抵抗法則

9.摩擦による圧力損失と形態による圧力損失の比較

 コラム:レイノルズ数の大きさ

 コラム:血液粘性と剪断応力

索引

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